今日は八幡平の秋田県側、大場谷地から日本百名瀑の茶釜の滝を目指しました。茶釜の滝は夜明島渓谷最上流部にあり、アプローチとすれば、渓谷を下から沢を詰めてくる方法と大場谷地から降りていく方法と2つ。楽なのは大場谷地からのアプローチと言われています。
ブナ林の黄葉も終わり、訪れるハイカーもいない大場谷地。今日はこちらから。10:00出発。
1/25000の地図には登山道の記載がありませんが、木道の終点からはっきりした道が続いています。登山道整備もマメにおこなっている様子でした。沢沿いの道をしばし行けば、、、
間もなく斜度が急激にアップします。
見上げればクマ棚だらけ。。。クマの糞もありましたが、このコースは、これぐらいの時期に来たほうがクマ遭遇率が低いのかも。登山中、クマと人間の立場は対等です。食われても文句言いっこなし。この場所の雰囲気に馴染むまでは緊張します。
クマ遭遇率は低いほうが良いですが、キノコ遭遇率は高いほうが良い!ムフフ。。。
ナメコやムキタケ。晩秋のキノコもちょっと探せば見つかります。ムフフ。。。
40分ほど登ると斜度が緩くなり、1124mピーク付近まで緩いアップダウンのトラバース道。
1124mピークを過ぎるといよいよ渓谷へ向け下降開始。滝まで行かなくても、なかなか素敵なブナ林です。
渓谷が近づいてくるとロープも設置される足場の悪い下降となります。
ロープが設置されてるとは言え、安全性は保証できない感じのロープもありました。
ロープの後は鎖場。けっこう親切ですが、油断は禁物。
1124mピークの下降開始から約40分で入渓ポイント。
入渓ポイントから上流へ若干登り返すと雲上の滝。これもけっこう立派な滝です。
雲上の滝を見たら今度は下降。頑張ればトレッキングシューズでもいけそうですが、長靴だと安心。
沢沿いにもロープあります。ここまで来ての整備もご苦労なさったことでしょう。
沢馴れしてる方ならロープなんか無くても平気だと思いますが。
切り立った渓谷の中を沢が流れる。
入渓ポイントから10分も下ると茶釜の滝への分岐。
茶釜の滝手前の難所の垂直ハシゴ。
新しいものは良いのですが、古いものは、何か違う恐ろしさがあります。
見上げるとハングしているような錯覚すら覚える。ブルッ!
垂直ハシゴを終えてもまだハシゴ。最後までハシゴです。
茶釜の滝手前にクロベの巨木。
そしてついに茶釜の滝!滝マニアの方にとって、見に来るにはちょっと苦労する滝ですね。なかなか立派な滝です。ここまで出発から約2時間でした。さあ、帰りも気をつけていこう!
帰路は忠実に往路を辿って。もともと杣道として使われていたと思われる道で、広さも十分で、よく整備もされていますが、一番心配なのはクマでしょう。ですが、時期を選べばあまりクマにも会わないかな?今日は気配なし。
無事に大場谷地に戻ること14:00。若干のみちくさはあれど、だいたい4時間といったところでした。
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