ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




左:赤松化粧品店。墨田区東向島1-10。2009(平成21)年3月29日
右:旧いの字。東向島1-10。2013(平成25)年3月17日

左写真は鳩の街通り商店街の北(墨堤通り側)の入り口の角にある廃業した店舗。鳩の街通りは、その西側は向島5丁目、東側は東向島1丁目と町境になっている。
赤松商店は看板の「ラモナー化粧品」が注目されている。ラモナー化粧品を製造販売していたのは今も盛業中の 石田香粧株式会社で、そのHPによると、「昭和6年、ラモナーの商標取得。ラモナー固練白粉発売」し、昭和25年には「ラモナーオリーブレモン」を発売。昭和35年には「ロータス化粧品の訪問販売を開始」し、主力商品をロータスに移していったらしい。したがって赤松商店の看板は昭和30年以前のものかと思う。
建物の横にコンドームの販売機が取り付けてあり、稼働しているように見える。赤松商店を廃業した店と決めつけたのは早計だったかもしれない。

右写真のしもた屋は赤松商店から商店街を数軒先にいった並び。玄関が2か所あるのは店だったときの名残りだろう。1985年の地図には「いの字」となっている家で、その店名と1階の和風の造りから、おそらく居酒屋だったと思われる。2階正面の看板建築のような造りが風変りだ。

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