すーさんの山日記

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八幡平の登山情報

七滝→大地獄谷→平笠不動→焼走り

2015-06-21 19:49:32 | 岩手山

今日は七滝コースから大地獄谷経由で平笠不動へ。下山を焼走りへ。 

ブナ林を抜け一服峠を過ぎると、アオモリトドマツも混じるようになります。しかしこのアオモリトドマツは岩手山の東側にはありません。

そのアオモリトドマツの林の中ではマスタケ成長中。

今日も天気予報は芳しいものではありません。黒倉山にまとわりつくようにガスが湧く。

森林限界を超えると、涼しい風が心地良い。

大地獄谷のイソツツジは最盛期。

お花畑のチングルマ。山は静かな方が良い。

御苗代湖へ行く手前から東へ進路を取り、平笠不動への登りが始まる。ヒナザクラの白い絨毯が美しい。

部分的に分かりづらいところもありますが、踏み跡を忠実に辿れば、迷うこともないでしょう。しかし、急登続きで再び汗が滴り落ちる。

アオモリトドマツの樹林帯の登山道はシラネアオイ街道。

急登続きの登山道を詰めていくと、屏風尾根に飛び出します。

2011年の年越し大雪で発生した大雪崩でなぎ倒されたアオモリトドマツが、尾根まで登ってくるとよく見えます。

御苗代湖は、古岩手山のカルデラ内にある火口湖。

尾根上の岩場には、イワウメやミヤマキンバイ。やはり見頃を迎えております。

ハイマツ帯の登山道は一見分かりづらそうですが、踏み跡はしっかりしてるので大丈夫。

やっとの思いで平笠不動避難小屋。水場がありませんので、上坊コース、焼走りコースから登る際は、水分多めにお持ち下さい。

下山は焼走りへ。途中、文政5年(1822年)に担ぎ上げた六合目の石碑。このような石碑が上坊コース上に9本あるらしいです。

岩手山西側にはないウコンウツギ。

平笠不動からつるはしの間は、シラネアオイ、サンカヨウ街道。ちなみにサンカヨウは漢字で書くと山荷葉。荷葉とはハスのこと。

つるはしからは焼走りへ向けて下山。つるはしから少し下ると、コマクサの大群落です。

おそらく、秋田駒か岩手山のいずれかが、コマクサの群落日本一でしょう。やはり例年よりも10日は早いようです。

第1噴出口を過ぎ樹林帯に入ったところでベニバナイチヤクソウ。

焼走りまでの登山道にはアオモリトドマツがありません。西側の古い岩手山に東側の新しい火山活動のより現在の岩手山の形になったことが関係しているようです。

今日歩いたコース、とくにお花畑から平笠不動の間はワイルド&タフなコースですが、気力体力充実している方にはオススメしたいところです。ぜひ!

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2 コメント

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Unknown (仙台のN)
2015-06-22 22:35:26
オオシラビソと同じですか?近くを通ると綿飴みたいないい匂いの。
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Unknown (RST)
2015-06-22 23:12:09
アオモリトドマツ=オオシラビソです!
その通り。
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