金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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81:大島真寿美 『香港の甘い豆腐』

2006-04-20 11:10:15 | 06 本の感想
大島真寿美『香港の甘い豆腐』(理論社)
★★★☆☆

母との口論をきっかけに、突然母に香港に連れらて来られた高校生の彩美。
「いないもの」として言い訳に使ってきた「父親」に引き合わされ、
香港の人々とふれあい、閉じていた世界が広がっていく。
それまでの日常が彩美の説明だけで済まされており、ロマンスもなく、
好みかといったらそうではないのだけど、淡々とつづられる
押し付けがましさのない前向きな展開に、優しい気持ちになれました。
単純だけど、香港行きたいなあ!!と思いました。
アジアのごはんをがっつり食べたい。
久々に海外旅行へと心が動きました。
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