Rimshot!!!!

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ドクター・ストレンジ

2017-01-27 | 映画
脳神経外科医として難手術を次々と成功させ、
富と名声を得ているスティーブン・ストレンジ。
そんな彼を襲ったのは、自動車事故でその両手が自由に動かなくなる、という事態。
あらゆる医療に頼ってもその手の感覚は戻らず、最後に頼ったのは「奇跡」でした。

「奇跡」を求めた彼がたどり着いたのはネパール・カトマンズ。
至高の魔術師(ソーサラー・スプリーム)であるエンシェント・ワンと出会い、
魔術について学ぶことになったストレンジの前に、
禁術を盗み、闇の世界の支配者を呼ぶことを目指すカエシリウスが立ちふさがります。
はたしてストレンジたちは、世界を護ることができるのか?

60年代のニューエイジ・サイケデリック思想を反映したコミック、ということもあってか
映画前半から精神世界(というかマルチバース?)を飛び回るシーン
(・・・まるで「アントマン」のクライマックスの素粒子の世界を見るかのような)が
出てきたり、時空を操作する魔術によって変貌する街
(「インセプション」の夢設計シーンよりも激しく変化します)などの
トリップ感溢れる映像がまず印象に残る今作。
2D字幕で見ましたが、3D栄えする映像だなぁ、と見ながら感じました。
(2度目見る機会があれば3Dにしようかな・・・)

今作のマスコットキャラ的な浮遊マントのかわいらしさや
意外なほどの笑えるシーンの多さも(いつものお約束もあります)
そしてストーリーが真っ当にヒーロー(と宿敵)のオリジンを描いているのも
実にMCU作品らしい丁寧さ、を感じさせます。
しかし、昨年の「BvS」「シビルウォー」の濃厚さと
デッドプール」の自由さを見たあとだと、
どうしても「もう一味欲しかったなー」という贅沢な感想も持ってしまうのは
毎年何本もアメコミ映画が作られる今、ならではの悩みなのかもしれませんね・・・。


ここからはネタバレ。
今回の映画には超存在といえる存在がクライマックスで出てくるわけですが
「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」(リブート前2作目)のように
はっきりとその姿を描かない、ということもなく、しっかりとその姿が描かれているのが
コミック会社が制作している映画なんだなーということを実感しますし、
その対抗策の選び方も実に「らしいなー」と思える内容でした。

あと、今回もエンドクレジット後とエンドロール後の2回、おまけ映像があります。
片方はこれからのMCUシリーズに、もう片方は今回の物語の続きを予感させる内容ですので
こちらもしっかりとご覧になっていってくださいね。



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