孫の所属するW小学校合唱団が、NHKコンサートの長野北信ブロックで、まさかの金賞に輝きました。
学校では初めてだと思います。
ところが、県大会が子ども劇場の原始村のキャンプと重なってしまった。
キャンプは、学校ごとに(族)があり、4人から参加が可能になります。W小は、今年やっと族ができて喜んでいたところです。
今までは他の族に混ぜてもらっていたのです。
もし、孫ともう一人の団員が県大会に行くことになると、キャンプは今年は参加できません。
もう、準備が進められてきているので、ほかの族にも入れません。
孫は悩みになやんで、目を真っ赤に泣きはらして悩んだ末、キャンプを選びました。
しかし、やっぱり、お孫ちゃんはおりこうさんをしていたが、心の中では悶々としており、責任感で決断していてがまんの世界だったのです。
そこで、一昨日、族(キャンプの仲間)の話し合いがあったので、率直に気持ちを出し、仲間に相談してみることにしました。
「がんばって金賞を取ったんだから、県大会で歌いたい。でも、そうすると原始村のキャンプがダメになって、みんなに迷惑をかける」と。
やっぱり仲間って素晴らしいですね。
「すごいことだから歌ってきたらいい」
そして「原始村のキャンプは今年は参加できないが、ぼくたちの族だけですればいいじゃないか」とYくんが提案してくれた。!!!
ア、そんな発想をするなんて!!と一瞬ハッとしました。
「そうだ、そうだ」と話は決まり、トントンと計画が立てられました。
キャンプ場も空いていた。
さすがに3泊4日は無理だから、1泊2日で我慢しよう。
マキ拾い、火おこし、飯ごう炊飯はきちんとしよう。
原始村と同じだから、自分たちで決めて行動しよう。
などなど。
お孫ちゃんの顔がパッと輝きました。
子どもってすごいな。
私は、お孫ちゃんを、昨日は偉いなあと思った。
周りを見ての自分を抑えての決断ができたことは評価すべき事であった。
だけど、おりこうさんにしないで良かったとつくづく思いました。
また、その苦しみを仲間にぶつけてたところ、暖かく受け止めてもらって、最高の解決策も考えてくれた。
私にとっても、大切な経験だった。
キャンプで使う、くぎで作ったナイフ。