ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 



京橋消防署銀座出張所。中央区銀座7-11。左:1987(昭和62)年10月4日、右:同年12月27日

現在の銀座出張所は1992(平成4)年2月に竣工した。写真のビルはその前の建物。
『日本近代建築総覧』には「京橋消防署、S4、RC3、塔屋付」。『京橋消防署>消防署の紹介>あゆみ』に竣工時の写真が掲載されている。塔屋といっても鉄骨を組み上げた火の見櫓である。建物が完成すると京橋消防署の本署として使い始めた。
『京橋消防署70年のあゆみ』という本には『新築落成記念写真集』(表紙に「銀座消防後援会」とある)からと思われる工事概要などが載っている。けっこう面白いので下に「京橋消防署沿革ノ概要」と「庁舎設計工事概要」を収録した。
工事概要の位置が大震災以前のものだ。消防署の裏は当時はすぐ三十間掘で、その河岸地に建てたのである。同時期に横の道路に賑橋を架橋した。建築様式を「近世式」としている。

1986(昭和61)年9月7日

20年以上前の写真だが、当時でも写真の消防車はすでにクラシックカーに近い。防災訓練とかなにかのイベントの時にでも出動するような感じだ。1985年に撮った写真にも写っているので、銀座出張所が定位置だったのだろう。

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