5月に入ってから始まって、合計4回行われた分散登校も、今日でおしまい。
休校は終わり、6月1日から学校が始まります。
お孫ちゃんは、3月に休校が始まったと同時に、児童館からも「自宅で」との要請もあったので児童館もお休みに入りました
この3か月間、ずっとバァバとすごしてきました。
私の方も様々な会議や活動がやはりすべて自粛でしたから、良くも悪くも、労働者とは違って時間のゆとりができました。
ですから、お孫ちゃんに合わせた生活を送ることができました。
起床と就寝時間(小学生だから、6時起床、8時からどんなに遅くも9時就寝)、食事もおやつの時間も規則正しく。
それは、気持ちを前向きに暮らすための基本ですけど、時間のゆとりのあるバァバがいて出来ることですねえ。
御孫ちゃんは午前中は宿題学習をし、そのあとは遊び放題でした。
森や池に遊びに行って、花を探し虫やカエルや魚を捕まえることは日課でしたねえ。
毎日絵を描いて工作をし、オーブン陶芸で遊び、縫物もした。
おかげで、家中どの部屋をもアトリエ?と化してにしてとんでもない騒ぎになっています。
友だちがいなかったのは寂しかった。
我が家は医療従事者が多い家族です。
だから友達と接することを極力避けました。
お孫ちゃんは雰囲気を察し、「パパもママもジィジもびょういんだから、おともだちとあってはいけないんだよね」と、公園でも友達を避けるようにしていたのには、こころが痛みました。
でも、5月に入り、たまたま困っているお友達がいたので、家族で話し合って、「決まったおともだちひとりだけなら・・」ということで、連休明けから我が家にYちゃんが来てくれることになりました。
ですから、最終ラウンドは、生活にグンと張りが出て、とても楽しく過ごすことができました。
Yちゃんと、教科書の教材にもなっている「スイミー」の紙芝居を作り、一生懸命読む練習をして家族から拍手喝さいを浴びたことは、休校中の最大の出来事だったかなと思います。
家のお孫ちゃんは、たまたまべったり暮らしてくれるバァバがいた。それも、今まで一緒に暮らしてきたバァバだから、日ごろの延長で無理がなかった。
周りのお子さんの様子や、友人のお孫さんの様子をお聞きすると、ほんとにご苦労されていた。
ひとりきりで留守番の子。
ゲームとテレビが遊びになってしまった子。
コロナ疎開で慣れない土地で暮らした子。
などなど・・・・。
冷たい昼食を一人で食べるお子の姿を思い浮かべると、涙が出ます。
親も辛い。子どもの心配と同時に賃金がカットされ、暮らしの不安に悩む親御さんの声も聴きました。
そして、宿題などみてあげることなどできない!と、どこのお宅でも悲鳴でした。
新一年生、受験生は、特に辛いものがあります。
そして、私は具体的にはつかんでいませんが、虐待、ネグレクト、貧困による健康状態などの悪化など、どれだけたくさんの子が辛い思いをしているか・・・・想像に難しくありません。
6月からの学校、どう展開してゆくのでしょうか。
いや、どうしてほしいか、私たちも子どもの様子を見て「こうしてほしい」と声を上げないといけませんね。
子どもたちの心のひだひだの複雑な思いやストレスを受け止めて、頑張ろうと奮闘されている先生方に、心を込めて「よろしくお願いします」。
私は、この間、お孫ちゃんとの暮らしと、コロナ最前線の医療従事者の家族の健康管理のための食事つくりで精いっぱいでした。
かっこよく言ってみたけど、まあ、虫取りで一緒に走り回って楽しんでいただけですがね・・・・
ほんと、楽しい日々でした。(^◇^) ポスティブに楽しかった面も多かった、ということですね。
でも、コロナ禍で国民の前に明らかになった今の政治の愚かさを乗り越えるために、展望を自覚し、課題は実に明確になりましたね。