乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

韓国~九州乗り継ぎ(7)フェリーみしま

2013-11-02 | 釜山→対馬→壱岐
(前回のつづきです。)
 壱岐(本島)に付属する有人島は4つあり、そのうちの1つ(若宮島)は自衛隊のみなので一般人が居住している島は3つ(原島・長島・大島)ということになります。この3つの島はまとめて渡良三島といい、壱岐の中心郷ノ浦と各島を結ぶ「フェリーみしま」が行き来の足です。
 このフェリーの船着場は各島と郷ノ浦のほか壱岐本島にもう1ヵ所(渡良浦)あります。3島までは行く時間がなかったのですが、渡良浦までは郷ノ浦からフェリーの他にバス路線もあって乗りやすいので往復してみることにしました。

 というわけで郷ノ浦の中心本町バス停から渡良行きの壱岐交通バスに乗ります。

 この路線は後半に狭隘区間があるので楽しめました。鳥居を避けて狭くなっている箇所がまたいい感じです。鉄道だったらこことかここのようにガントレットにでもしたい、と変なことを考えたりもします。

 終点のひとつ前の渡良バス停で降りました。


 渡良は商店も人も少なく静かな漁港です。渡良バス停前にはフェリーの旧桟橋があり、現行の新しい桟橋は集落のはずれ(バスの終点)に移転しています。




 バス停の時刻表を見るとだいぶ時代がついていました。ということは最近便数が減った様子がないというわけでこれは結構なことです。


 集落を見物してからフェリーに乗ろうとひとつ手前で降りたのですが、雨が強くなってきたので早足で新しい桟橋の待合所に向かいます。 


 終点のバス停名はそのままの「三島フェリー待合所」です。新しい待合所で雨の音を聞きながらフェリーを待ちます。


 三島から来てこれから郷ノ浦に向かうフェリーが到着しました。



 ここでの乗客は私だけです。三島からの乗客も数人とごく少なめでした。


 フェリーは遠回りの陸路に比べ宇土湾をまっすぐ突っ切るので近道ということになります。11分で郷ノ浦ですからあっという間です。博多や対馬からの船が発着する郷ノ浦港よりも町の中心に近い船着場に着くのはローカルなフェリーらしい気がしました。


 船着場は積み込む荷物が並び出発を待つ乗客でにぎわっています。午後便は三島側に帰る乗客が多いようです。


 というわけで三島には行かず単なる郷ノ浦と渡良の往復ながら狭隘区間のあるバスとフェリーの両方に乗れ楽しめました。壱岐本島自体が離島でそのまた離島に向かうフェリー、ということからふとローカル線の先から出ている小私鉄っぽいと思ったりもします。釜山~九州という抜けられる乗り継ぎの途中ということもあってそんなことが面白く感じられました。
(つづきはこちらです。)

(韓国~九州乗り継ぎ話一覧)
■(1)釜山→対馬(比田勝)
■(2)比田勝
■(3)韓国展望台
■(4)(日本の離島最長路線バス(比田勝→厳原)
■(5)対馬(厳原)→壱岐(郷ノ浦)
■(6)郷ノ浦~勝本
■(7)フェリーみしま(このページ)
■(8)壱岐(郷ノ浦)→唐津
■(番外)福岡・釜山・対馬の麺もの

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