金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
★の数は「好み度」または「個人的なお役立ち度」です。
現在、記事の整理中。

ジャクリーン・ウィルソン 『ガールズアンダープレッシャー』

2006-06-15 15:07:32 | 06 本の感想
本の感想124:ジャクリーン・ウィルソン 
『ガールズアンダープレッシャー―ダイエットしなきゃ!!』(理論社)
★★★★☆

正直なところ一作目はそれほどおもしろいとは思わなくて、
主人公と同世代のときに読んだら共感しただろうな……
という程度だったのだけど、二作目のこれはおもしろかった。
他人と比較しないではいられない心理、
自分の個性を認められない感覚というのは
十代の子どもだけが持つものではないからね~。
痩せたいと思うあまり摂食障害に陥りかけるエリー。
まともに自分の姿を認識できなくなっていくのが怖い。
それでもその過程で継母のアンナとぶつかりあい、
心が通っていくのがわかってホロリ。
マグダに対するエリーの漢気あふれる友情にもしびれました。
かっこいい!

エリーがダンのことでほとんどショックを受けていないのに苦笑。
ほんとに気の迷いでしたね。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 桐野夏生 『天使に見捨てら... | トップ | 森美樹 『あたたかな迷路』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿