金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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あさのあつこ 『透明な旅路と』

2006-08-31 12:49:32 | 06 本の感想
本の感想177:あさのあつこ『透明な旅路と』(講談社)
★★★☆☆

意外におもしろかった。
って、すっごく失礼なんだけど。
あさのさんの本は、個人的に『バッテリーⅡ』以降、
どうにも合わないなあと思っていたので
あまり期待していなかったのでした。
民俗学の要素もちょっと織り込まれてて、
柳田國男の「山の人生」を思い出してうれしかったなあ。
あさのさんの描く「少年」を好きな人は多いと思うけれど、
わたしはやっぱりダメ……。
白兎が主人公の追及をかわしのらりくらりと
しゃべってるところになると、いつも、
「おめー、結局言わないんなら黙ってろ」
とはしたなくも思ってしまうのでした。

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