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ブラックアダム

2022-12-05 | 映画

古代、平和な民主制の国だったカーンダックは
軍を率いた独裁者に占領され、民は奴隷とされた。

自由を求めた少年は魔術師に選ばれ、英雄となり、
魔法の王冠の力で悪魔を呼び寄せようとした王と戦い、
その激しい戦いで、多くの民が傷つくことになった。

そして時は流れ、今のカーンダックは
武装勢力に占領された地域になっていた。
魔法の王冠を武装勢力に渡さないために探し求める母、
そしてヒーローにあこがれる息子。

王冠を手に入れた母は武装勢力に追いつめられるが
床に書かれた碑文を読んだ瞬間、そこに雷が落ちる。

英雄、テオ・アダムの復活。
超常の魔力とパワーを用い、武装勢力を圧倒するアダム。

そして、アダム復活を知ったアマンダ・ウォラーは
政府直属のヒーローチームを差し向ける。
ホークマン。
Dr.フェイト。
サイクロン。
アトムスマッシャー。
-ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)。

破壊する英雄vs武装勢力vsヒーローチーム。
三つ巴の戦いが、幕を開ける。

シャザムのライバルヴィランとして生まれた
もう一人の、というか過去のシャザムであるブラックアダム。
同じ「SHAZAM!」の呪文で変身するものの、
シャザムはギリシャ神の名からなのに対し、
ブラックアダムのそれはエジプト神のもの。
強大な力と怒りに溺れた存在として
幾度となくシャザムやほかのヒーローと戦う一方で
時にはより強大な悪にも立ち向かうという側面もありました。

今作では「敵対するものを殺害することに躊躇がないダークヒーロー」として
正統派ヒーローであるJSAメンバーとの対比で描かれており、
演じるドゥエイン ”ザ・ロック” ジョンソンのキャラクターも相まって
ヒーロー映画の主役、として十二分な魅力を持ったキャラとなっています。

そしてJSA…特にDr.フェイトはピアーズ・ブロスナンの演技の力もあって
こちらも魅力的かつ強いキャラとして描かれており、
最初に登場が発表されたときの
「ブラックアダムの引き立て役に使われるだけなのでは?」という危惧は
完全に杞憂となっていたのはうれしかったです。

陽のMCUに対する陰のDCU(この表記で統一するみたいですね)、というイメージも
すっかり昔のものになったわけですが(というか暗いのってバットマン周りだけなのでは…)
今作も主人公周りのドラマはしっかりしながらも明るく楽しい作品として
誰もが楽しめる1本になっている、と思います。
ユニバース作品としての縛りもそこまで強いわけではないですし。
(あえて予習するなら「シャザム!」と「ザ・スーサイド・スクワッド」くらい?)

邦画アニメがとても強い現状ではありますが
(スラダンとすずめとまだワンピREDも元気ですね…)
洋画アクション好きなら見て損はない一本、ですよ。

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