20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

オネゲル:交響的運動第1番「パシフィック231」

2011年07月31日 | フランス
○マルティノン指揮ORTF(EMI他)1971/6,7・CD

落ち着いたテンポで設計図通りの演奏を仕上げたふうだ。響きの確かさ、音符の間に風の通るような精密さ、いささか盛り上がりには欠けるダイナミクスの付け方ではあるが、オネゲルの意図通りの演奏ではあるのだろう。○。

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ドビュッシー:「聖セバスティアンの殉教」~ユリの庭パート1

2011年07月27日 | ドビュッシー
トスカニーニ指揮NYP(?)1936/4live

冒頭一くさりだけで音も推して知るべし。レスピーギをやるように派手で響きの詰まったいささか暑苦しさを感じさせる部分はある。

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ミニョーネ:四つのブラジルの教会

2011年07月25日 | その他ラテン諸国
○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(?)1944/4/2live

ガーシュインのピアノ協奏曲と一緒に演奏されたもの。ブラジル現代作曲界の大家ミニョーネの、民族主義的ロマン派作品で、豪華絢爛な響きと甘いメロディ、ブラジル舞踏のリズムがそれぞれ個性的では必ずしもないにもかかわらず一つの作品としてまとまってくるとこれほど魅力的な音楽になるものか、特にブラジル固有の音楽要素を西欧の語法によってジェネラルなものに昇華させる手腕は先輩ヴィラ・ロボスよりも優れていたのではないかと思わせる。同時代の作曲家同様時代に沿った作風の揺れが真価を見えにくくしているが、この作品のような、少々幻想味は足りなくも娯楽的な要素はピカイチな作品では、まったくなぜに一部にしか知られていないのか理解に苦しむ作曲家である。初期にイタリアで多大な西欧音楽の影響を受けており、トスカニーニもまたイタリアの指揮者として強い自覚を持って生きてきた指揮者でもあり、そういうところにもこの作品が演目にあげられた理由はあるか。ゴージャスで力強い演奏である。○。

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チャイコフスキー:劇的序曲「ロメオとジュリエット」

2011年07月25日 | チャイコフスキー
○A.ヤンソンス指揮ハンガリー交響楽団(C&R:CD-R)1970/10/20live

思いのほかよくできている。引き締まったアンサンブルで、劇的効果を適度にあげつつ流れを作っている。このオケが結構隙なく最後まで演奏しきっているところが意外だが、まだこのプログラムの前プロだということもあるかもしれない。父ヤンソンスの記録ではかなりいいほうだろう。○。

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カバレフスキー:交響曲第2番

2011年07月23日 | カバレフスキー
トスカニーニ指揮NBC交響楽団(?)1942/11/8LIVE

音が悪すぎてよくわからない。曲はちょっとショスタコの1番を思わせる簡素な構造を持っているが、ボロディンやカリンニコフを削ぎ落とし骨にしたようなじつに古色蒼然。新しさと古さの自然な同居ぶりがカバレフスキーの特長なんだろう。ただこれは、音が悪すぎてよくわからない。

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ドビュッシー:管弦楽のための夜想曲

2011年07月20日 | ドビュッシー
○ブリュック指揮ORTF(FRENCH BROADCASTING SYSTEM)放送・LP

プロコフィエフの初演で知られるシャルル・ブルックだか、フランス近現代ものの指揮には聴くべきものがある。この曲もリリカルで甘やかな雰囲気を漂わせるものとなっていて、怜悧で精密な解釈表現とは一線をかくしている。シレーヌなど幻想的というよりなまめかしい。○。

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ドビュッシー:三つの交響的エスキース「海」

2011年07月20日 | ドビュッシー
○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(?)1945/2/11放送live

透明感がありみずみずしい海になっているが、少々窮屈な感もある。決して外れた演奏をしないできないさせない空気がソロ楽器をことごとく包み込んでいる。一個一個が手堅いのだ。最後妙に作為的なブラボーが飛ぶが、トスカニーニの海だなあ、という以外特徴はない。録音は度を越して悪い。

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ドビュッシー:イベリア

2011年07月19日 | ドビュッシー
トスカニーニ指揮NBC交響楽団(?)1945/2/11放送live

音が悪すぎる。音量もなく、このラテンの迫力に満ちた舞曲がまったく魅力的に聞こえない。

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ドビュッシー:牧神の午後のための前奏曲

2011年07月19日 | ドビュッシー
○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(?)1945/2/11放送live

ドビュッシーコンサートの記録で、イベリアと海との組み合わせ。放送エアチェックと思われ音量がきわめて小さく音質もノイズもひどい。演奏はスコアの裏まで明瞭に組み立てたクリアなものでドビュッシーらしさが理知的に引き出されている。速めのインテンポ気味でソロ楽器にもとりたてて魅力はなく、解釈もあってないようなものだが、小粒にまとまって聴けるのは確かだ。○。

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ドビュッシー:牧神の午後のための前奏曲

2011年07月18日 | ドビュッシー
○バルビローリ指揮ハレ管弦楽団(BS/HMV)1953/12/23・CD

バルビローリ協会のフランス音楽シリーズ復刻盤。音質は思ったより良く像がはっきりしている。結構ドビュッシーの録音を残しているバルビローリだが、これは初CD化か。ソロ楽器云々では無くオケ全体が陶酔しうねるところが聞きもの。まさにバルビローリそのもので、バルビローリ以外には聴かれない息の長い歌いっぷり、ボリュームのある息遣いの大きくも自然な起伏に魅力の全てがある。特徴的な演奏で正統ではないが、ロマンチックな牧神もまたよし。○。

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※検索機能不具合

2011年07月12日 | Weblog
FC2ブログの長所だったブログ内検索が大きな不具合を起こしたままになっている模様。gooと違い標題込みのand検索はまだできますが、最新一件しか出さない模様。本ブログは膨大な数を登録しているので検索機能への負荷が高く、ペナルティを付けられた可能性もあり。これではデータベースとして使い物にならないので、少し考えます。

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プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第3番

2011年07月03日 | プロコフィエフ
○ツァーク(P)A.ヤンソンス指揮ハンガリー国立交響楽団(C&R:CD-R)1970/10/20ハンガリーLIVE

ザークと表記されることもあるが、多分スヴェトラーノフとのラヴェルの協奏曲ほかいくつかのスタジオ録音でしか知らない向きが多いだろう。私もだ。このライブを聴きはじめて驚いた、う、上手い!ピアノが大きく捉えられているためいかに細部まで掌握し独自のリリカルな世界を築きあげているかがわかる。この一楽章は弾く人にも参考になると思う。完璧だ。

ソリストは。

二楽章がだめだ。ソリストは揺らし過ぎ。そしてはなからそうなのだが余りに非力なオケがメロメロな音でずれていくのは聴くのが辛い。父ヤンソンスは実直にケーゲルを思わせる四角四面さを示しているがそれにすら乗れないようだ。三楽章はソリストはやや遅めで独自のロマンチシズムを発揮。だがオケは相変わらずである。まあ、○か。
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フランセ:弦楽三重奏曲

2011年07月02日 | フランス
○ジャリ(Vn)コロー(Va)トゥルニュス(Vc)(FRENCH BROADCASTING SYSTEM)1969/3放送・LP

スピードのある即物的な演奏だが過剰なキレがなく柔和な部分もあり好ましく聴ける。技術的に不足はないのだが、技術要素を聴くよりも音色を楽しむ演奏と言うべきだと思う。予想外に達者な演奏だった。
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オネゲル:交響的運動「パシフィック231」

2011年07月02日 | フランス
○デルヴォー指揮ORTF(FRENCH BROADCASTING SYSTEM)LP

パシフィック231はオネゲルのバッハ云々という発言のせいか縦を重視した抽象的な構造物であるかのような扱いが多いように思うが、ほんらいは描写的な要素を中心に据えた映画音楽なのである。デルヴォーの流れ重視の娯楽的な演奏を聴いていると原点に気づかされる。曲に改変の余地がないためか踏み外したような表現はないものの、とても楽しい演奏であり、それもまたオネゲルなのだ。○。
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