金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

映画:『ロイヤルナイト』

2016-06-16 15:47:06 | 映画の感想
映画:『ロイヤルナイト』(ジュリアン・ジャロルド監督)
★★★☆☆3.5

【シネマトゥデイの内容紹介】

1945年5月8日、ドイツとの戦争に終止符が打たれたロンドンでは、
人々が戦勝記念日を祝っていた。
この機会を逃せば二度とチャンスはないと察した
19歳のエリザベス王女(サラ・ガドン)は、
父親の国王ジョージ6世(ルパート・エヴェレット)に対して
宮殿の外に出たいと懇願する。
何とか許可をもらえた彼女は、妹マーガレット(ベル・パウリー)と共に
オシャレしてお忍びでホテルに向かうと……。

********************************

映画館にて。
まあ、あらすじから予想できる通りに
『ローマの休日』ロンドン版なのだが、
お約束通りのロマンチックもよいものだ。
王位継承者たるエリザベス王女の毅然とした風貌、
周囲の人間が自分のために動くことをまるで疑っていないような振る舞い、
マーガレット王女の無邪気さと運のよさなんかは
王室&皇室好きにはそれだけで楽しめるだろうし、
護衛のために付けられた軍人二人の間抜けぶりが醸し出す笑いも
全体のムードをライトに仕上げていたと思う。
ジョージ六世の演説下手も、それとなく描いていたのが良い。

個人的には、エリザベス王女の相手役のポジションだった男が、
見た目もキャラ付けも、どうにもいけすかなくて
没入できなかったのが残念。
(これが良かったら★4をつけていた)
マーガレット王女も、王女とは思えぬ下品さだったな。
全体としては楽しめたので、「思いがけない展開」とか
「大どんでん返し」を期待しない人にはおすすめ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 前の記事へ | トップ | 映画:『団地』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿