ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




同潤会清砂通りアパートメント7号館。江東区白河4-3。1991(平成3)年6月16

7号館は清州橋通りに面して1階に店舗を並べた4階建ての細長いビルだった。その外観を示さないと片手落ちだが、なぜかその写真を撮っていなかった。写真は5号館と7号館の間の横町を入ったところから撮ったもの。
7号館は大通り沿いに4階建ての本体と、その後ろに3棟の正方形に近い小さい3階建ての別棟があって、本体と後ろの3棟が廊下でつながっているという構造だったようだ。この形は1号館の西に並んでいた3号館も同じだったようだ。ただし3号館の方は別棟が2棟だった。
左写真は左奥が本体、手前が後ろの西棟。平面的な壁の部分は増築したものだろうか。後西棟は4階を増築しているらしい。
右写真は本体と別棟の連結部分(階段室)の下の通路。今思えば、この通路を歩いてみるのだった。
『同潤会のアパーメントとその時代』(鹿島出版会、1998年、3,300円)によると、清砂通りアパートメント全16棟の建設を5期に分けている。5・7・8号館が第3期の工期で、昭和2年4月20日の着工、昭和3年9月20日の竣工。アパート建設用地に整備前の道路と建物があり、それを移転してから建物建設にかかったので、1年5か月を要している。

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