デ・ランシー(ob)プレヴィン指揮LSO(RCA/sony)1966・CD
フランセの音楽は愉快だ。しかし演奏者が愉快とは限らない。ヒリヒリするアンサンブルに聴いているこちらも神経をすり減らす思いがすることがある。でも、この演奏は優しい。曲の華やかさをことさらに引き立てることなく自然に、柔らかく厚い音もなつかしい。緩いと思う人もいるかもしれないが、こういう録音は癒やされる。精度という機械的な部分とは別で、こなれており、ライヴでは実現し得ないものかもしれない。この曲はオーボエというところがまた癒やされる要素でもある。
フランセの音楽は愉快だ。しかし演奏者が愉快とは限らない。ヒリヒリするアンサンブルに聴いているこちらも神経をすり減らす思いがすることがある。でも、この演奏は優しい。曲の華やかさをことさらに引き立てることなく自然に、柔らかく厚い音もなつかしい。緩いと思う人もいるかもしれないが、こういう録音は癒やされる。精度という機械的な部分とは別で、こなれており、ライヴでは実現し得ないものかもしれない。この曲はオーボエというところがまた癒やされる要素でもある。