中野さなえ活動日誌

花には太陽を こどもらには平和を

特攻艇元搭乗員、千村さんにインタビュー

2017年01月05日 19時11分00秒 | 活動日誌

 

 東北部新聞の取材をしました。

 千村さん、若槻吉田在住。19才で予科練に入り、元特攻艇の搭乗員となって戦争を経験した方です。

 終戦間際に突撃命令を受けて、別れの杯を交わしたが、出陣というときに暗号電文の解読の間違いで敵艦はいなく、出撃中止で一命をとりとめました。

 

 その時19才、でも隊では、一番年長だったそうです。14歳、15歳の少年兵が突撃隊として訓練され、いのちを落としてゆきました。

 

 当時のこと、今思うこと、たくさんお聞きしました。

 

 「愚かなことをした。当時は死ぬことも怖いとかそんなことも考えなかった。自分の任務だと教育された」

 「争いで解決はできない。理性をもって話し合うことが人間らしいやり方だ。昔のようにならないためには、憲法九条だ」

 「一番つらかったことは・・・」の質問に、じーっと目をつむって考えていましたが

「戦争で一番つらかったことは、戦争で縛られて、自分の思うようなことができなかったことだ」と応えてくださった。

 

 一言一言にずしりとした重みがありました。いい記事にしなければ。

 

 91才とは思えぬお元気の良さです。卓球の世界選手権でも通用する1級の審判員の資格を持っておられ、いまだに卓球教室をひらいているとは、驚きと敬服でした。

コメント
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