ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



玉置薬局本店。中央区東日本橋2-16。1986(昭和61)年1月12日撮影

やげん堀商店会を見ると玉置文治郎商店(玉置薬局本店)のコメントに「ベルツ水・ターブ水の製造元」とある。ベルツ水は聞いたことがある。考えてみると、ツムラの中将湯にしても大衆薬というのはけっこう寿命が長いものだ。正確には医薬品には入らないのだろうが。現在は中将湯以外の袖看板は外されている。そういえば仁丹の看板を見かけなくなった。
昭和46年4月の住居表示変更前は「両国」。大震災前は吉川町といった。震災後に大正通り(現靖国通り)が通されてこのあたりの道筋はすかっり変わってしまった。
建築中の右のビルも、取り壊し前のものは震災後じきに建ったような古いビルだったが、撮影しないうちに消滅した。


ロマネック
東日本橋2-24
1986(昭和61)年1月12日

「ロマネック」は住宅地図でのもの。ROMANECKの看板だったらしい。撮影後数ヶ月で取り壊されたから何の店だか不明だが商売はしてなかっただろう。玉置薬局本店と同じく靖国通り沿いで、少し両国橋の方にいったところにあった。
『日本近代建築総覧』では「ロマネスク商会、T13」(2008.04.08追記)。

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コメント
 
 
 
赤電話台1 (kzs)
2008-06-21 01:16:40
日本橋地区の写真を見ると、他の地区では余り写っていないもので、私の興味を引くものが3つあります。その一つが赤電話台。玉置薬局本店の前の車道際におかれています。恐らくもともと薬局の前に赤電話があったものが撤去されて、台は捨てられずにここにおかれているのでしょうか。
 
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