湯・つれづれ雑記録(旧20世紀ウラ・クラシック!)

※旧ブログの一部コラム・記事、全画像は移植していません。こちらのコンテンツとして残します。

深大寺の森のふもとの黒湯スパ〜深大寺天然温泉湯守の里

2021年11月06日 | 東京温泉
深大寺から植物園(現在は予約制)側に山をこえると逆の麓の宅地内にあります。1500メートル掘ったら黒湯が出たそうで、泉質の良い15センチ透明度クラスの湯がほとんどの浴槽に使われています。休日だと昼間でもさすがに少し混むようですが、場所が少し辺鄙なので平日はどうでしょうか。そもそもスーパー銭湯としてはコンパクトで、崖に沿って文字通りの岩風呂や洞窟ないし櫓風呂(リニューアルでプロジェクションマッピング小屋風呂を入れた模様)を置くなど、構造の工夫で楽しめるようになっており、館内の食堂や足湯といったものの手作り感は縄文の湯を想起します。

この館内図の浴室も現在の配置や内容と違う。左のほうが明らかに広いので、入れ替えがあるなら左のときを選んだほうがいいです。






源泉加温ですが源泉自体38度台には達しているそうです。塩分の表記はありませんが塩気を感じますし、上がったあと塩化物泉のようなツッパリを感じました。混んでいるせいで汗…とかでもないでしょう(カランの数が少なめですね)。露天には壺湯がありますが、ちと小さいかな。小屋風呂には細かい泡が湧きひときわ濃い感じはありますが、白湯浴槽を除いて黒湯のみながヌルヌルや粒子感はなくただ濃い感がする、湯の圧力の強いものでした。けっこう長湯できる風雅な雰囲気(屋内からも露天の木々や空をみられる)につい長居してのぼせてしまいそう。スタンダードプランは千円(休日+百円)で館内着タオル別、さらに一時間なら800円、夜9時なら五百円なので、慣れた人ならお得に利用できます。岩盤浴は別ですが、しっかりした設備が別館にあります(二階にも休憩所あり)。あと、サウナは大きな塩釜のあるサウナでびっくりしました。なかなかいいのではないでしょうか。

送迎バスあり、ただ時刻表制なのできっちり出て、待合ベンチだと乗り過ごすのでそちらに行かず直接乗って、武蔵境か調布までお戻りください。行きも使えると思います。

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横浜駅チカの正真正銘温泉〜横浜天然温泉スパイアス

2021年11月02日 | 東京温泉
ボウリングのピンをいただいたハマボールが建て替えでハマボールイアスという複合ビルになり、4階以上7階までに現在SPA EASが入っています。複数階仕様のスパ施設は有明の泉天空の湯など新しい都会型スーパー銭湯としてはおなじみ。フロアの広さが限定されるので、混む時間帯はどうなのかという気もしますが、ここは横浜駅西口からNTTビルの鉄塔目指していけばすぐの運河裏。平日昼でもカウンターに列ができたりしていました。

横浜駅チカのビル上のスーパー銭湯というと昔は他にもあったおぼえがありますが、現在横浜といえばの万葉倶楽部と比べたらかなりアクセスは良い(もっともあちらは景色と広さが格別です)。男女浴室ゾーンが休憩ゾーン(女性専用室あり・共用部は最新リクライニングシート)などと共に5階に併存しているので、便利ではありますが人混みを避けたければ階段状休憩エリア(有明にもありますね)が6階にあることを念頭に身体を冷ます場所を決めたほうが良い。ちなみに6階は男女共用(館内着着用)の岩盤浴室(通常プランなら無料、温度低めのやや小さい穴蔵)、いま力を入れていると思われるロウリュウサウナ(ロウリュウサービスの時間でなくても円形ルームに熱石円柱があり足下の絨毯とアロマが気持ちいい)、熱ざまし室があり、熱ざまし室は人がいなければゆっくりアロマ休憩できます。7階はほぼ女性専用エリア。

どうしてもどこもサウナ流行りで、サウナを打ち出しがちですがここは男女別浴室側にもサウナはあり
熱石がたっぷり積まれているものの、部屋はそこまで広くないので、ロウリュウサービスの時間はどこまで混むのかとも思います。しかし、ここの1500メートル採掘の「温泉」。本来はこちらが売りのはずです。内湯と風通し露天、どちらもそれなりに広さがあり、しかも温度が少しずつ違っています。天井は内外高めゆえ露天は下がりやすいせいかもしれませんが、岩風呂風で炭酸泉(やや狭い、炭酸結構強め、真水)を挟んで低温と掛け流しになっています。低温といってもけっこうのぼせます。看板に塩化物泉は湯当たりしますとあります。かなり塩分が濃いのかもしれません。ナトリウム・塩化物温泉と新しい成分表に書かれています。

「温泉」なんです。源泉は43度弱あるそうです。横浜温泉という源泉で、吸い上げて滅菌処理したら(滅菌処理特有の良い匂いがする)低くなり加温するようなのですが、それにしては源泉掛け流しのほうが不規則に熱い…掛け流し側は加温などしてないのかもしれません。強い湯なので、見た目は茶褐色透明ではありますが、身体を冷やし冷やししたほうがいいでしょう。

通常料金2454円とお高めであるものの、3時間の短時間が裏メニューとして用意されています(今回は通常コースだったので条件は詳しくは知りませんが1950円)。会員なら平日夜1時間で全込1188円。ここはタオル交換が無料でバスタオルや館内着も比較的安価で交換できるため、短時間はもったいないかもしれないです。会員割引、横浜市内在住者割引など、横浜らしいプランも(要確認)。廉価プランは岩盤浴不可など条件があるかもしれません。女性用のオプションが多いので、女性プランも調べて行けばいいかと。全般清潔で必要十分な、心得た設備でした。もっと湯っくりしたかった。



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