ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




飯田橋駅。千代田区飯田橋4-10。1985(昭和60)年8月4日

早稲田通りの牛込橋の上にある飯田橋駅の西口。JRの発足は1987年なので撮影時はまだ国鉄である。飯田橋駅は1928(昭和3)年11月15日開業なので、写真の駅舎もその時のものだと思う。関東大震災後の復興事業のひとつだと思うが、中央本線を複々線にするのに伴って、飯田町駅と牛込駅を統合したものだ。
『加藤嶺夫写真全集・昭和の東京3千代田区』(デコ、2013年、1800円)に昭和42年に撮影された、よりオリジナルに近い姿の写真が載っている。それを見ると、今は飯場のような増築部分で隠されてしまった側面が見られ、正面の壁の上部には窓が開いている。



牛込橋。富士見2-10。1986(昭和61)年9月23日

牛込橋の真ん中辺りから外堀通りの神楽坂下交差点のほうを見たもの。現在の橋は平成8年に架け替えられたものだが、1枚目写真にも写っている橋はその先代の橋。昭和初年の架橋かと思えるが、ネット上では資料が見つけられなかった。『東京の橋』(石川悌二、新人物往来社、昭和52年、3,800円)では「(牛込御門橋)現橋は鉄筋コンクリート桁長35.61m、幅11m」とあるだけで、もっぱら牛込見付についてのほうを力説している。

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