ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




中央区立泰明小学校。中央区銀座5-1。1987(昭和62)年10月4日

『日本近代建築総覧』では「S4、RC3、設計:東京市、施工:銭高組」。ネットを参照してみると、設計者は東京市土木局建築課の原田俊之助らしい。
『東京建築懐古録』(読売新聞社編、読売新聞社、1988年)には構造設計に携わった神田貞次郎という人の話を記録している。
同書には戦災で焼けたことが書かれていた。「昭和20年1月27日の午後、空襲で職員室と2、3階の6号室が吹き飛ばされ、女性職員4人が殉職した。さらに焼夷弾を受け(5月24日か)、内部は焼けただれた。」と記されている。修復が完了したのは昭和27年だという。



中央区立泰明小学校。1987(昭和62)年10月4日



みゆき通りに面した玄関。1986(昭和61)年2月2日


数寄屋橋公園から
2007(平成19)年3月2日

現在、学校が建っている場所は外堀(現在は首都高)に沿ったところだが、震災前には、外堀通りが通っていた場所で市電もそこを通っていた。現在のコリドー街がそれで、山下橋のところでみゆき通りにぶつかって終わっているが、震災前はそのまま外堀に沿って数寄屋橋のたもとに出ていたわけだ。

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