乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ルーマニア(3)ティミショアラ

2010-11-27 | ルーマニア
 今回はルーマニア西部の都市ティミショアラの玄関口にあたるティミショアラ北駅(Timisoara Nord・ティミショアラ ノルド駅)周辺の画像を貼ります。

 まずは駅の様子から。ホームに野犬がうぞうぞいるのはティミショアラに限らずルーマニア標準です。駅舎にはCFRやRagioTransの切符売り場の他パン屋がパンを焼いていて結構繁盛していました。


 ティミショアラはルーマニア有数の都市ですが北駅の周りはそれほど栄えていません。中心街に向かうには路面電車やバス、トロリーバスに乗ることになります。駅前にはループ線があり1・3・8・11系統の電車が次々と折り返しているのでそれほど不便ではありません。


 下の画像はちょっと北駅前から離れますがPiata Alexandru Mocioni停留所です。電車を見ていたら塗色から台湾の国光客運バスを思い出しました。


 話を北駅前に戻します。私がティミショアラ駅に寄ったのは乗り鉄のベースキャンプとしてなので宿は足場を重視し駅正面右手すぐにあるHotel Nordにしました。とにかくも駅に近いので夜討ち朝駆けで乗り鉄するときに便利、部屋はまあそこそこという感じです。ただエアコンがなかったので夏の暑いときだとややきついかも知れません。


 ティミショアラの駅前の左手には安直な駅前食堂があります。ルーマニアで乗り鉄しているときこうした駅前食堂が意外に見つからなかったのでありがたく感じました。右端の画像はルーマニア名物のロールキャベツサルマーレ。パンが袋に入ったまま出てくるのが大衆食堂っぽく面白いところです。この食堂に並んでよろず屋がありちょっとした食べ物やお菓子雑貨類は買えます。


 食べ物ついででルーマニアのファーストフード挽き肉を焼いたミティティの画像を。ミティティとパンを一緒に立ち食いさせるスタンドは結構あちこちにありお世話になりました。(一緒に写っているキュウリは市場で買ったものを勝手に一緒に食べているだけでミティティ屋さんとは関係ありません。)


 というわけでとりあえず泊まってメシ+ちょっとだけ路面電車乗りで終わったティミショアラ北駅前の様子でした。
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ルーマニア(2)ヴァトラドルネイ

2010-11-24 | ルーマニア
 今回はルーマニア北部の町ヴァトラドルネイ(Vatra Dornei)の画像を貼ります。山間のこの町は滞在して山に行ったりスキーしたりというところですが、私は例によって乗るために寄っただけなので町中の様子だけです。なおここで乗った古い車両はサイトのこちらで紹介していますので併せてご覧ください。

 ヴァトラドルネイの町にはヴァトラドルネイ駅とヴァトラドルネイバイ駅(Vatra Dornei Bai)という2つの駅があります。このうちまず町の中心にあるヴァトラドルネイバイ(Vatra Dornei vai)駅(下の画像右と中)で降りて宿をとりました。さほど大きな町ではありませんが観光地だけあり駅周辺にはホテルやペンションがいくつもありますし、安く部屋を貸す(バストイレ共同だと相当安いようです。)という客引きもいて選択肢はいくつもあります。
 私は早朝起きて乗り鉄してまた戻って一眠り、という具合に変な時間に駅中心に動く予定だったので駅のそばにあったペンション(画像右)にしました。


 町は駅の脇を流れるDorna川を挟んで両岸に広がっています。まず駅を出て橋を南岸に渡るとすぐに公園が広がり町の人の憩い場になっています。教会の立つ入口近くでルーマニアではお札にもなっているヴァイオリニスト、ジョルジュ・エネスク像が目につきました。この人のクロイツェルの録音私は好きです。功績とかとなると全然知りませんが。


 園内はよく整備され手軽に森林浴ができます。リスがウロウロしてなごみました。


 時々大きなペットボトルを持って坂道を登っていく人が目に付きました。くっついていくと湧き水がありパラパラと汲んだり飲んだりする人がやって来ます。さほど美味しい水という感じはしませんでしたがなんでも身体にいいのだとか。


 湧き水を飲んでとりあえず満足し公園を出ます。近くにごく普通の田舎町の市場がありました。地場産だというキノコなんかは山の中っぽいかな。


 市場の向かいにはこじんまりとしたバスターミナルがあります。バスが発着する時間ではなかったのでひと気はありませんでしたが結構色々な行先があるようです。参考のため時刻表を少し大きめのサイズで貼ります。(PLECARIが発車、SOSIRIが到着です。)


 バスターミナル近くの橋を渡り北岸に出ます。渡ってまっすぐ歩くと踏切のあるロータリーのところにUnicarmというスーパーマーケットがあり、そのまま道なりに進むと側線のある町外れのヴァトラドルネイ駅に着きます。(駅に留置されている車両の画像はサイトにあります。)なおUnicarmの営業時間は平日6時~22時、日曜8時~20時と長いので結構利用価値があると思います。


 でヴァトラドルネイ駅からヴァトラドルネイバイ駅まで線路沿いを歩いて戻ったら(1km程度)とりあえず町内一周という感じ。歩きで用が済む町なので乗り鉄の合間に泊まるという場合にはなかなか便利でした。なおこの辺りは気温の日較差が大きく昼間暖かくても夜は結構冷えるので訪問する予定の方はご注意ください。
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池上と弁当

2010-11-23 | 台湾・台東県・花蓮県
今回は駅弁、あるいは弁当で名を馳せる台湾の池上駅の様子を。

 お題目に団扇太鼓が聞こえてきそうな字面の池上駅のホームに降りると全美行という業者の売り子さんが大忙しで弁当を売り歩いています。ここを通ると食事の時間でなくともついつい買って食べてしまうのですが、今回はこの駅で降りるので買いません。(「窓の開く」鈍行列車200次で買ったときの様子はサイトのこちらをご覧ください。)

 駅正面の道を歩くとすぐに全美行の店舗が見え、向かいには別の業者(家郷)の店舗が張り合っていてさすがは弁当の池上だと感心します。


 さて向かい合う弁当屋を通り過ぎ交差点を越えまっすぐ歩いていくとさらに別の弁当業者(悟饕)の店舗があります。ここの弁当は池上駅では売っていないものの台東駅の売店では売っているのである意味駅弁と言っても間違いではないかも知れませんが、池上駅の駅弁と言うにはちょっと厳しいところです。(大らかな台湾の人はそういう細かいことにあまりこだわらないと思いますけれど。)
 その代わりと言っていいのか店頭にレールを敷き廃車体(DR2000)を置いて中で食べられるようにしてあるのでなかなか迫力があります。


 ちなみにDR2000は花蓮台東間がまだニブロク(762mm)だった頃から走っていた東急車輛製の車両で1067mmに改軌後も使用されていたものです。その色や小ぶりでずんぐりした形、おでこ二つ目ヘッドライトの顔からドラえもん(の海賊版の)中国語名「小叮噹」というニックネームがあったのだとか。なお暑い台湾の野外に置かれているだけありルームエアコンが設置されていました。廃車後冷改されたというのは出世したというべきなのかな。


 店舗の中はレトロムードが演出され、一階は弁当売り場と席があって腰掛けて弁当を食べることができ無料のスープが置かれセルフサービスで取れるようになっています。(無料のスープサービスは池上の他の弁当業者の店舗にもあります。)二階に上がると池上飯包文化故事館なる展示コーナーが設けられ池上弁当の歴史や池上米、民具なんかを見ることができるようになっていました。(入場は自由なので弁当を買わなくても入れます。)それにしても「保密防諜」「収復中華」「努力増産」と一緒に「ご進物はたばこ」と来るのは何だか不思議な感じ。時代がごっちゃですね。

 という具合に駅弁を食べるだけでなく楽しめる施設になっている悟饕の様子でした。私は今回ここで見物だけして弁当を買っていないのでちょっと申し訳ないと思いつつ先に進みます。なお悟饕にはレンタサイクルがありますので借りて後述の池や町を走ってみるのもいいといいと思います。

 さて悟饕から10分ほど歩くと池上の観光スポット大坡池があります。ごく地味な池で釣りやボートのほか池の周りをサイクリングやジョギング、といった健康的な楽しみ方をするところのようです。


 池のほとりにある地図を見たら単線非電化なのに新交通システムみたいな絵が書いてある池上駅の表示がありました。電化後を見据えて新しいイメージの絵にしたとか?さすがにそれはないと思いますが。


 というところで大体満足したので弁当を一つ買って池上を出発することにします。今回は全美行の向かいにある「家郷」のものを。なお家郷の隣には素食すなわち菜食の池上弁当の看板を出した店がありなんだか横川の玄米弁当を思い出したりするところです。それも気になりましたが2つは食べられないので次回の楽しみにしました。


 池上駅は切符を買った後地下道を通るとホームに出る直前に改札口があるというちょっと変わった構造です。列車到着前に始まる改札を待つ乗客を見るとさすがは弁当の池上駅だけありめいめいに違った業者の弁当を下げているのが目に付きました。どこの店もそれぞれのご贔屓がいるのでしょうね。


 では自強号の車内で「家郷」の池上弁当を開けます。蒸機の掛け紙はなかなか雰囲気があっていいのですが、中身はホーム売りの全美行に比べやや地味でした。味は悪くないのですけれども。特徴と言えば甘い梅干が入っていることくらいかな。


(参考)全美行の中身 この弁当、というか台湾の弁当って結構アバウトで野菜などその時々で内容が変わりますがそれもまた楽しい点です。

 というわけで池上駅周辺の様子と池上弁当の話でした。
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台東

2010-11-21 | 台湾・台東県・花蓮県
 台湾で非冷房鈍行を楽しもうと思ったら台東にお世話にならざるを得ません。今回は今月行ってきたその台東の画像を貼り付けます。非冷房鈍行の画像はサイトのここここに貼ってありますのであわせてご覧ください。

 さて今回は高雄から出る国光客運バスで台東入りしたのでその画像から。車両は観光タイプですが細々と停留所のある一般路線バスです。なお東西の峠越えや険しい海岸線沿いの道を走るため乗り心地はあまりよくなく車酔いして戻す乗客もいました。途中の停留所に用があるならともかく高雄や枋寮から利用するというならバス好き以外にはオススメできません。ただ不便な鉄道の台東駅でなく台東の市街地に到着する点は便利ですけれども。


 「国軍英雄館」という名前の通りの国軍の施設に投宿します。朝になると全館に「山川壮麗物産豊隆…」と国旗歌(国旗揚げるときに使う曲)が響き渡る青天白日旗掲揚で起こされる、などということはもちろんなくシンプルな旅館やビジホという感じの普通に使える宿泊施設です。場所は台東医院近くの更正路沿いで繁華街からそう遠くありません。

 このときの客筋は香港から来た観光客とか常宿にしているというツアーのガイドさんが「さっきお客を娜路彎大酒店に送ってきたところだよ。あっちは豪華だけどオレはこっちハハハ。」という感じでした。800元の部屋は浴室にバスタブがなくシャワーだけという点に不満がなければ掃除が行き届き清潔ですから問題はないと思います。なお国軍英雄館は台東だけでなく台湾全土に分布しているのでシンプルで清潔で安めのところがいいという方は検討対象に入れる価値がありそうです。

 宿をとったら夕飯に出ます。台東に行くと何となく毎回食べてしまうのが福建路と広東路の間の正気路沿いにある林臭豆腐。臭みは少ないけれど味がある食べやすい揚げ臭豆腐です。隣の明るい米苔目(米の麺)屋さんに比べて地味な店構えですがテイクアウトの客が途切れない人気店。


 次は林臭豆腐から福建路を北東に進み宝桑路との交差点にある蘇天助素食麺というお店。素食つまり菜食の店ですがメニューは少なく肉を使っていない肉そぼろを使ったメニューがメインです。林臭豆腐とこの素食をハシゴしさらに近所で豆花買ってシメるとお手軽菜食コースが完成。台湾非冷房鈍行の聖地となった台東から乗り鉄するにあたり精進潔斎、というのはウソで翌日は朝から肉だらけの池上弁当を食べるわけですが…。


 朝は200次列車に乗るため早起きして台東駅までのバスが出る鼎東客運海線バスターミナルまで歩きます。台東にはドラキュラが生息しているみたい。「丸」というのは練り物のお店でしょうが一文字ってなんだかインパクトがあります。

 ターミナルから台東駅を経由するバスに乗って移動します。ちなみにこのバスは更正路を走り国軍英雄館前すぐ近くにある台東医院停留所を通るのでターミナル見物はしなくていいというバスに興味がない向きなら英雄館からターミナルまで歩く必要はありません。

 台東駅前のバス乗り場に着くと「台湾好行」というバスの時刻表が目に付きました。台湾好行は台湾各地の観光地で個人旅行者向けに路線バスを整備するという非常に意欲的な施策ですので、台湾旅行のプランを立てるときに便利な悠遊網とともにチェックすると良いと思います。


 200次列車の出る早朝は台東駅前名物の釈迦頭屋さんが開いていませんが、商品はこの通り置きっぱなしというのんびりしたものです。


 というわけで台東の画像でした。積極的に寄るつもりはないけど鈍行に乗る際中継点で寄らざるを得ない、ということで何度か寄っているうちになんとなく親しみを感じるようになりましたが、私と同様に非冷房鈍行が好きという方ならおそらく似たような流れになるのではないでしょうか。200次列車のようなピンポイントな列車があるだけに偶然かち合っていないだけでおそらく相当多くの日本人鉄道マニアが違う日に似たような行動をとっているんだろうなあ、と思うと何だか面白いものです。

※残念なことにこの訪問の翌月に200次列車は冷房客車による区間車になってしまいました…。予想外の事態に驚いています。
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ルーマニア(1)スチャヴァ駅

2010-11-20 | ルーマニア
 今回はルーマニア北東部にあるスチャヴァ駅(Suceava)周辺の画像を貼ります。
 スチャヴァは世界遺産に指定されている「五つの修道院」観光の入口にあたる街なので特に乗り鉄でなくとも観光利用が多いことでしょう。(私はそういう方面に興味がないのでここでは乗り換えをしただけでしたけれども。)ちなみにその修道院のうちの一つモルドヴィツァ修道院のすぐ近くを走る枝線には旧型気動車が走っているというのでそれに乗ろうと当初考えたのですが、災害による運休で乗れませんでした。なので鉄道マニアではないけれど修道院見物のために特に古くて珍しい車両とも思わずに乗ったという方も結構いるかも。

 さて話を戻してそのスチャヴァは第一次世界大戦後の1918年までルーマニアとオーストリア=ハンガリー帝国の国境の通る場所だった関係で駅がそれぞれの国の側に別々に建設されてしまいました。そのため今も旧国境を挟んで位置する2つの駅がそれぞれ主要駅として使われているという面白いというか面倒な状況になっています。
 駅名はルーマニア側だったのがただのスチャヴァ駅、オーストリア=ハンガリー帝国側だったのがスチャヴァ北駅(Suceava Nord)ですが、通称として駅周辺の地名をとってスチャヴァ駅はGara Burdujeni、スチャヴァ北駅はGara Itcaniと呼ばれ市内バスの案内も通称で行われています。

 では画像に話を進めます。私が乗り換えで利用したのはこのうちスチャヴァ駅、すなわちBurdujeni駅の方だけでしたが、列車によってスチャヴァ駅だけ停車、北駅だけ停車、両方停車、と状況が異なるのでスチャヴァで鉄道を利用する場合は事前チェックが必須です。
 ボトシャニという都市から「これに乗りたくてルーマニアに来た」お目当ての流線形気動車78形の単行鈍行列車に乗って来てスチャヴァ駅で降りると、ご覧の通りの立派な駅舎でまず感心します。古典的な駅ながらタッチパネル式の列車案内機が設置されていました。


 スチャヴァ駅は街の中心部から北東に5km離れたところにあるので何となく予想はしていましたが、やはりというべきか駅正面に出るとあまり店も見えずガランとしています。馬車が似合うのどかな雰囲気で2つも主要駅がある都市の玄関口には見えません。乗客の多くは駅に着いたらすぐ市内バスなどに乗って目的地に出てしまうのでしょうか。
 駅前のバス停には路線図や各系統の時刻・運転間隔の案内があるので利用しやすい感じです。


 街中に出るほど乗り換え時間がないので駅正面の通りを少し歩いて時間つぶしすることにしました。駅からほど近い通りの左側にそう高くない雰囲気のホテルが見え、泊まるわけでもないのに何となくホッとします。早朝や深夜に発着する列車を利用するため駅の近くに泊まりたいというときには頼りになりそう。


 5、6分も歩いたかというところで駅前通りは終わりT字路になっています。右に曲がるとカフェがあり、左に曲がるとスーパーマーケットというよりはよろず屋といった感じの店があります。これ以上先に行ってもなあ、ということ雰囲気だったのでパンとハムの類、お菓子なんかを買って駅に戻りました。


 という地味なスチャヴァ駅周辺の様子でした。バス停の案内板に駅前から街中に出る市内バス2系統が4時台から22時台まで頻発しているとあったのでこれを使えば街外れとは言えそれほど不便ではなさそうです。
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