乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

ベルギービールと鐘楼

2014-02-06 | ベルギー
 日本に観光名所として積極的に観光客を受け入れている酒蔵やビール工場があるように、ベルギーのビール醸造所も観光客を受け入れているところがあります。(例:ブリュッセル南駅近くのカンティヨン醸造所)
 日本と違うのはタダではなく見学料が必要なところが多いことです。(どこも数ユーロでそう高くはありませんが。)考えてみれば見物させてもらった上飲むとなれば本来払って当然ではあるはずで、日本の酒蔵や工場は宣伝の場になるとは言え大サービスしていることになります。その代わり入場料を払っていると試飲の段になっても日本の酒蔵見物のように一本くらい買わないと悪いかななどと考える必要がないので、小心者の私は少し払った方が気が楽ですけれども。
 見物+試飲もいいのですがレストランが併設されている醸造所となるとさらにうれしいものです。例えばブリュッセルとアントワープの間にある街メヘレン(Mechelen)で寄ったHet Anker(代表銘柄はGouden Carolus)という醸造所がそれ。

 中のブラッセリーは落ち着いた雰囲気で観光客のみならず近所の人とおぼしきお客も結構出入りしていていました。

 ここではメヘレン名物の鶏(Mechelse koekoek)を食べながらビールを飲むことができます。食べ終わろうというころ壁を見ればクリスマス限定ビールなどというものも目に入り1杯では済まなくなったりしますが、ビールとは言えアルコール度が10度超えているので昼間から結構回りました。

 さてビールと並ぶベルギー名物に鐘楼があります。小さな国で世界遺産に指定されているものが33本もあるそうですから鐘楼のある街だらけというわけで、メヘレンもそのひとつ。

 午後鐘楼見物にしてしまうとビールが残りキツい階段の上りになります…。


 ベルギー北西部の街ブルージュ(Brugge)でもレストランが併設されている醸造所(De Halve Maan/代表銘柄はBrugse Zot)に寄ってみました。

 入ると天井が高くゆったりしていて結構広く、各国からの観光客が楽しそうにビールと食事を楽しんでいるのを見るとこちらもわくわくします。

 美味しいウサギの煮込みを食べながらビールを飲んでいるとやはり1杯では我慢できなくなりました。

 気持ちよくなって出てからブルージュにも鐘楼があることを思い出しました…。ベルギーの街を観光しようというときはまず鐘楼の有無を確認して午前中に見物を済ませておくべきのようです。

 なお近々東京にこの醸造所の公認レストラン(ブルッグス・ゾット)ができるのだとか。いろいろ考えられるものだと感心します。
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ヘントのクリスマスマーケット

2013-12-24 | ベルギー
 クリスマスイブの今回はベルギーの主要都市ヘント(Gent/ゲント)のクリスマスシーズンの様子を見ていきます。
 ヘントの玄関口、ヘント・シント・ピーテルス(Gent Sint Pieters)駅に着くと駅舎の真ん中に割と大きなクリスマスツリーが立っていました。ここでネタにしたようにもともとの内装が派手目なのでクリスマスツリーがよく似合っていると思います。

 クリスマスが近づくとヨーロッパ中でクリスマスマーケットが開かれます。ヘントでも行われているというので日が暮れたあと街の中心部に向かいました。

 クリスマスマーケットが開かれる聖バーフ広場(SintBaafsplein)に近づくと観覧車が見え、こんなものあったっけ?と驚きました。クリスマスマーケットにあわせ移動できる観覧車など遊具が設置されているというわけです。旧市街のど真ん中に観覧車とは面白そうですからこれは乗らないわけにはいきません。上がってみると期待を裏切られることなく目の前には鐘楼(世界遺産ながらエレベータで登れたりします。)に旧市街の夜景、見下ろせばクリスマスマーケットそしてトラムにバスと遊園地をホンモノ(?)にしたような風景というのか、とにかく大変キレイです。

 観覧車を降りたら屋台を冷やかします。軽食とかお酒、飲み物などの店はもちろん繁盛し浮かれた雰囲気ですが、一方パンやチーズ、ハム、ソーセージといった日常的な食料品や日用雑貨など堅実なものを売る店も並んでいるので意外でした。

 こちらが持っているベルギーに対するステロタイプに応えてくれるかのごとくチョコレートとかワッフルの屋台も。

 クリスマスマーケットの端には「トラムに注意」という看板がいくつも立っています。

 そう思ってみると屋台にクリスマスツリーにと見通しが悪くなっているところを酔っ払った人が大勢歩いていてそこを路面電車(バスも)が通るので確かに危なそうかも。とは言えこういう場だと路面電車も観覧車の仲間つまり遊園地の乗り物のように見えてきていよいよ面白いものです。

 そんなわけで人と路面電車・バスが一体化している点も楽しいクリスマスマーケットでした。
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ブリュッセル南駅発のエールフランス

2013-10-31 | ベルギー
 ベルギーのリエージュから東京に帰る日のこと、まず列車に1時間ちょっと乗ってブリュッセル南駅に出ました。

 このブリュッセル南駅は素晴らしい立地です。なにせ駅から歩いて数分のところにビール蔵があるのですから。しかもベルギーでも稀な古風なビールの造り方を守っているという蔵(カンティヨン醸造所)です。

 外から見ると倉庫みたいでどこから入っていいのか悩むところ。とりあえず適当に扉を開けたら造り酒屋・倉庫が狭い中に展開しています。そこに見学コース・試飲スペースが加わるとやや狭さはあるものののんびりした雰囲気で、英語で解説してもらえるのみならず日本の輸入元小西酒造が作成した日本語のパンフレットももらえ大変くつろげました。
 ここの古風な造りというのは決して誇張ではなく、糖化した麦汁に酵母を入れずそこら辺から勝手に入るようにしてアルコール発酵させるという凄さです。なので昔の建物をそのまま利用し、蔵の中ではクモの巣はとらず(害虫を食べてくれるから)という具合で驚くばかり。それを数ヶ月、数年という単位で貯蔵したものを適宜ブレンドして出荷するというのですから贅沢というか優雅というか、とにかく感心させられました。
 肝心の味は一般的なビールとは全く違う飲み物と言ってもよさそうな発酵臭と酸味の強いもので好き嫌いがはっきりわかれそうです。新酒と古酒、麦だけのものと果実を加えたものなど数種あり、見学の際入場料を払うと2杯まで無料なのですが古風な味わいと旨さに大変感心し追加料金を払って3杯目まで飲んでしまいました。

 お腹だぼだぼの千鳥足でブリュッセル南駅に戻ります。飛行機の切符はエールフランスのブリュッセル→成田ですが、ブリュッセル空港ではなくこの駅からの切符です。どういうことかというと、エールフランスはTGVとコードシェアしていて、ブリュッセル南駅からパリのシャルルドゴール空港までのTGVをエールフランス便の飛行機と同じ扱いにして乗れるという仕組みになっています。なので駅にはエールフランスのチェックインカウンターがあり、ここで飛行機の切符と同じ体裁のTGVの切符と成田までの切符を受け取ってTGVに乗るという手順です。(ブリュッセル南駅は「ZYR」という空港コード・チェックインは発車15分前まで)

 ただし荷物を預けるのはこの駅ではなく空港のカウンターで、そこまでは自分で持っていって預ける必要があります。飛行機に乗る客となれば荷物が多いので荷物室は大忙しでした。

 乗る列車はコードシェア乗客専用の列車ではありませんが、コードシェア乗客用に1等車が割り当てられエコノミーの切符でも1等利用ということになっています。なのでシャルルドゴール空港駅までの2時間弱は飛行機よりずっと楽でした。(その後2等車を割り当てられることがありました。席数が足りない場合は2等になることもあるようです。)

 空港に着いたらあとは成田まで飛行機に乗るだけ。ここからはひたすらくたびれる長い飛行機なので記憶が飛び、京成が古い3500系だったところから覚えています。シャルルドゴール空港まで京成が来ていて乗り換えられればいいのに、などと意味不明なことを考えてしまったりも。

 というわけで二つの航空会社と高速鉄道が一緒という便利さに感心した次第です。
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ヘラールツベルヘンと名物お菓子

2013-10-11 | ベルギー
 ベルギー鉄道は全土でかなりパターンダイヤ化されているのであまり計画せず適当に乗ったり降りたりすることがしやすいと感じました。電化率が高いこともあって日本だと私鉄に近い感覚です。車両は新旧入り乱れているもののまだまだ古めの釣り掛け電車が元気なのでその点も楽しめます。下の画像だと私には右が当たり。(鉄道の話はこちらにて。)

 この画像の駅はベルギーのヘラールツベルヘン(Geraardsbergen)という駅です。特に目的があったわけではなく適当に乗り歩いていたらなんとなく乗り継ぎ駅になったので降りました。位置はブリュッセルの西方、北のオランダ語圏と南のフランス語圏を分ける線の近くでギリギリ北側に入っています。

 乗り継ぐ前にちょっと駅舎を出てキョロキョロしたらなんかいい雰囲気だったので一列車遅くして散歩してみることにしました。なおこの駅にもありましたが、ベルギー鉄道の駅は大都市の駅はもちろんそれほど大きくない駅にも結構コインロッカーがあることが多いようなのでパターンダイヤとともに「ちょっと降りてみる」ことがしやすいと思います。

 これといって目当てもなくにぎやかそうな方に向かってみると目抜き通りの先に教会らしきものが見えたのでそこを目指すことにしました。

 目抜き通りを歩いていくと運河にかかる可動橋に突き当たります。

 可動橋を渡って少し坂を登ると水平でない広場に着きました。ここが旧市街の中心で遠目から見えていた教会(右・Sint Bartholomeuskerk)と市役所(左)があります。市役所の建物にくっついている小便小僧が名所なのだとか。ここまで駅から1km弱、のんびり歩いて15分くらいです。

 さてこの町で目立っているのが名物「マッテンタールト(Mattentaart)」のお店や看板です。外は硬く中はふわっとしたパンというか焼き菓子というか、というものです。



 これを1個買ってから駅に戻り電車に乗って食べたところシンプルな美味しさで2個買えばよかったと思ったりも。ちょっと寄っただけながら町並はなかなかキレイで美味しいものもあってと楽しく途中下車できる町でした。
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リエージュで飲み食い

2013-09-08 | ベルギー
 ベルギーで保存ディーゼルトラム釣り掛け電車に乗るためリエージュ(Liege)という街に泊まりました。リエージュにはトラムはありませんがバスがなかなかいい味を出しています。(バスの様子はこちら)
 「乗り」の話は以上リンクを貼ったようにサイトにまわし、ここでは乗り以外の話としてリエージュ名物の酒・食べ物の画像を並べていきますのでお付き合いください。

 リエージュに限らずベルギー名物と言えばチョコレート。ウロウロ歩いているといくつもチョコレート屋さんを見ます。中には扉の取っ手がチョコレートの型の形をしたお店もあってびっくり。ただいくら美味しくとも夏で暑くあまりたくさん食べる気力がわかなかったので味見程度につまむだけでしたが…。


 チョコレートと並びベルギーのお菓子と言えば出てくるワッフル。リエージュのワッフルは名物とされやはり街中のあちこちで看板を見かけますが、これまた暑いと手が伸びづらい感じ。ベルギーで甘いものをたっぷり食べようというなら涼しい時期・寒い時期に行ったほうがいいようです。それでも名物と聞けば一応食べようと買って歩き食いしたら美味しいけれどのどが渇いてしまいカフェに入ってビールを頼む結果に。画像のビールはリエージュの地ビールです。


 リエージュ名物の酒というとビールのほかに蒸留酒のペケ(Pecket)があります。強い酒を昼から飲むわけにいかず夕食を終えてから専門店Maison du peketに行きました。

 飲んだ画像のペケはアルコール度30度。一般的なウィスキーなんかを割らずに飲むよりは弱い度数ですが私は酒に強くないのでキューっと飲むわけにいかずちびちび舐めました。キレイで入りやすく気持ちよく飲める店だと思います。

 さて甘いものに酒と続きましたが最後に料理を。リエージュ名物の料理に「Boulet a la Liegeoise/リエージュ風肉団子」というものがあります。ペケを飲んでいたカウンターで隣になった人に『Cafe Lequet』という店が有名だと薦められたので翌日行ってみました。


 この通りごくシンプルな見た目です。甘いソースがたくさんかかった肉団子とポテトは美味しくビールにもよく合いました。

 という具合に飲み食いは美味しく滞在中の「乗り」も楽しかったためリエージュは好印象です。
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