週末はアルビレックス!

サッカーど素人ながらアルビレックス新潟にはまりこんだ「八百政」家のアルビレックスな週末。(コメント表示は承認制です)

ディス・イズ・ザ・デイ

2018年09月07日 | アルビレックス新潟

数日前に「三鷹ロスゲレロス&ネブタドーレ弘前」というブログタイトルで紹介した、小説「ディス・イズ・ザ・デイ」を読了しました。朝日新聞出版が発行の津村久美子さん作の小説です。この前にブログで紹介した時には、全体の4分の1ほどを読んだ段階だったのですが、前編読み終えた今、「これはなかなかいい本に出会ったな」と満足しています。

全11話の短編からなるこの短編集、それぞれが独立したお話なのですが、共通しているのはサッカーJ2のチームのサポーター(やファン)をテーマにしているところです。全国各地の地域に根ざしたそれぞれ特徴あるチーム(架空ですが)やその周辺を舞台に、J1から降格してきたチーム、中位でJ2に長くいるチーム、J3降格を心配しヒヤヒヤするチームなど、チーム事情もさまざまなのがまた、ボクらにとっては極めて身近に感じます。

そんなJ2のサッカー観戦に絡めて、親子、夫婦、不登校の中学生と担任の先生、部活の先輩(女子)と後輩(男子)の高校生、孫とおばあちゃん、恋人同士など、さまざまな人間関係が紡ぎ出されます。人間模様を感じることができます。「この街にサッカーがある幸せ」を感じることができる小説です。

J2で苦しむアルビレックス、そしてアルビサポーターのボクらも、この小説を読みながら自分自身の立ち位置や現在の姿を確認できるような気がしました。J3降格を巡り、残留争真っ只中のチームを背景にした短編などは、身につまされましたなぁ…。

「ディス・イズ・ザ・デイ」。お薦めのサッカー小説であります。

さて、明日はJ2残留争いを演じる岐阜との裏天王山です。当面のライバルである18位の岐阜をホームで撃破すれば、順位も入れ替わります。「絶対に勝たなければならない戦い」ですね。気合いを入れてまいりましょう!

コメント (2)
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