WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

ドラマの出産シーン

2020-05-23 | 人生妙なり

出産10分以内「触っていいですよ」と言われても、なんだかおっかなくて…



閑話休題


出産経験のあるみなさま。
「コウノドリ」とか、他にも出産シーンが登場するドラマはたくさんありますが、
どの出産シーンも、私の経験したものとは全然違って、「うっそでしょー」と感じるのですが、
みなさまはいかがでしょうか?

実は私のブログ、立ち上げて15年以上になりますが、記事の中で最も参照数が多いのが、
「激痛…盲腸 vs 陣痛」です。

盲腸の痛みと陣痛とどっちか痛いか…というおはなし

そりゃもー私にとっては、断然「盲腸」でした。虫垂炎ね。
一晩中、吐くほどの痛みに耐え、食中毒かもしれず。近所迷惑だと救急車は呼んでもらえず、朝になってやっと、しかし自転車を自分で漕いで町医者に行かされ、その後総合病院に搬送され、
腹膜炎直前まで進行してしまっていました。局部麻酔なので、医師の声は全部聞こえ、「うっわ~~コリャひどいわ」とか、「こりゃ相当痛かったやろう」…とか。手術中にも私は自分の腸を引っ張り出されている感覚があり、とっても気持ち悪く「すみません、吐きたいんですけど」って言いました。もう吐くものなにもなくても、気持ち悪いと吐き気がするってもんです。私の後に虫垂炎で手術した人が次々と私よりに先に退院していきました。

母は、私が夜中、ものすごく痛くて苦しいときに、「お産はもっと痛いんだから、練習だ」と申しました。

そうか、もっと痛いのか、、、と、どれほどの覚悟で臨んだことだったか。
確かに、陣痛はものすごく痛かった。この世のものとは思えないほどの痛み。だけど宇宙のミラクルパワーと合体するという不思議で感動的な経験もしました。

しかし、子宮口が全開となって、分娩台に登ったとき、陣痛の痛みは消えてませんでしたかみなさん?
時折陣痛はあるものの、間があいて、その間は、家族や看護師さんたちと談笑もできたし。
看護師さんに触れられると、くすぐったくて声をあげて笑ったりもしました。
「いきみ」は痛いものではなく、ほんとにただ「いきむ」だけなので、この世のものとは思えない陣痛を通過してきた身にとっては、「痛い」とは全然感じなかったし。
まさに生物の「娩出」って感じ。

しかし、どのドラマの出産シーンも全くそうではなく、生まれるまで痛くて苦しそうに描かれています。
これ違うんじゃないでしょうか?

出産というものを、より感動的にドラマティックに仕立てあげるために、このような演出になっているのかもしれないけど、、、、

あっ、それと、お産が始まりも違う。
いきなり痛み出して、それがずっと続く感じに描かれている作品が多いけど、
最初は痛みじゃなくて、張りがかなり頻発して、「いや~~いよいよかも、今日かも?」って、すごくわくわくしたものでした。
「さあ、人生の最高の瞬間に向かって頑張るぞ!」って思いませんでしたか?
千葉にいる夫に高松から電話して、陣痛ピークに間にあった。

あの共同作業はすごかったな。


「コウノドリ」はものすごく良いドラマだなあと思います。

一方で、お産の場面を妊婦と同じ目線で描いたドラマがあったらいいのになあ…と思います。



出産1時間後





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