20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)~第1場、第4場謝肉祭の市場

2011年08月22日 | ストラヴィンスキー
○トスカニーニ指揮NBC交響楽団(RCA)1940/12/21LIVE・CD

録音は貧弱だがトスカニーニがまだまだ壮年の勢いを保っていた時期でもありリズミカルな演奏ぶりがよく伝わってくる。冒頭から抜粋で9曲、断ち切れるように終わるのでもっと聴きたい!と思う。トスカニーニとしては引き締めが足りないと思う向きもあるか。○。RCA盤には日付表記が無いものもあるが同じと思われる。そちらは録音がいいとのこと。

バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1911年版)~第1場謝肉祭の市場、第4場謝肉祭の市場<夕方>
という長い表題がインポートできなかったので手打ちしておく。
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ミヨー:地中海風序曲

2011年08月17日 | フランス
○プラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団(DG)1992/10・CD

交響曲の1楽章みたいな曲で続きが無いのが腑に落ちない感じ。プラッソンはとても聴きやすい。
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ミヨー:交響曲第7番

2011年08月17日 | フランス
○プラッソン指揮トゥールーズ市立管弦楽団(DG)1992/10・CD

掴みが完璧なミヨーの傑作。この並びの交響曲群は初期の不格好な前衛性や末期に表題的に交響曲名称を避けただけの才気が職人的技法に凌駕される頃と比べても、構成はややワンパターンだが聴きやすい。演奏も透明でミヨーを邪魔しない。○。

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ヴォーン・ウィリアムズ:イギリス民謡組曲

2011年08月17日 | ヴォーン・ウィリアムズ
○ボールト指揮LPO(PRT他)CD

浅薄なほうのRVWの手仕事の一つだが、ボールト最盛期の「プロムナードシンフォニーオーケストラオヴロンドン」とのセッションでリズムがよく響きが充実していて音楽の薄さを補う力がある。オケのソロがなかなか。○。

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トゥリーナ:シンフォニア・セヴィリア

2011年08月15日 | その他ラテン諸国
○アルヘンタ指揮スペイン国立管弦楽団(ALHAMBRA)LP

トゥリーナらしい民族性の強い音楽だがレスピーギの影響があからさまで、そのあたりは迫力がある。ロシアの作曲家に受けた影響もある。フランス楽派の色がファリャよりも素直に出ていて聴きやすい面もある。旋律主体で、そのまわりに色彩的に各パートを散りばめいささか浅薄な印象も否めないが、フランスふうの清新な書法が常に響きを明るく華やかに保ち、不快にはならない。生き生きとしたアルヘンタとお国オケの表現がますますもり立てる。オリジナリティを重視する向きには勧めないが、真夏のひとときを小気味良く過ごしたい向きにはどうぞ。交響曲ではない、音詩です。

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ラヴェル:マ・メール・ロア組曲

2011年08月13日 | ラヴェル
コーツ指揮LSO(HMV/PASC)1921/11/25、1922/4/25・CD

さらさら流れるような演奏はSPの録音時間の制約だけの理由ではなかろう。起伏はあるにはあるがテンポは乱れず、オケは鄙びてとくに木管がひどい。無印。

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アーノルド:8つのイギリスの踊りop.27、33

2011年08月13日 | イギリス
○ボールト指揮LPO(DECCA他)1954/11/1-2

安心のボールトである。少し前の映画音楽のように華やかで暗さのない音楽を、楽しげに聴かせている。ボールトモノラル末期の最も脂の乗り切った時期のものだけに、ドイツ臭さも抜けアメリカやイギリス近代特有の垢抜けた音楽がよくあっている。○。

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ミヨー:小交響曲第1~5番

2011年08月10日 | フランス
○ロジェストヴェンスキー指揮レニングラード・フィルのメンバー(MELODIYA/WESTMINSTER)

恐らくCD化されている。合唱入りの6番を除く五曲が収録。同曲の早い時期の録音であり古い人には馴染みのある盤だろう。一番いきなりのゆったりスローテンポでびっくり。しかしさすがオケが違う、指揮者の粗さや激しさが抑制され非常に繊細なアンサンブルが聴く者を引き付ける。極めて美しく、しかし空疎さがなく、暖かい。ミヨー特有の重層的な響きも美観を損ねないように精密に解釈されている。◎に近い○!

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マーラー:交響曲第9番

2011年08月10日 | マーラー
○ノリントン指揮シュツットガルト管弦楽団(BBC放送)2011/7/25プロムスlive

まさにノリントン。ノンヴィブラートを堅持する弦、鋭く突き刺すようなアーティキュレーションで煽るブラス、極端なテンポ変化に強いリズム表現。特に四楽章は物議を醸した演奏である。そのスピードとあいまってシェルヘンを彷彿とさせた。しかしシェルヒェンはヴィブラートで耽溺する。ノリントンはまったく、言い方は悪いが子供の演奏するように音色感のないノンヴィブ、プラスぶっきらぼうなブラスが興ざめさせる。でもうまく構成されていて、コンマスソロはヴィブラート解禁しているし、響きに神経質になることもなく、ライブ感を維持している。いつもの奇妙なノリントンではあるのだが、三楽章は水準以上に聴かせる。○にはしておく。オケが機能的で音色も比較的冷たいのが逆にノリントンにはあっている。

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ヴォーン・ウィリアムズ:オーボエ協奏曲

2011年08月06日 | ヴォーン・ウィリアムズ
○ミッチ・ミラー(Ob)ザイデンベルグ指揮ザイデンベルグ小交響楽団(mercury)LP

ライヴがPRISTINEから出ているが荒い演奏だった。これは骨太なところは変わらないが精度は高く、なかなかオケもしっかりしていて、とても楽しめた。ヴォーン・ウィリアムズの繊細な魅力も新古典的な書法の中から立ち上り、その点まったくライブ録音とは違う。録音さえよければ。○。

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ドルリュー:弦楽四重奏曲第1番

2011年08月04日 | フランス
○レーヴェングート四重奏団(FRENCH BROADCASTING PROGRAM)LP

映画音楽作曲家として名をはせたドルリューは表題なしの弦楽四重奏曲をニ曲残している。パガニーニ四重奏団のレパートリーにもなっておりなかなかしっかりしたクラシカルな作品だ。この曲は師ミヨーの書法を踏襲しながらも独自の甘やかな旋律や他の、とくにルーセルやイベールの弦楽四重奏曲の気分を彷彿とさせる響きや構成で多彩なところをみせている。その緊密さは楽団の技量そのまま反映して素晴らしい。○。

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ミヨー:組曲「パリ」

2011年08月04日 | フランス
○イヴァルディ、ノエル・リー、ベロフ、コラール(P)(ANGEL他)CD

確かBRILLIANTの廉価箱にも入っている音源で、FRENCH BROADCASTING PROGRAMの放送録音は恐らく同じ音源を用いていると思われる。若々しく溌剌とした表現が明るくもニュアンスに富んだ佳作の魅力をよく引き出している。音の数からいって二人でもいいのではないか?とも思わせるけれど、サティの流れをくむ隠れたピアノ作曲の名手ミヨーの作品として楽しめた。○。

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ドビュッシー:シランクス

2011年08月04日 | ドビュッシー
○ジバン(fl)(FRENCH BROADCASTING PROGRAM)LP

明るい音で技巧的フレーズを軽々吹きこなしているが、陰影に欠けイマジネーションを掻き立てられない。この奏者は知らないがオケ吹きのように感じる。○。

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プロコフィエフ:交響曲第5番

2011年08月02日 | プロコフィエフ
○ストコフスキ指揮アメリカ交響楽団(SCC:CD-R)1967/2/26live

相変わらずの娯楽的演奏で攻撃的なリズムもストコフスキらしい煽り方である。スピードが異様な四楽章コーダでラッパの音程がメロメロになったりコンマスソロが突然テンポを落としたりと事故が目立つが、全般には楽しめるし悪くない。○。録音はよい。

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