金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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116:江國香織 『間宮兄弟』

2005-10-15 12:03:48 | 05 本の感想
江國香織『間宮兄弟』(小学館)
★★★☆☆

自分がそういう部分に反応する状態になっていたのだろうけど、
楽しくない子ども時代の思い出が出てくるたびに、
静かな悲しさで胸がいっぱいになってしまった。
おかしみややさしい感じはきちんとあって、読後感はよし。
映画では佐々木蔵之介・塚地武雅が演じるそうだけど
本当に初対面の女性に「最悪だ」と思われるような男性が演じたら、
暗澹たる気分にさせられてしまうだろうな……。

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