ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



三ノ輪町派出所。台東区竜泉2-20
1989(平成1)年2月19日

昭和通りと国際通りが鋭角でぶつかる、その内側の三角形の島にあった。現在は同じ場所に建て直されて三ノ輪交番という。下谷警察署の所管である。交番のある島の住所は竜泉だが、国際通りの向かいは三ノ輪1丁目、昭和通りの向かいは根岸5丁目、昭和通りの地下に地下鉄日比谷線の三ノ輪駅がある。都電が走っていた当時は「三ノ輪車庫」電停があったところで、三ノ輪交番の名称は適切といっていい。
写真では「警視庁下谷警察署/金杉下町交通連絡所」で、交番として機能しているのかどうか怪しい状態だ。金杉下町(かなすぎしもちょう)はほぼ現在の三ノ輪1丁目になる。旧町名だったときには交番のある島も金杉下町に含まれていた。『 昭和16年下谷区詳細地図>三ノ輪』を見ると分りやすい。地図の左端に「三ノ輪町派出所」の記載がある。同地図には三ノ輪町(みのわまち)68(現在の三ノ輪2-5)に「金杉下町派出所」がある。派出所の名称が、あるいは地図の記載が逆ではないかという疑問がなくもない。

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