乗った後の景色

電車・気動車・バスに乗ることが好きな乗りマニアによる旅行雑ネタブログです。

広珠城際軌道ちょび乗り継ぎ

2016-05-23 | 中国
こちらのつづきです。)
 北から古労水郷を見物して歩き南側の升平河と沙坪河が合流する地点(三夾)に出るとドラゴンボートの練習風景が見えました。暮れて来たのでこれで見物を終わりにします。ただここから鶴山バスターミナルはまだ遠く、付近に市内バスの新星村停留所はあったものの1日2便のみで終バスは昼過ぎともう使えません。幸いバイクタクシーの空車が走って来たので捕まえると鶴山バスターミナルまで15分ほどです。

 鶴山バスターミナルからは江門旧バスターミナル(江門旧站)行きに終点まで乗りました。(江門には江門総站あるいは江門新站と呼ばれる郊外のバスターミナルと街の中心部にある旧バスターミナルがあります。)

 江門旧バスターミナル前で今度は市内バスに乗り着いたのは広珠城際軌道の江門駅です。ここから鉄道で中山北駅に向かいます。

 広珠城際軌道は最高速度は200km/hで駅が多めに設置され初乗りが10元と安め、という日本に似たようなものがなく例えにくい鉄道です。広州南~小欖~中山北~珠海という「広珠」の名前通りの路線に加え小欖~江門~新会という支線があり広州南~珠海、広州南~新会の2系統が運行されています。なので江門から中山北に行くには小欖で乗り換えねばなりません。
 さて窓口で中山北までと切符を頼むと江門→小欖、小欖→中山北の2枚が出てくるのですが、やや不条理な気がしたのは小欖→中山北の切符に発券手数料が5元かかることです。中国ではその駅発ではない切符を購入するとき1枚5元の手数料がかかるので仕方ないことなのですが、近場ですぐ乗り換えるうえ高い切符ならともかく江門→小欖、小欖→中山北の二等運賃はどちらも10元ですから10元の切符に5元となるとずいぶん手数料がデカく感じられます。
 また切符を買う時にパスポートを提示したり改札の前に荷物を検査機に通す必要もありこれもよほど長時間乗るならともかく10元で十数分乗るためとなるとよりめんどくさく感じるものです。

 と不満も少しあるものの乗ってしまえばごくスムーズに移動できます。特に列車の指定はせず中山北までとしか言わないで買った切符の2列車はわずか6分で接続するものでしたから遅れることも少ないのでしょう。小欖は2面4線のシンプルな駅で短い乗り継ぎ時間でも問題なく乗り継げました。

 小欖からは10分で中山北ですからあっという間です。駅前からは中山市内各地へのバスが出ています。

 というわけでうまく例えられない鉄道はなかなか便利でした。
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古労水郷(広東省江門市)

2016-05-22 | 中国
(こちらのつづきです。)
 香港から広東省の中山市に足をのばしたらせっかくなのでもう少しどこかに足をのばそうかとさらに欲張るのはよくあるなりゆきです。珠江デルタという地域だから「水っぽい」ところなどどうかと考えると江門市の鶴山市古労鎮にある「古労水郷」が目につきました。古労鎮は茶の産地というのでそれも買ってみたくなり行き先が決まります。(江門市の中に鶴山市とはヘンな感じですが中山市や江門市は「地級市」、鶴山市は「県級市」という意味の異なる市です。)
 鶴山市の中心は沙坪という地域でここに鶴山バスターミナル(鶴山総站)があります。今回は中山市のバスターミナル(中山総站)から江門市のバスターミナル(江門総站あるいは江門新站とも)に出て鶴山バスターミナル行きに乗り換えました。鶴山のバスターミナルから古労までは204B線という市内バスが出ています。

 大きな待合室で古労行きの発車を待っていたら片隅に老人・乳幼児連れ専用室が目につきました。寝台と屏風が置かれなかなか気が利いています。

 204B線に乗った時間は30分ほどです。終点は西江という大きな川の堤防上で、雅図仕という印刷会社とその職業学校の門前ではあるのですが店などはなく関係者でないとここで降ろされてもちょっと困るようなところでした。古労水郷は西江に沿って広がっているはずなのでとりあえず堤防を歩いて行くと古労鎮政府の割と新しそうな立派な建物があったり近年開発された様子です。

 さらに先に進むと公園のように整備された一角があり新しいドラゴンボートの進水が行なわれていました。

 ここは『古労水郷遊客中心』という観光案内所で遊覧船の乗り場にもなっています。一角にある売店をのぞくと茶葉や乾物、醤油に味噌さらに野菜類と古労産の食料品が田舎のよろず屋みたいに並びあれこれ買いたくなるイイ雰囲気です。と言っても重いものを買うと後が大変になるので茶葉の古労銀針と紅茶だけ買いました。古労鎮内には山がちな地域もあり茶畑はそこにあるそうです。

 遊覧船は乗ってどこかに行けるわけではなく45分ほどぐるっと回って戻って来るというので乗らずに歩いて見物することにしました。遊客中心周辺はだいぶ開発が進んでいる様子が見え「水郷らしい」雰囲気とのギャップはありますがこれはこれでなるほどと納得です。

 遊客中心を離れるととりたてて観光地という感じもしなくなり養魚場や水に囲まれた狭い畑が広がっています。

 豚小屋や牛も見かけました。

 集落が水辺なのはもちろんお墓も水辺なのは当たり前ではあってもさすが水郷という感じがします。新しい建物が目立ち昔からの建物はあまり見かけませんでした。

 水郷の道は行き止まりになりそうな集落の細い路地が水の間の細い路地につながりさらに次の集落につながっていて、という具合に延々と続き巨大な迷路を思わせるものがあります。

 古労水郷を代表する景観は石で作られた細長い橋(石板橋)です。渡ってみるとなかなか気分のよいものでした。ただ今はクルマが通れる道が整備されているので残っているものは観光用に保存・整備されているもののようです。朽ちつつあるものが見えるとちょっと寂しくなりました。

 橋とともに少なくなっている古い建物に『水郷民俗風情館』という施設として保存されているものがあります。中ではこの地域の生活についての展示が見られ入場は無料です。

 西江と反対側の古労水郷の端になる升平河の堤防に上がると水郷が見下ろせます。ドラゴンボートを手入れする様子も目に入りのどかな雰囲気です。
 見物の途中には休憩がてら『魚皮角』というのがこの辺りの名物というので食べてみました。魚や豚肉、野菜などで作った餡を半透明のもちもちとした皮で包み蒸したものです。油っこくなく上品な軽い食べ応えでした。

 となかなか楽しく水郷を見物できたのですが、古労水郷はかなりの広さがあり古労に着いた後の域内の公共交通はなく歩いて回るのはややキツイものもあります。もしタクシーやバイクタクシーで回るとすると迷路を歩くような楽しさは味わえないことになりますしこの点どうもうまい方法がない感じです。
(こちらにつづきます。)
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広東省中山市

2016-05-21 | 中国
 長らくご無沙汰していた2階建て路面電車に乗りたくなって香港に行くことにしたらもっと長く中国にご無沙汰なのを思い出しました。中国はデカい割に路面電車を除くと古い電車・気動車に乗れない国なので足が遠のいていたわけです。なので中国もちょっとハシゴすることにしました。
 ただこれと言って目的もないと行先が思いつきません。とりあえず地図を見ると孫中山つまり孫文の出身地であることからその名がある広東省中山市の字が目につきなんとなくここにするかと決めました。九竜半島側の中港城で船に乗ると1時間半ほどで中山港に着けます。

 中山市の中心市街地は石岐という地域です。中山港からは市内バスで移動できこの間は直通する路線もありますがBRT(快速公車)と銘打った路線が気になりいくつか乗り継いで行きました。石岐河にかかる岐江橋の東詰付近に繁華街が広がり、橋から東に続く孫文西路は昔からのムードを残して散策しやすく整備され文化旅游歩行街という名がついています。ちなみに中山土産の定番は『杏仁餅』という緑豆の粉を固めたお菓子で岐江橋付近あるいは中山市内のみならず店舗がいくつもある『咀香園』が有名だそうです。

 岐江橋付近は夜景がキレイでした。

 あまり目的もなかった割に行けば結構動き回ることになり宿をとった石岐に夜戻るのが遅くなりましたが中山付近のご当地料理がファーストフードのようにいろいろ手軽にカウンターで食べられる『石岐佬』という店が岐江橋東詰にあり開いていて助かりました。画像はハトのロースト「石岐乳鴿」です。

 この近くではミルクプリン「双皮奶」の字が大きく書かれた甘味処も遅くまで開いているのでいよいよ助かりました。岐江橋東詰の南側に競うように2軒あり橋に近い側は『鳳城双皮奶』です。

 もう1軒は『大良双皮奶』でどちらの店も美味しく甲乙つけがたいものがありました。こういう店が2軒あるとうれしいけれどどちらに入るか迷ってしまいます。

 食べた話続きですがバスに乗って中心から南に離れた南区医院停留所近くの飲茶店『愛群食店』で朝食をとりました。

 点心はセルフサービスで取ります。大きい店内のがやがやした雰囲気にはデパートの大食堂に通じるような楽しさがありました。

 中心から離れた愛群食店に寄ったのは南区医院よりさらにバスで南の長環停留所付近に広がる茶葉市場に行くついでだったからです。少し茶葉や茶器を買おうかと行ってみたのですが大変広く店が無数にあり到底全部見ては回れないという規模でした。

 という具合に手軽な店で食べるくらいであまり見物もできなかったのですが岐江橋付近をはじめ街の雰囲気がほどよく落ち着いていたので悪くない印象です。
(こちらにつづきます。)
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