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仮面ライダーディケイド 第19話「終わる旅」

2009年06月02日 | アニメ・日曜朝 感想その他
ひとまず一区切り。

■仮面ライダーディケイド 第19話「終わる旅」

最後の「響鬼の世界」も巡り終わり、ディケイド兄さんの旅は一旦終りを迎えました。



(YouTube:10年間の大合奏)

対立する流派。師匠と弟子。全てが一体となっての大合奏。
これは…卑怯だ…。
「歌を忘れた生き物は滅びればいい」(こじまめ名言集より)を強く支持する私としては、こんなことやられたら投了するしかない。
「ぴっち」でも合唱&仲間パワーの演出はやっていたけど、歌は全員主旋だからなぁ…。
この演出は羨ましくてずるすぎる。

「響鬼」単体の演出もですけど、これを最後に持ってきたのも上手すぎます。
深読みというかベタな読みとしては、描かれていた流派の対立は、リメイク反対派やシリーズ毎のファン・アンチも意味してるんでしょうし、師弟協力は平成と昭和ライダーの共闘やら何やらも象徴してるんだろうと思う。
受け継ぐのは「仮面ライダー」の名前や基本設定じゃない。「仮面ライダー」という魂を受け継ぐことなんだ。

これで9つの過去シリーズは一通り全て終了。
個人的にちょっと微妙な世界もあるにはあったけど、全般に本編をくみ取りつつ、更に昇華させてるものばかりで異常なまでに面白かったです。
「ライダー」さんは毎年中だるみするのがネックだと思うのですけど(「ライダー」に限らず戦隊さんも「プリキュア」さんも)、短期決戦形式だとこんなに熱いのか。

ぶっちゃけのところ「ディケイド」の面白さは飛び道具みたいなものであって、他シリーズと単純比較するのはアンフェア。
とはいえ、その10年に一度しか打てない飛び道具を、完璧以上に撃ちこんでるのが凄い。
これは…20年後が楽しみだ…。


(左画像)
東映ヒーローMAX Vol.29 (タツミムック)

(右画像)
東映ヒロインMAX Vol.7 (タツミムック)


そしてこうも素敵なことを「ライダー」さんでやられてしまうと、否応がなしに「ディケイドプリキュア」への期待が高まります。
4年後の10周年にやるのか、10数年後の10シリーズ目でやるのかは分かりませんが、やりますよね?やらないわけがないですよね?
もうそれだけを楽しみに人生を歩んでいく所存。

(パラダイス・ロスト的展開の後)
キュアディケイド:
 「たとえ世界中の全ての夢と希望が潰えても…」
 「世界中の全ての人が絶望しても…」
 「彼女は決して諦めない」
 「それがみんなの夢と希望を背負うということだからよ!」
 「私?…通りすがりのプリキュアよ」

みたいな。
しかし「ディケイド」シリーズは幾らでも話が思いつきそうでいて、本編テーマを昇華しつつ、人気の小ネタや番組外ネタまで組み込もうと思うと、滅茶苦茶難しいですね…。
それをこなしてみせてる今年の「仮面ライダー」さんは、つくづく凄いと思う。

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4 コメント

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ハブられる裁鬼 (フォームライド!アミュレット・スペェド!)
2009-06-05 20:15:34
こんばんは。

>響鬼編
本家ウブメ戦を思わせるシチュでしたが、あれは全く音調が噛みあわなかったため、
今回の大セッションには感無量の一言。9大世界の締め括りを飾るだけのことはある大盤振る舞いです。
あの状況で当響鬼本人はドンドコされていた側であることを考えると至極シュールな絵ヅラですが、そんなことは気にしない(ぁ
そして鳴滝さんのテンパりようが異常な件w


>キュアディケイド パラダイス・ロスト
オロナミンCを一飲みしたマスコさんがプリキュアに変身するんですね、わかります(ぁ
ちなみに鳴滝さんの野望はライダーの時間帯をプリキュアにすり替えることだそうです(ぁ
全作品の世界を回って満面の笑みで勧誘・刺客活動に勤しんでいる彼に期待しましょう(ぁ
束になればそれなりに善戦も期待できます………
…G3マイルド・シザース・裁鬼・三原デルタ・橘ギャレン・影山ザビー群相手にw

>後半戦に向けて
破壊と再構築を繰り返すことで流れてきた平成ライダーの歴史。
それだからこそ出来た本作品の試み……一話辺りの見所を飽和させるほど充実させ、それでいてディケイドの旅の体裁をしっかり満足のいく形で整えている東映さんの手腕に感服です。
ここから真の意味で『ディケイドの物語』が始まる故に、まだ気も抜けそうにありません。

次回はアンチ主役面子揃い踏み。『555』組からあのお方のお姿もありましたな!000!000!
毎週キュアディケイドがコスプレ!?だと…… (ディメイズ)
2009-06-06 03:12:13
こんばんはー。

何故最後に響鬼編なのかな?と疑問に思っていたのだけど、この大合唱をやる為だったんですね。これなら納得せざるを得ない。旅の最後に相応しい〆だったと思います。

>「歌を忘れた生き物は滅びればいい」(こじまめ名言集より)
スゲェ、名(迷)言だ。とはいえ、今回は楽器を使った大合唱だったので、歌った訳ではないのだけど。
師匠と弟子、ディケイドとディエンド、力を合わせた大合唱が心地いいです……

>ディケイドプリキュア
もしキュアディケイドがフォームライドしたら、
ドリームコスプレver.キュアディケイド
イーグレットコスプレver.キュアディケイド
とかが見られるということか……やばい、すっごく見てみたい!!

>本編テーマを昇華しつつ、人気の小ネタや番組外ネタまで組み込もうと思うと、滅茶苦茶難しいですね…。
確かに。ここら辺がディケイドの凄いと思う所だったり。再構築した脚本家の人達のレベルは高いですよねぇ。

とりあえず、一緒についてくるプリキュア(所謂ユウスケ的な存在)は夢原さんがいいかなぁ、と思ったり。原典のような神々しさを薄れさせて、不完全さを抱えさせるとか。

こんな感じで構想はやたらと思いつくけど、これに小ネタとかを加えて話に一貫性を持たせるのは難しい、とつくづく思い知らされます。やっぱスゴイや、今回の仮面ライダーは。
そんな鬼は覚えていません (RubyGillis)
2009-06-07 13:50:24
>フォームライド!アミュレット・スペェド!さん
こんにちはー。

楽器で戦う意味がいったいどこに…?だった本編と違い、見事なラストバトルだったと思います。
まぁ鳴滝さんが何をあんなに頑張って蟹をけしかけたのかは謎ですが、結果的にはオールオッケーということで。
せっかくの音楽ネタ、やっぱり大演奏が見たかった。

ここまで見事に話を再構築してきただけに、これからの「本編」で竜頭蛇尾にならないことを願うばかりです。
映画の大集合もありますし、まだまだお祭りは続きそうです。

>キュアディケイド

私の脳内では増子さんはキュアレモネに一発変身、とてもとても恥ずかしいお姿を披露してくれてることになってます。レモネレモネ。
別名キュアコスプレ (RubyGillis)
2009-06-07 20:09:24
>ディメイズさん
こんばんはー。

歌こそは原点。歌こそは正義。
とりあえず全員揃って合唱・合奏やれば絵になるので、演出としては卑怯といえば卑怯なんですが、やっぱり映えますねぇ…。

>ディケイドプリキュア

見たい展開は幾らでも思いつくのに、ちゃんと整合性と筋を保とうとすると難しすぎます。
「ディケイド」は回る世界の順番も見事にかみ合ってますし、そこまできっちり考えようとすると…。
普通なら寝言や妄言レベルのコンセプトを、よくここまで昇華したなぁと感動すらしてしまいます。

ロースペック夢原さん、いいですね。
対比のために、全く人望なくて苦労してたりすると、何かがぞわぞわしてしまいます。

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