WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸芸2019 小豆島2

2019-05-29 | 瀬戸内国際芸術祭

草壁港では、こんなトイレも作品です。



「石の島の石」 中山英之建築設計事務所




草壁港を後にして、次は醤(ひしお)の郷へ。
ここでは、以前に観た作品は省略して、新作のみご紹介します。

「ジョルジュ・ギャラリー」ジョルジュ・ルース

小豆島・醤の郷に「小豆島アートプロジェクト」代表・石井純の祖父母がかつて暮らした古民家が残されている。
26年間静かに眠っていたこの住空間に、2018年10月、フランスの写真家「ジョルジュ・ルース」を招聘し、
約50名のボランティアと共に、和室や納屋やロフトに幾何学模様を描くプロジェクトが進められた。
ジョルジュ・ルースは廃墟や取り壊し予定の建物の空間にインスタレーションを設置、それを写真作品として完成させるアーティストである。
今回、3か所で創られたインスタレーションは、特別に瀬戸芸のために残されて、3つの写真作品と共にこの古民家を改装して造られた「ジョルジュ・ギャラリー」で公開される。
しかしそれらは、箔やチョークといった儚い素材で描かれており、いずれ時間と共に消えていくかもしれない。
人々の営みと共に生きた空間にもう一度息吹を吹き込むと同時に、それは新たな記憶として埋没していく道程の第一歩でもあるのだ。
ギャラリー内ではほかに、制作過程を記録した岸本康の映像作品を、併設の「コヒラ・カフェ」では栩山孝と片山みやびの作品をそれぞれ展示する。
(瀬戸芸公式サイトより)




コレは私がスマホで精一杯撮りましたが少々歪んでいます…悪しからず



正面のある位置から見るとこのように部屋の中に透明の円が浮かび上がります。
その向こうに和室の壁が透けて見えるかのようです。
とても美しくて感動的でした。





ジョルジュ・ルースは、古民家や廃墟化している空間にこのように描くアーティストで、日本にもいくつか作品がある模様。
別室には制作風景なども展示されています。
狭い階段を上ったところには、チョークで描かれたこの作品。



画像からは分かりにくいけど、部屋の隅に大きな四角形が浮かび上がります



今回は時間の都合で行けなかったけど、カフェも併設されていて、メニューも魅力的。
来期は車で、お泊りで、アート旅行で行ってみようかなあ、、、



入り口はこんな感じ…一応アップしとく




この記事を書くにあたってググっていて知ったことですが、プロジェクトリーダーの石井氏は、「モーション・ギャラリー」(クラウドファンディング・プラットフォーム)で出資者を募っていた模様。
小豆島の嘗て実家だったところにジョルジュ・ルースを招聘するプロジェクトに。
目標金額は150万円と、めちゃくちゃ控えめですが、少しでも多くの人たちとこの夢を共有したいとの思いからと推察されます。
石川氏は、某有名メーカーの役員であった方のようで、「150万だけ足りない」なんてワケはなかった筈。
私は「モーション・ギャラリー」というものがあることだけは知ってましたが、実際にサイトを見たのは初めてでした。
こんなふうに資金を集めたい方と、応援したい方を繋ぐのっていいなあ…と感じました。




「鐘舎 Bell Shelter」 朱哲琴(Dadawa)



倉庫を改修し、スピーカーを多数配置して、小豆島で録音されたいろいろな音にスクリーンの映像が反応するという、瞑想空間のようなところ。
大きなおりんを叩けば、それも映像に反映するハズなのですが、この時は設備の不調で残念でした。
しかしまあ、ただひたすら映像と音にぼぉ~~っっっっとできます。

この2箇所、貸切状態でした\(^o^)/


さて。いったん、ここから土庄港まで行って、別のバスに乗り換えて「リン・シュンロン」の新作へ向かいます。
もうそれだけのためです。



「再び」 キム・ミョンミン





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瀬戸芸2019 小豆島1

2019-05-20 | 瀬戸内国際芸術祭





女木、男木、沙弥島…と、近いところから訪れていってますが、今回は小豆島。
いんや~~ここはホントにもぉ広すぎて、しかも私たちは公共交通(…つまりバスね)を利用してのんびり行きましょう…なスタンスでやってるので、たまにはトラブルや失敗もあります。
それも含めて「瀬戸芸」と思ってて、それも含めて楽しいのよ。いろんな失敗もすごく忘れられない思い出なのです。

話がそれるけど、豊島の積み残し事件は、もぉ~~これまでの瀬戸芸の最高の思い出なのです。
しかもこの時は、SYOさんのことを「甲さん」とか匿名で書いてるし(^_^;) ナニゲに内緒で行動してたんだな~
そして、ゆっとくけど、私たちは夜の高速艇の中で手を繋いだり、なんかいい雰囲気になってたワケではないので誤解のなきよう。
今、コレ読んだ方は絶対このときのSYOさんと私はいい雰囲気だったのだと思うだろーから、言っとくヽ(`Δ´)ノ

…と、話が逸れまくりましたm(_ _)m




「Liminal Air -core-」大巻伸嗣


今や高松港のシンボルでもあります。


フェリーで車や、現地でレンタカーを利用して、効率よく回ればよいのだけど、私たち、会期ごとに小豆島には訪れています。その度にそんな高額日帰り旅はできないっす。
他にもなるべくたくさんの島を訪れたいし。
それより、やっぱり島は島時間。
そうして、少しずつ計画しながら、バスの時刻表と相談しながら周ろうってことにしてます。

今回はもぉ、フェリーから「土庄港」行きか「草壁港」行きかで論争?がありました。
でっ、草壁港周辺の作品、なんかよく調べてないけど、先に出向する「草壁港」行きに乗ることに。

このフェリーめっちゃ良かった! 「一等船室(無料)」に席を確保。デッキも占有スペースって感じだし。
小豆島への船の一時間は貴重です。もちろん飲みましたとも\(^o^)/





















これらすべては神さまの作品。




さて。草壁港でいきなり遭遇する。「辿り着く向こう岸」シャン・ヤンの航海企画展







塔の中に入って寝そべるとこんな感じ




廃棄された古い漁船と家具を組み合わせた屋外作品を展示(公式ガイドブックより





↑↑ コレもぜひ読んでほしいなあ…




壁を削って日本の漁村、山村で作業する人たちを描いています



これなんしょ~~ん?(何してるの?)いちばん気になった



別の絵ですが、拡大するとこんな感じ 絵の下に削り屑を集めたものも展示されている




もっとじっくりゆっくり見て、係りの方にいろんなお話を伺いたかった。
なんといっても、自分の作った作品で航海をしようという発想がスゴすぎで、荘子の世界観・宇宙観のようだと感じてしまいました。
荘子なんて、学生時代以来なので、もぉ記憶の遥か彼方だけどね。
今期展示されている作品は、彼の実際の航海用の舟のパーツとなるとのこと。
芸術と生活を分離せず「ごっちゃ混ぜこぜ」にすることの究極だな、、、、しかも定住じゃなくて「航海」
これまでのテーマとなってきた「漂流生活」とはちょっと観点が違う。

しかしもう、次々とわくわくして、ほんとに楽しいです。いろんな思いが膨らみまくります。


夏会期以降は、この場所に、27mの舟が展示されるそうです。見にいらした方の画像やレポートを楽しみにしてます。ぜひご案内ください。


他にもも併せて書くつもりだったけど、長々となってしまいましたので、ここはいったん締めて提出いたします。




Comments (2)
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瀬戸芸2019 四国村

2019-05-18 | 瀬戸内国際芸術祭



「Suitcase in a Bottle」ラム・カツィール



イスラエル出身の作家は移民と絶滅をテーマに制作している。定住が当たり前ではなくなった昨今、旅行や移動、家とはどのような意味を持つのだろうか。
本作では旅をイメージさせるスーツケースや水面に漂うボトルをモチーフに未来への疑問を鑑賞者に投げかける。
(公式ガイドブックより)


そんな、いきなり「イスラエル」とかいわれてもよくわからん!! と仰る方数多なのではとおもわれますが、
私はクリスチャンでありまして、「聖書」は、イスラエルを中心として著されていますので、少しだけですがわかったような気がしました。
そして、このイスラエル出身のラム・カツィールさんの作品の、「漂流」をテーマとした作品が、日本の、この四国村に漂着して浮かんでいる…というのも、とても感慨深いです。

今回の瀬戸芸では、女木、沙弥島、四国村、そして、このあとアップ予定の小豆島でも、定住せず船で生活していた人々をテーマにした作品が心に留まります。


ところで私は生まれてから今まで、どれだけ引越しまくってきただろうか。
ちょっとマジメに書き出してみましたら15回でした。
そして、子供の頃より、今の住居でいちばん長く暮らしていることも判明した。これはちょっと驚きだったな。

でも私は、ここが「終の棲家」という意識はありません。まだこれからいろいろあるし。結婚もするつもりだし。「終の棲家」なんていうものはないような気がする。

漂流TAKAMIなんだな私は。
そんな私にとっての今期の瀬戸芸は、すごく興味深く、「イスラエル」まで出てきたとなると、ほんとにめっちゃ真剣になります。


…と、前書きが長くなってしましました~~\(^o^)/



さっ、気を取り直して、ご案内しますよぉ~~ん♪



四国村の入り口は、徳島、祖谷のかずら橋。



この途中に、ラム・カツィールしの作品が浮かんでいます。四国村での瀬戸芸の作品はコレだけです。




農村歌舞伎のステージ




で。いきなり、「猪熊源一郎」作品展へようこそ!





画像撮り放題だったのです。
しかし、私の心に留まったものを…

氏は、大変なベビースモーカーだったそうですが、あるとき健康のために禁煙を決意したとのこと。
そして、手持ち無沙汰な時間でこのようなものを作って遊んでいた模様。










そんな氏のおちゃめな人間性にも共感しますが、これを作品として遺そうと思った遺族の方がたもすごいな~~~と、、


さて。安藤忠雄美術館、、、


  



 







1年余り前にも息子とmacotoさんとともに訪れてご紹介したところです。
画像がだいぶmacotoさん化してきたような気がするなあ(^_^;)

庭園の薔薇もアップしとく。














醤油蔵・麹室、、、














四国村をのんびりと散策していると、それだけで心が洗われます。
古民家しかない。 違う時代にタイムスリップしてきたようです。
1年前にも記事とともにたくさん画像をアップしましたので、今回はこれでも控えめにさせていただいているつもりなのですけどね、、、



瀬戸芸パスポートをお持ちの方は入場料が半額ですので、ココはしっかりと押さえておくことオススメです。





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瀬戸芸2019 沙弥島

2019-05-17 | 瀬戸内国際芸術祭





毎回春会期限定の沙弥島に行ってきました。

沙弥島は3度目の訪問。
島といっても、1967年に埋め立てにより陸続きとなったとのこと。ですので、車で気軽に行けます。もう春会期、来週末で終わりますので、ぜひ訪れてみてくださいね!

今期はとってもよかったです♪♪

実はどこの島でも「今回はイマイチだったな~~」ということもナニゲにあります。
前回は私にとってはイマイチだったのです。初回があまりにも素敵すぎて、、、、
でも、それは人それぞれの感性なのですから…

しかし私としては、個人的なブログなので、個人的な感想やレポートを書かせていただいています。


沙弥島は、瀬戸芸の作品だけなら、2、3時間でまわれるところ。
それに、柿本人麻呂万葉散策コースや、瀬戸大橋記念記念館、記念公園、東山魁夷せとうち美術館などもあわせて訪れると、1日コースで堪能できます。
初回ご訪問の方にはゼヒともオススメです。
瀬戸大橋記念館では「ブリッジシアター」という大型全天周映像で、様々な番組を楽しめますので、あらかじめ観てみたい番組をチェックして行くことオススメです。


それらにはもう行ったよ…という方で、さらにパスポートをお持ちの方には、屋島の四国村とセットでの訪問がオススメです。
私たちも、今回はそのコースで堪能しまくりました♪



まずはここでお弁当タイム



沙弥島のトラフグ弁当



その他、うどんやおでんも販売していますが、みなさんコレ目的の様子。沙弥島ではトラフグの養殖をしてるって、、、知らなかったな~





「そらあみ<島巡り>」五十嵐靖晃  (お友達の亜希子ちゃんから拝借しています)



この「そらあみ」は、瀬戸大橋で繋がる5つの島で漁師や島の人たちと漁網を編むワークショップを開催して、会期ごとに新しく制作されているのだそうです。
海や空の色によって見え方が変化します。
何気ないようだけど、大勢の海にかかわる人たちの想いが結ばれている作品だと、、回を重ねるごとにこの素晴らしさが心に染み渡っていきます。



「大岩島2」大岩オスカール 












前会期では、小豆島に展示されていたこの作品。
所かわれば、そして3年経てば、全く違うものに見えるのは何故だろう?
自分の心の在り方が変わっている…
それから、作品を味わって楽しむ余裕…というか、「ゆとり」がかなりある、、、

2016瀬戸芸 土庄港周辺の記事

3年前、小豆島で同じ作品に遭遇したときの記事です。ご興味のある方はどうぞぜひご覧ください。大岩オスカールさんの制作風景の動画もアップしてます。
この記事にも書きましたが、2010年に「大岩島」という作品が、男木島の旧公民館の建物で展示されましたが、会期中に火事で消失してしまいました。
それでも、3年後の2013には精力的に続編をお描きになっている。
しかも、ドームになっていて、絵の中に入れる!!


続いては、旧沙弥小・中学校の中のインスタレーション。
これがとっても素晴らしかったのですが、画像はほとんどありません。






…あとはヒミツ…ってことで、実際に訪れてご堪能ください。



「瀬戸大橋の白い直線と緑の丘の対比」 ターニャ・プレミンガー



ところで、私は今回、このなだらかな斜面を上りきることができず、直前で挫折しました。ガーンガーン( ̄_ ̄|||)
前回まではな~~んでもなかったのに!!
交通事故でムチウチになって、三半規管にダメージを受けたり、浴槽で転んで頭を強打したり…と、まあなんかそういうことなのだと思う、、、
もう私はお山には登れないだろうなあ~~

でも、こんな私でもSYOさんは「バカだね~」とかいわず、心配して労わってくれるところがホントに嬉しいし、すごい人だなあ…と思う。



ヨタの漂う鬼の家




現在製作中



漂海の民、「家船」に暮らす人々については、女木島でもテーマになった作品がありました。
大変興味深いです。これに関しては、また別途、お勉強してレポートしたいと思っています。

この後、私たちは屋島「四国村」へ移動しました。
1年余り前にも、「四国村」の建築や、安藤忠雄氏については、建築家macotoさんにふっかぁ~~く解説していただき、息子とSYOさんと4人で、濃~~いときを過ごしましたが、
再訪して、またまた楽しくお勉強になり、認識が少し深まりました。


ってことで、次回は沙弥島からの四国村。お付き合いくださいね。





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瀬戸芸2019 女木・男木 2

2019-05-13 | 瀬戸内国際芸術祭



「風の番人」中里繪魯洲



画像は時系列とはなっていません。悪しからず。

女木島ではその他、レアンドル・エルリッヒ氏のコインランドリーの新作や、その他「島の中の小さなお店プロジェクト」も訪れましたが、
混雑していたし、またゼヒとも夏会期には再訪予定ですので、割愛させていただきます。またゆっくりと鑑賞して、アップします。


そして、男木へ。


息子は最近大変猫に愛着あるらしい。それで、まずは港に着いてから猫ゾーンに向かう。
たくさんの猫たちに出会えて、とっても嬉しかったらしい。
しかし、抱っこは論外殆ど触りもしない。
でも、ひとり連れて帰りたい…とも言う。
息子と猫の距離感は不思議だ、、、
でもなんか、わかる気がする。



男木にはたくさんの猫がいます。彼、彼女たちは、虚勢手術を受けていることのしるしに、耳を「桜カット」しています





長い間人口減少による休校で、6年前にはここでインスタレーションが展開されました。
しかし、今ではこの瀬戸芸をきっかけに移住してきた人たちの家族によって、学校として機能しています。



男木小・中学校







「歩く方舟」 山口啓介



この作品は、もぉ毎回訪れているのだけど、瀬戸芸の会期じゃなくてもず~~っといつでもここにあるのかーーーと思うと、なんか感慨深いな。
なんといっても男木島は小さな島なので、歩いて回れる。
会期じゃなくても、猫たちと触れ合おうと思って行ったらココにたどり着くのよ。



さて。
インスタレーションの鑑賞もしましょう。



「うちの海 うちの見」 サラ・ヴェストファル



公式ガイドブックの、このインスタレーションの解説の画像を撮ってアップしました。
「時間と知覚、そして人の記憶を探求する瞑想空間
空き家の中に、光と映像によってあたかも海景のようなインスタレーションを発表する。光を水に反射させることで、瀬戸内海を光の海として表現する。
暗闇に潜むタコの巨大な触手が観客と息を合わせるかのように動く。人の知覚に訴える空間を作り出す。(公式ガイドブックより)

私の感想は敢て書きません。大変よかったです。ぜひ訪れてみてください。




「アキノリウム」 松本秋則



「古民家で織り成す影絵とサウンドオブジェ」(公式ガイドブックより)
こんなひとことでは表現しきれない、超お気に入りのインスタレーションで、前回に続いて2度目の訪問。
ここは、混みあっていないとき、何度でも訪れてぼ~~っとしたい場所。


…と、まあこんな感じで、急ぎ足で女木、男木と回りました。
両島とも、またゆっくりと訪れる予定。


今回は突然いきなり、息子と2人で瀬戸芸で女木・男木を巡ることになってほんとに楽しかった、嬉しかった。
来年は彼は社会人となる。もうこんな機会も殆どなくなるだろうな。


瀬戸芸レポート今年も気合を入れて執筆します。
次は沙弥島。その次は小豆島です。
お付き合いくださいね。







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瀬戸芸2019 女木・男木1

2019-05-10 | 瀬戸内国際芸術祭






GW10連休、私には全然カンケイないよと、わりとフツーに仕事をしていたところ、突然最後の2日間になって、息子が帰ってくることになった。
しかも、瀬戸芸に行きたいと。
19歳の息子とその母が2人で瀬戸芸に行くというのは、結構特殊なケースな気がする、、、









20世紀の回想  禿鷹墳上








で。 行った。
女木島 男木島。
息子にとってはどちらも初めての島。
(嘗て瀬戸芸では、豊島と直島にはSYOさんと3人で行った。大島には初回、母と2人で行った。)


そーなると、まず女木島は、バスに乗って洞窟まで行かないとね。鬼が島伝説の洞窟。



ここが洞窟の入り口




今回は、洞窟の随所に、大量の「鬼瓦」が展示されていました。県内の中学生による作品とのこと。
その中で息子の目にとまったのは、顔が「クロス」の作品。
息子の視点で鑑賞するって、かなり新鮮、超新鮮。





この他にも随所におびただしく「鬼瓦」が展示されていたのですが、先を急ぎ割愛とさせていただきます。

洞窟を出て、頂上を散策。女木島から見る屋島と八栗。これも息子にとっては初体験…ってことで、なんか私も心に新鮮な風が吹くよ。







山から下りて、「家船」(えぶね)という作品を見ました。
東南アジア一帯では、定住せず、一生の殆どを船で暮らす人々がいたとのこと。
しかし、その船がある島に漂着し、定住することとなった…ことを想定した作品なのだそうだけど、
これに関しては、その後、沙弥島、四国村…でもほぼ同じテーマの作品と出会って触れ合ったので、後ほど全部まとめて書きたいと思っています。


一部画像のみ掲載。









さて。いよいよ。
本日のランチは、TAROさん監修の「瀬戸内ガストロノミー」
TAROさんとは6年前に沙弥島で出会いました。
これがその時の「島スープ」





千年前からある食材だけを使ったものとのことでした。味噌や醤油はありません。



今回は、女木島周辺で採れる野菜や、海の幸…などの食材を使った「食のパフォーマンス」とでもいうのか。
まずは席に着くと、クラフト紙に包まれたモノが。





何が始まるのだろう?…とワクワクします。
TARO氏登場。




本日の食材の説明、そして、これからマヨネーズを作ります、三木町でとれたての卵で作ります…との説明をお聞きしながら、クラフト紙を開ける。
鮮やかな島の幸。
そして、できたてのマヨネーズが供される。ふんわりとして、風味が際立ちます。






続いては、女木島の風でセミドライ状態にしたというポーク。
肉に「風通し」するとな、、、
とってもデリケートな味わいでした。






さいごは、桜の木でスモークした鰆(さわら)のお寿司。実際に桜の木をスモークしてくださり、香りを嗅ぐ演出もありました。
懐かしさと新鮮さが混ざり合って、とってもよかった。
すごく美味しかった。あまり語りたくない。







オマケはコレ





…てか、オマケじゃないし。
レアンドル エルリッヒ氏への敬意。
最後まで、こころゆくまで堪能させていただきました。



息子と2人瀬戸芸、まだ続くんですが、とりあえず、今回はここでひとまず締めさせていただきます。






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SETOUCHI SUNSET 2019 SPRING

2019-05-07 | アーティスト魂




5月1日 令和元年の最初の日。
こんなコンサートにご招待いただいてSYOさんと行ってきました。

香川県民なら誰でも知ってる「レクザムホール」だけど、ここの6Fに「シレーヌ」というレストランがあることは知りませんでした。
ここで、夕日をバックにワインとオードヴルを楽しみつつのコンサートです。

私が所属しているコールセンターのスタッフのひとりの由希ちゃんがお誘いくださいました。
由希ちゃんは、「コールセンタースタッフ」は世を忍ぶ仮の姿で、ホントはフルート奏者。音楽家なのです。

以前にもお誘いを受けて、レストランライヴを聴かせていただいたことがありました。
とても素敵だったので、今回も楽しみに出かけました。



本日のお品書きかと思ったら、本日のセットリストでした♪










お天気がよければ、日の入りの時刻にはこの窓からぴんくの夕焼けが見られるのだそうです。
なんとドラマティックで素敵な演出。
この日は、あいにくの曇り空でしたが、それでも瀬戸の海が見え、日の入りの後には夜景が広がり、テーブルにはキャンドルが点されてとてもロマンティックな演出。

もちろん演奏も素晴らしかったです。
セットリストにもあるように、クラシックだけではなく、誰もが知っている叙情歌や、故郷の歌…
この世界、そしてこの地域で生きて暮らしていけることを本当に幸せだと感じることができる、とても素敵なコンサートでした。



1ワイン、1オードブル付き♪



予想を遥かに上回るとっても美味しいワインとオードヴルでした。もちろんワインはおかわりしました\(^o^)/

私は、8月に「タートルズ」というフレンチレストランで、ものすごく久々に、自分のバンドのライヴをやります。
1drink & 1dish をオーダーいただくスタイルにしようと思っています。ですので、とっても参考になったし、お勉強させていただきました。




このコンサート、実は同じセットリストで、5/22にも開催するとのこと。
ゼヒ、お出かけください。超オススメです♪










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