ぼくの近代建築コレクション
東京の都心と下町を中心に、戦前に建てられた古い建物の写真を投稿していきます。
 




旧内山歯科医院。中央区日本橋人形町1-4。1985(昭和60)年頃

現・日本橋小学校の前の通りにあった下見板の洋館。歯科医院をやっていた家である。札幌や函館なんかで見られそうなスタイルで、北海道の下見板の洋館はアメリカから伝わったらしい。映画からの知識だが、アメリカの田舎の家はだいたいが写真のようなスタイルのような気がする。東京の街中にあるのはかなり珍しいと思う。
昭和50年頃と思われる写真(『にほんばし人形町』人形町商店街協同組合編集、昭和51年)を見ると、カーポートの屋根はなくて玄関の上に車寄せとも見える庇がある。また、2階建てのほうの屋根のドーマー窓がない。この窓は近年造られたものだった。
写真左端の家は飲食店向けの器などを扱う教雅堂。さらにその隣が立花医院だ。
現在は1990年竣工の内山ビルに変わった。



平屋のほうの下見板に素人がやったような補修の跡が見える。2階部分のほうの壁はきれいだから、すでに補修してあるのだろう。1枚目の写真では平屋の部分もきれいに修復されている。1982(昭和57)年4月18日

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