入党のお誘いと赤旗の購読のお願いで、訪問活動でした。
怒りが湧いて仕方がなかった話がありました。
シングルで障害を持つ子とくらしているお母さんの話しです。
「有期雇用で収入はやっと手取りで10万円になりました。子どもの障害年金が月6万ほど。それが収入のすべて。
息子の職場の収入は1万円、給食費と交通費でなくなります。
先日、信濃毎日新聞が3008円から3093円に値上がりしました。えーっとショックで、止めようと思いましたが、近くのスーパーの安売りのチラシが入ってくるのは信毎だけ。
チラシにすがって安いものを買うために信毎を取っているので、止めることが出来なかった。所得税が引かれるようになって、驚いた。残業代で非課税でなくなっていた。今は、残業のない職場にいるから、本当にショックです。温泉なんて、夢のまた夢。
7万円ほどしか給料が入らなかったときは、恥ずかしい話、おかずが買えなくて白いご飯ばかり食べていました」
このような生活を強いる政治が続いていいはずはありません。
93円が死活問題、年1回の温泉すらいけない。消費税増税が、いかに暮らしに重くのしかかっているか、想像に容易です。
(デンマークの老人施設。日本の特養のような部屋はデンマークでは「高齢者の人権を守っていない」と禁止に。この部屋は基準の43㎡あります。「高齢者のくらしは人生の継続」との考えです。住居費が年金で間に合わない時は、国が保証します。)
そのお母さんはDVDで、大企業をかくも優遇し、アメリカいいなりの政治をしている政府を知り、心から驚かれ、質問をたくさんしてくれました。
「トヨタが消費税を払わなかったって、どういうことですか」
「アメリカと軍事同盟をなくした場合、日本はどうなるのですか」
「ニュースで慰安婦問題を報道していましたが、どういうことかわかりませんでしたが・・・」
などなど。
大変な生活の中、赤旗の読者になってくださって、「入らなくては…と思ったときに入党します」と言ってくださいました。