この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

クライマックスシリーズを終えて。

2017-10-25 21:44:36 | スポーツ
 本来であれば今日は『シンデレラは眠れない 第二夜』をお送りするはずだったのですが、思うところあって、プロ野球のクライマックスシリーズについて書くことにしました。
 『シンデレラは眠れない 第二夜』を楽しみにしていた方、すみません。
 まぁそんな人、いないと思うけど!

 毎年、クライマックスシリーズが終了する時期にささやかれるのが【クライマックスシリーズ不要論】です。
>ペナントレースを勝ち抜き、優勝した球団同士が日本シリーズでぶつかっていた以前の体制にもどってほしい。
>俺はソフバンを応援する。4位と大差もない3位が日本一とか認めるわけにはいかない
>10ゲーム以上の差をつけての優勝はCSナシでいいと思う。選手は故障もあるし雨の中の試合も多くなる時期、これを機会に制度改善ですね。
 etc。
 これらの意見に全面的に賛成します。
 ただし、ペナントレース優勝チーム決定後のいわゆる消化試合に、ファンの方がそれまでと同様興味を持ち、贔屓のチームを応援するのであれば、という条件付きですが。
 まぁそれは土台無理な話でしょうけれど。

 クライマックスシリーズを最初に提案した人も、それがベストなやり方だと思って提案したわけではないでしょう。
 おそらく、優勝チーム決定後の消化試合は極端に観客動員数が減ってしまうため、それがどうにかならないかと思案した末に考えたのがクライマックスシリーズではないでしょうか。
 言ってみればクライマックスシリーズは観客動員数を少しでも増やすための苦肉の策ですよね(そしてそのことに成功している)。
 他人の考えた苦肉の策をこれといった代案も無しにただ気に喰わないからという理由だけで否定するもんじゃない、そう思います。
 逆に言えば他に観客動員数を減らさないための代案があるのであればクライマックスシリーズを否定してもよいと思いますが、そんな妙案、果たしてあるんですかね?

 それにしてもクライマックスシリーズを突破したDeNAの勝ち方は見事でした。
 正直第一試合が降雨コールドで広島の勝ちになったとき、あぁ、今年の日本シリーズはソフトバンクと広島のカードだな、と思いましたよ。その不明を恥じます。

 不明を恥じるといえば、今年のDeNAの監督にラミレスが就任するというニュースを耳にしたとき、今年もDeNAは最下位確定だな、そう予想しました。
 いくら人気者とはいえ、ろくにコーチの経験もない人間を監督として雇うとはDeNA首脳陣はまともに野球をやる気がないのだろう、そんなふうに思いました。
 それらも不明でしたね。
 ペナントレース中についてはよく知りませんが、少なくともクライマックスシリーズでのラミレス監督の采配は見事だったと思います。
 先制点を取られても決して試合を諦めず、選手を信頼し、最後まで戦い抜く。一見奇をてらった投手起用もよく考えられた策でした。

 しかしそのDeNAのクライマックスシリーズ突破にもケチをつけている野球ファンがいます。
 10ゲーム以上の差をつけて優勝したチームにはクライマックスシリーズでもう一勝アドバンテージを与えるべきだとか何とか。
 本当に見苦しい。その台詞を第一試合が降雨コールドになった直後口に出来たのか、って言いたいですよ。
 なぜ結果が気に入らないからといって最初の前提をひっくり返そうとするのか、自分には理解しがたいです。 
 単純にDeNAの勝ちっぷりが見事だった、そう褒め称えればいいだけじゃないですかね。

 今週末の土曜日からいよいよ日本シリーズが始まります。
 自分はソフトバンクホークスのファンですから、当然ホークスを応援します。
 しかしそれ以上に今年の日本シリーズで最高のプレー、最高の試合が観れたらいいなと思っています。
 今年のホークスとベイスターズであれば、それが出来るに違いない、そう信じています。
コメント (2)
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