風に吹かれて旅ごころ

はんなり旅を楽しむはずが、気づけばいつも珍道中。

まだ見ぬバルト三国へ 7-1(モスクワ)

2017-06-05 | 海外
6日目からの続きです。

● 朝から焼きギョーザ

とうとうバルト三国滞在最終日になりました。
昨夜は(帰りのフライトではずっと寝ていくから、ずっと起きていよう)とがんばっていましたが、結局2時すぎくらいに瞼が重くなり、お互い寝に落ちました。

朝は6時過ぎに置き、パッキングを済ませてチェックアウト。
それから荷物を持って、レストランで軽食を取ります。



今日もおいしそう。なんというか、丁寧な感じがします。
本当に、ビジネスホテルのレストランとは思えません。



今日も焼き餃子。やっぱり昨日トゥラカイで見た伝統料理のキビナイに似ているような気がします。
味は普通の餃子と一緒でした。



絵になるリンゴ。滞在中、リンゴを何個か食べましたが、形はいいものの、どれも皮が厚くて飲みこみづらい上に、甘みはいまいちでした。
やっぱり日本のリンゴが一番だわ!



● ヴィリニュス中央駅

サクッと食事を済ませてホテルを出て、駅へ向かいます。
外は雪がかすかに舞っていました。ああ、最後まで天候はいまいちだったなあ。



バスターミナルのそばにある立派な構えのヴィリニュス中央駅。
最終日になって、この旅で初めて空港行きの電車に乗ります。
バスも出ていますが、せっかくなので、こちらの電車にも乗ってみようとチョイス。
でも案の定、駅の表示は英語表記になっていません。

どのプラットフォームから空港行きが出るのかわからずに、しばらくウロウロ。
外国の駅には改札がなく、つまり駅員もいないので、聞く人を探せずにキョロキョロ。



ようやく旅行会社のブースを見つけて、奥まった場所にある長距離切符売り場を教えてもらい、空港線の出るホームがわかりました。
空港のことは、こちらの言葉で「oro uostas」というようです。
airでもportでもないんですね。もうさっぱりわかりません!

世界で共通する言葉は、「タクシー」と「カフェ」くらいかしら。
地下通路を通って行くと、ホームへの道は階段しかなかったので、トランクを持ち上げてうんうんいいながら上がりました。

● 空港行き電車





2両編成の電車が停まっていました。空港まではたった7分の距離です。



かわいらしい車両内。わざわざガーリーに作っているわけでもないのに、なぜキュートな感じがするんでしょう?
カーペットが敷いてあるから?
1時間に1、2本しか本数がないため、早めに空港に着きました。



● ヴィリニュス空港

着いてみてびっくり。さっきの中央駅と同じような外観です。
えっ、これが空港なの?駅じゃないの?



小さな建物です。正面入り口からはなぜか入れず、横に周って車両用のスロープの脇の歩道をウンウン荷物を引きながら登らなくてはなりません。
どうしてこんな造りになっているんだろう?
前を歩く人がいなければ、入り口がわからずここでもウロウロしていたことでしょう。



外はしんしんと降る雪。
駅から空港までは直結しておらず、外を歩かねばならなかったので、少し雪をかぶりました。



空港の中に入っても、やっぱり見た目通りに小さくて、入っているお店も限られています。



入り口入ってすぐのフロアの真ん中に、新車がドーンと飾られていました。



NISSANって書いてあります。ピカピカのX-trailでした。



ベンチの周りにはたくさんコンセントがあって、みんな座りながら充電しています。
やっぱりITインフラに関しては、こちらの国の方が日本よりも進んでいます。



● 北欧風デザイン

チェックインを済ませて、ゲートに向かってみますが、こちらも案の定小さくて、あまりお店はありません。
今回、往路での不測事態により、タリン、リガ、そしてヴィリニュスと、バルト三国首都の空港をすべて利用することなりましたが、ここヴィリニュス空港が一番小さい気がします。



タリン空港がおとぎの国のようで可愛かったなあ。
ここも可愛らしさがありますが、空港に関していえば3つともずいぶん雰囲気が違っています。



北欧的で、センスはいいです。
かわいらしいファブリックのお店。



● リネンとバスケット

コンパクトにいろいろなものが売っていました。
売られているものは、結構万国共通です。



と思ったら、スーパーで買うのをあきらめたバウムクーヘンが売られているわー。
スーパーよりも小ぶりのものです。う~ん、食べたいなあ。
でも荷物にしたらつぶれてしまいそうだから、またどこかで見つけた時に!



今回の旅では、お土産屋さん巡りはさほどしませんでした。
こちらに来たら、自分用にバルト三国のリネン製品と、大きな手編みのバスケットを買おうと思っていましたが、滞在中、売られている光景を一度も見かけませんでした。
本当に名産なのかしら?
まあ、雨や雪の時には、外に商品を出したりしないでしょうけれど。

リネンとバスケットを買う最後のチャンスは空港だと思っていましたが、売店にはありきたりのマグネットなどしか売られておらず、残念ながらゲットできず。
琥珀の店ならあちこちにあるのですが。
そんなわけで、今回は食べ物のお土産しか買いませんでした。
まあ、機内持ち込みの小さなトランクなので、もともとそんなにものを詰める隙間はありませんでした。

ああ、でも籠は欲しかったなあ。この目で見る機会が一度もなかったのが、不思議といえば不思議です。
冬は売らないのかしら。

● 搭乗ゲートにて

とにかく行きにフライトに乗りそびれたことが、お互いトラウマになっているので、帰りも早め早めの行動。
自分たちの乗る搭乗ゲートまで来て、ようやくのんびりします。



空港の外では、朝よりも強く雪が舞っています。じきに積もりそう。
「トゥラカイ城に行ったのがこんな天気じゃなくてよかったね」
昨日も凍えそうなほどに寒かったのですが、今日の雪よりははるかにましでした。


タラップ・タラップ・タラップ


● 母と子とゲーム

私たちが座っているそばに、赤ちゃんとママがやってきました。
ベイビーはワニたたきゲームに夢中。
これって、日本のゲーム(ナムコのワニワニパニック)じゃないのかな?



別の親子がエアーホッケーを始めました。
なかなかのナイスショットを繰り出す少年でしたが、母親に難なく封じ込められていました。
母は強し。



● アエロフロート便

空港内で周りを見回しても、見える限りでアジア系はいません。みんなこの辺りの人々といった感じ。
機内に入ると、座席は今回もビジネスのすぐ後ろの席になりました。
ビジネス席はガラガラで、3人くらいしか座っていませんでした。すぐに出られて楽~。





アエロフロートのCAさんは、堂々として存在感がある感じ。
やっぱりバルト三国とロシア都では、民族が違うんですね。顔と身体の作りが違います。
バルト三国のほうが北欧に近いのか、金髪率が高くてすらりとしている印象。
あくまで個人的意見ですが、バルティックエアーのCAさんは抜群にきれい揃いだったなあと思いかえしました。



今回はLCCではないため、機内食もドリンクも出ました。
サンドイッチ、なかなかおいしかったです。



● メキシコ大使館の女性

モスクワ便は3人掛けで、フライト中、窓際に座っていた女性に話しかけられました。
在モスクワのメキシコ大使館員で、バルト三国に仕事で来て、これから戻るところだそう。
飛行機がモスクワに着き、機内から降りる時に、その人が意外なほどたくさん荷物を持っていることに気付きました。

ファッションに詳しいモコは「あのブーツ、買いたてのをさっそく履いてる」と気がつきました。
見ると、たしかにブーツの箱を持っています。空港内の免税店で買ったんでしょうか。
質のいい毛皮のロングコートをたなびかせながら新しいブーツでコツコツと足音を立てて、颯爽と去っていった彼女。
絵になりました。でも暖かいメキシコからきた人には、モスクワの寒さはこたえることでしょう。

その2に続きます。



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