ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




銀座松坂屋。中央区銀座6-10。1986(昭和61)年8月24日

昨日で閉店してしまった銀座松坂屋の昭和の写真はネットにはあまり出てないようなので、話題になっているうちにアップした。現在見られる外観の前のものだと思う。ぼくは百貨店で買い物をするような階級ではないので、閉店しても特別な感慨はない。
建物は1952(昭和27)年に竣工したもので、長谷部鋭吉の設計という。最初の建物は、1924(大正13)年12月に開業したときのものだから、関東大震災後すぐに建設にかかったのだろう。1952年の建物はその最初に建てたビルの南側に新館として建てたものらしい。1964(昭和39)年に旧館をアントニン・レーモンドの設計で建て直した。新館の壁面もその建物に合わせて改修している。写真はそのときの外観なのだろうか? 「新装開店した銀座松坂屋は、新橋がわからは緑、銀座四丁目からは白、陶器(信楽焼)の壁面がオパールのように色変わりするユニークな建物であった」(『松坂屋>銀座店の歴史』)というが、それは知らなかった。
裏にある松坂屋パーキングビルは1963(昭和38)年6月の竣工。地下3階、地上7階で300台を収容する。

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