この映画もBS12でやっていたもの。公開当時は「ウエスタン」というタイトルで、それに20分ほど足したオリジナル版がこのタイトル。当時でも結構長いという印象だったが更に長くなって2時間45分。流石にこの長さでは公開できなかったのも納得。
実はこの映画、DVDでも持っている。にも拘らず後半半分くらい見てしまった。監督セルジオ.レオーネ音楽エンニオ・モリコーネというゴールデンコンビの映画で、他の「荒野の用心棒」「夕陽のガンマン」と比べると大分地味でしかも長い。主演もチャールズ.ブロンソンとクリント.イーストウッドに比べると華はない、が中々いい映画だ。基本的には復讐劇で、絡んでくるジェイスン.ロバーツやクラウディア.カルディナーレがかなり魅力的(一大叙事詩と捉え敢えて主役を限定しない見方もあるようだ)。そして劇中なんどもかかる音楽が耳に残る。公開当時一回見ただけで覚えてるのはこれと「ボルサリーノ」くらいなものだ(ボルサリーノな大した映画ではないが)。
そして改めて見ると、イーストウッドの「荒野のストレンジャー」「ペイルライダー」の原型はこれか、と気付かされる(と自分だけで思ってるのかもしれない)。もはやチャールズ.ブロンソンは亡霊ガンマンにしか見えない。
T君のカフェにピンクフロイドのポスターを飾るためにb2サイズの額を購入。前から約束していたもので、そのピンクフロイドは「狂気」のレコードジャケットに入ってたおまけで、何十年ぶりにレコードを出したときに気付いたものだ。少なくとも30年以上は経っている。流石に紙は劣化していたがどうにか額に収まった。
そんなポスターをいじっていたらちょっと興味が出てきて、久しぶりにヤフオクで映画ポスターを検索してみた。すると、これはいつものパターンだが、何だかんだ欲しいものが見つかる。ゴダールの「ウイークエンド」や「アルファヴィル」などちょっと食指が動いた。更に見ていくとポスターのデザインで興味を引くものが見つかった。誰の映画かと見るとカサヴェテスだった。映画のタイトルは「暴力の季節」、全く聞いたことがない。調べてみると監督はドン・シーゲル。いよいよ欲しくなった。そこで取り敢えず最低価格で入札してみることにした。これで落札されなければ諦めるつもりで。それが昨日。そして今朝メールを確認すると無事落札されていた。ドイツのポスターらしいが、果たして現物はイメージ通りのものかどうか。
写真は、ピンクフロイドの代わりに回収したピカビアのポスター。パリのポンピドゥーセンターで買ったものだ。これはこれで自分にとっては貴重。
今日から庭師が入った。一年置きに来てるから前回は一昨年だと思っていたが、前回は向こうの事情があり三年前だったことが分かった。道理で松の木が伸びすぎたわけだ。他の木も伸びたのは切ってもらうことにして、ついでに温泉の出が悪いのも直してもらおうと頼むと、全く庭師の仕事ではないが引き受けてくれた。こういうところが知り合いならではのところで有難い。
ということで剪定の前に温泉仕事。まずは詰まってると思われるパイプの特定をしてタンクを点検。少なくとも三十年は洗ってないタンクもついでに洗うことになった。そしてつまりのパイプに水道の水を送り込むという作業。その辺りはちょっ手伝いながらなんとかタンクもきれいになり終了。結構な一仕事だった。こちらとしては詰まりのおかげで風呂のお湯がぬるくて困っていたのが解決され、非常に助かった。
昨日NHKで陰謀論者(単純にある原理を信じ込む人と言う意味で)にどう対応すればいいのかということを番組で取り上げていたが、当事者が実際どうすればいいのかという具体策は一切提示せず、状況を解説しただけの一般論で中身のないものとなっていた。当事者は身内が陰謀論者になって家族関係が崩壊寸前という切実なものだったが、どこかの教授やそのほかの専門家の意見も全く物足りないもので、見てる方はそれだけかと思うだけだった。当事者もそんな分かり切った解説はいらないと思ったことだろう。
以前知り合いが、これが魔法の水で兎に角美味くて全ての健康の元となると言って盛んに勧めてくるので試しに飲んだら、ペットボトル容器の味しかしなくてそう言うと、もうそれ以上は何も言わなくなった。酵素コーヒーとか酵素風呂も愛用した完全ビーガンだったが、皮肉なことにその後直腸がんのステージ4が発覚し、多分もういない、と思う。信じ込むことによって健康になる人は中にはいるかと思うが(プラシーボ効果などで)、それは自分の中だけで納めてればいいこと。他人に勧めるのか問題なのだ。この辺りは宗教と全く同じだ。