橡の木の下で

俳句と共に

第22回「橡の芽投句欄」選後鑑賞

2021-04-03 16:18:04 | 小・中学生の俳句募集
第22回「橡の芽投句欄」選後鑑賞     亜紀子

一席
   東京 小四 吉藤心菜
登校班無言で目指す冬の朝

 マスクしておしゃべりせず、もくもくと登校していく小学生のグループ。コロナの冬は寒い冬ですね。

二席
   東京 五歳 吉藤涼真
カンカンとくるぞくるぞ桜のとでん

 鉄道ファンですね。ふみきり近くで、とでんあらかわ線のでんしゃをまっているところ。でんしゃの音がだんだん大きくきこえてきます。どきどきします。桜の花がすてき。日本の数少ない路面電車のいろいろにも、乗ってみたいですね

三席
   前橋 小一 品川麻実
冬のふとんとてもねむれるぐっすりと

 冬用のふとんはしきぶとんもかけぶとんもフカフカであたたかく、きもち良いです。一にちしっかりあそんだあとは、ぐっすりねむる。ああ、いいですね。

秀逸

   東京 小二 吉藤蒼一郎
つめたくてひらべったいなはつごおり

   久留米 中三 大野慈峰
日曜日ホカホカおでん父の味

   大津 小三 たかはしあさみ
栗ひろいいががいたいよわらってるよ

   四日市 小四 榊史帆
雪ふんでふんわりしてた気持ちいい

   久留米 小一 おおのみずき
ゆきのみちとうこうちゅうにころんだよ

   東京 小六 鳥越晴椛
ゆれるたこ年玉一緒に空へゆく




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草稿04/03

2021-04-03 16:10:34 | 一日一句
徳川の名を今に継ぎ花の路地  亜紀子

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