今日の我が家は閑散としたものです。
お孫ちゃん一家は、パパの実家に行きました。末娘の連れ合いもスキー仲間と恒例のお泊り懇親会。居候君は、実家の石巻に帰省しました。
残りはたったの4人。
夫が「たまには映画にでも行くか」というので「いいね!」。「アリー スター誕生」が見たいという。レディ・ガガの歌が聞きたいのですね。
ところが、上映時間を見て「なんだ、11時35分からじゃないか。ど真ん中の時間なんてだめだ。病院の仕事が残っている」というではありませんか。
「4時からのを見よう」「そんなのだめだよ。夕食が間に合わない」
「外で食べよう」と言ったら、「ぼくにはそんな趣味はない」ときた。外食が好きでない人なんですよ。
「じゃ、私は11時半からのを見に一人で行ってくるね」の一言で、「・・ぼくも行く」
映画は、レディ・ガガの歌がすばらしかった。今も、頭の中を歌声がまわっています。
夫も「よかったなあ。英語がわかればなあ、ガガがあんなにいい歌を歌っていると、もっとわかるなあ」と。
夫は、「ああ、仕事が残った。明日は赤旗の集金だし、お餅もつかなくっちゃなあ」と言っておりますが、満足そうです。
私のグランドシネマのポイントカードを見て「毎月来てるのか」と。「毎月来たいけど、ど真ん中の時間では、そうも来れないのよ」と言いつつ、心で思ったこと。
定年退職とは名ばかりで、現役と全く変わりなく外来もこなし、病棟患者もたくさん担当し、土日も出勤し、おまけに老健ふるさとの主治医まで勤めている夫に、心からご苦労さま。そして、医師不足を解消してよね!と。
さて、夕食は娘二人と私たち夫婦の4人、4人分の準備なんて、あっという間。お孫ちゃんのいない静かな夕食でした。
大家族も楽しいけど、私、今日はちょっとほっとしています。食事作りに追われないって、こんなにも楽なんだ。そして自分の時間が早く、長く取れる。
家族はそれぞれみんな頑張っている。でも、私もたまにはこんな命の洗濯の時間があってもいいよね。大家族でまた、楽しくやってゆくエネルギーが湧くというものです。