ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




日柴ビル。中央区銀座2-8。1987(昭和62)年5月21日

銀座では数少なくなった近代建築のヨネイビルの隣のビル。壁面に新しいパネルを貼り付けているが、このビルも戦前の建築かもしれないという雰囲気がある。昭和30年頃の火保図では「日本製紙ビルKK/北興産業KK」と記載されている。昭和10年頃の火保図では4階建ての「銀二ビル」なので日柴ビルではないようだ。


泰明商会
銀座2-8
1987(昭和62)年4月29日

日柴ビルの隣にあった。『日本近代建築総覧』に「泰明商会K.K.、建築年:S5、構造概要:RC3、設計:矢部金太郎、施工:木田組?」として載っている。矢部金太郎の設計になる作品には、建築会館(1930)、田園調布駅(1924)、はいばらビル(1927)などがあった。
窓が大きくて壁面からずいぶんと引っ込んでいる。あまり他に見られないデザインで、1階分の高さが普通の事務所ビルより高く取っている。
現在の泰明商会の本社ビルは1991(平成3)に竣工している。

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