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★★★☆☆
突然宇宙から飛来した巨大な塩の結晶。
人々が次々と塩と化す「塩害」に脅かされ、
社会は崩壊寸前となっていた。
重い荷物を背負い、海を目指して歩いていた遼一は
道で少女・真奈に声をかけられ、彼女が秋庭という男と
二人きりで暮らす家へ招かれる。
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デビュー作に番外編を加えたもの。
想像していたのとずいぶん違った。
読者層に合わせて修正を加えていたという電撃文庫版は
どうなのかわからないけど、ハードカバー版のデビュー作は、
ベタベタなラブロマンスを描きつつも硬派。
『図書館戦争』のほうがよっぽどライトノベルっぽい。
本編のヒロイン・真奈ちゃんの一途なところは可愛い。
この人の作品の登場人物同士による「言い合い」の、
ギャーギャーわめいている感じがあんまり好きじゃないので、
ヒロインに関しては、番外編の短編は読まないほうが
いい印象が残ったかも。
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