K保育園の発達相談日。年度後半で入所したお子たち全員が対象、1才から1才半ぐらいのお子たちでした。
入所して1~3か月のお子たちですから、やっと慣れてきたなというところですね。
発達相談の時は、保護者の方が同席します。たまにお父さんもいらっしゃいますが、お母さんが多いですね。お子さんをみた後、お母さんと懇談です。
お母さん方は、いろいろな悩みを抱えながらよく頑張っていますね。拍手をおくりたい。だって、昔の私の姿と重なるから。
もっと子どもと接するゆとりが欲しい、カリカリしちゃって・・・は、どの方もの共通の思いです。
私はどうやって毎日を乗り切ってきたか、夢中で過ごした日々をもはや思い出せませんが、子どもの寝顔を見て、「明日は優しくしよう」と反省する夜が多かった記憶はありますよ。
子どもをたたいたことが、一度だけあります。長女が小学生低学年の頃でした。なぜたたいたのか、もう忘れましたが、感情に負けたのですね。
そしたら、いなくなってしまったのです。家の中にどこにもいないので、私は真っ青になりました。2階の物干し場で泣いていました。
後にも先にも、子どもをたたいたのはそれが一回だけですが、今でも思い出すと心の傷がうずきます。もう40才になる娘ですが、「昔、この子をたたいたことがある」と、ふと、頭をよぎることがあるのです。
娘は覚えているかな?
でも、仲間がたくさんいて、助け合い学び合って子育てできたことは、大変さを吹き飛ばしてくれました。
保育園の送迎はもとより、食事や風呂に入れてもらったり、病気の時に世話してもらったり、気がねなく頼みあえる友人が沢山いましたが、一番は、友人のおかげでホッとできたり、楽天的になれたことですね。仲間といると「ま、何とかなるさ」「ま、こんなもんなんだね」と思えて、肩の力が抜けました。
その友人たちは今でも心から信頼して付き合っているのですから、宝です。
保育園の素晴らしいところは、子たちに仲間ができる事だけでなく、お母さんも「育ちあう」仲間ができる事ですね。