「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20160722

2016-07-22 | 矮小布団圧縮袋

〇参院選が終わりゃ早速これだよ沖縄は。
 東京電力社外取締役とか日本会議議員懇談会副会長とかが組織票でないわけがなかろう。
 これで騙されるような東京の人に、大阪や鹿児島を田舎だと馬鹿にする資格はない。
 そのくらいは田舎に住んでいてもわかるので、どんどん報道しなくなっていくWSやニュースが気持ち悪い。

 会社は凄まじく突貫工事の作業日だった。駆け回ってなんとか終わって20時台に帰宅。
 ちょうどMステ放送中。
 あの堀越の制服の写真でいうと、だいたい未満都市の頃のつよしくんだなあ。
 BGM:薔薇と太陽 / KinKi Kids
 それにしてもYen Town Bandとか20年一廻りで今90年代モードが来とるんかね?
 (写真:佐賀駅で停車中のななつ星を見るキイロイトリ)(20160722)
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20160721

2016-07-21 | 矮小布団圧縮袋

〇毎年何度も書いているような気がするが、1997年7月21日は昼すぎにNHKのスタジオパークを見ていたのだ。そのCDデビュー日であるのはもちろんだが、この緊迫した社会情勢の中、こっちは今日は朝8時から夜21時まで仕事っすよ。
 (とりあえず、様々な炭酸飲料で祝うつもりのキイロイトリやたれぱんだの皆さん。
  いちおうビターズとか氷零とか森のソーダとか、取り混ぜて、あるこたあるんだ。)
 アリーナツアーも気になるところ(ここ近年、去年や一昨年のドームライブから推すに良い勢い) 

 BGM:
 薔薇と太陽 / KinKi Kids
 Wild Lips / 吉川晃司
 ちょうど「SONGS」をやってたので。もう一つの男気を見た。
 しかしAnniversary的には今回の「薔薇と太陽」でよかったんじゃないかと思う。19年前ということになると、今KinKiを見聞きしている10代の方々など、その当時にまだ生まれてなくて、リアルタイムにその感覚を知らない人も多いと思うのである。
 20世紀末のその頃、人々が何故「硝子の少年」「愛されるより愛したい」「ジェットコースター・ロマンス」などのMV(PV)を見て「ちょっとこれは、何か…やばいんじゃないのか?」と動揺したのか? という、そのやや危ない「感じ」(まさに世紀末伝説)を、今回の「薔薇と太陽」MVは、かなりよく伝えてくれてるというか、表してるんじゃなかろうか。※その意味では、「多分マメ星人とかのKinKi見てた中高生」の世代であろう斎藤工さんの写真見たとき、これは「わかっとるな!w」と思った。なんとなく結実していく過程みたいなのを感じるのだ。
 要するに、あまり細かくは説明したくないけどwwデビューの時から(結構一貫しとるというか)そもそも、そーゆー……感じなんだよ!www
 吉井さんのコメントもありがたい。
 それにしても、祝19年目にしてまさかKinKiに関してそんなタグが出来てるとはな。
 なんだよ「シャルドネ選手権」って(爆)
 (噴いた麦茶を返せ的におかしいw)(20160721)
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20160720

2016-07-20 | 矮小布団圧縮袋

〇繁忙を極める週の真ん中なのだが、夕方取り急ぎ、会社からの帰りのついでに買物。
 週刊TVガイドって買うの何年ぶりだろ。KinKi Kids表紙に驚嘆。なんというか。
 6大付録、とか書いてあると、今1997年なのか?20世紀末なのか??という錯覚に陥る。「30代」が中年という概念が、覆されつつあるのを感じる(爆)いったい何がどうなっているのかと。

 写真は秋田市内の通り、薔薇の茂るフェンスの前をお散歩中のキイロイトリ
 BGM:
・薔薇と太陽 / KinKi Kids(「少年倶楽部」NHK BSプレミアム 7/20 20:00~)
 J-SupportってGyu!あたりの頃であったような気がする。KinKiはすぐ「きつい」「疲れる」「悲しくなる」とか言う「ボヤキ」キャラが10代からそうであったから、逆に同じことを30代になって言っているのを見ても、大差なく感じるのか(それって最初っからおじいちゃんぽいということなのか!?><)だいたい、ここに出てるNEWSの人が誕生日で30歳前後だとか言ってる勢いなのである。
そこからそのまま続いて
・ハッスルマッスルブギ / マッスルブラザーズ(「ドラバラ鈴井の巣」テレ朝チャンネル2、7/20 21:00~)
 で、どういうわけかドラマ本編よか、パスポートを落として飛行機のエコノミー席の下にもぐりこんで探して頭がはさまってしまって出られなかったりとかする姿が印象的なLA珍道中の(多分29歳くらいのはずの)安田さんを見ていて、その後でダッシュで留守録の隠蔽捜査#5の戸高巡査部長の役を見ていると、そのギャップで頭がくらくらしてくるのであった。(20160720)
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20160719

2016-07-19 | 矮小布団圧縮袋

〇風邪をひいてしまったようで、一日中連続する会議の審議の間もずっと鼻水が止まらずぐすぐすで、非常に恥ずかしい思いをしつつも勤務。やむをえん。
(それでも20時台に退社しタワレコへ駆けこんで寄ってきたキイロイトリとカツオ人間)

 なかなか迫力あるクリアファイルで度肝を抜かれましたよ。
 戻ってから異常犯罪捜査官#2と隠蔽捜査#4を再生往復しながら新譜確認。

本日のBGM:薔薇と太陽 -backing track- / KinKi Kids
 取り合えずA盤で先に船山基紀先生アレンジのザ・歌謡曲な夏っぽい恒例インストを味わいつつ、DVDも見てしまう。本気っぽい。堂島くんもかっこよくてありがとう♪(20160719)
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20160718

2016-07-18 | 矮小布団圧縮袋

〇朝9時から夜22時まで仕事。明日も早番だから7時半にはスタンバらんといかんのである。

 本日のBGM:Beautiful World / V6~薔薇と太陽 / KinKi Kids
     (TNC「うたの夏まつり2016夜FES」22:00~)
 23時前にやっと帰ってきて、これと隠蔽捜査 #3(BS-TBS 7/18 13:00~)を留守録追っかけ再生でダッシュで見てたところで、すぐどんなもんやの始まる時間になってしまった。寝るしたくもあるので、のんびりしてもいられない。大森北署が他人事とは思えない繁忙期。
 (写真:新幹線さくら内のキイロイトリとカツオ人間とむすび丸。海の日とは全く関係なし。)(20160718)
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20160717

2016-07-17 | 矮小布団圧縮袋

〇月曜も朝から仕事だし週明けから突貫工事が予想されるので、日曜は洗濯と野菜類の買い出しに行って戻り、家で休んでいた。昨日の仕事の緊張が残っているようで、貧血と疲労の対策で仮眠をとる。連休感覚はゼロ。
 (再び出張中の特急黒いかもめ車内で、お昼をいただいている時のキイロイトリ)

 ちなみに金曜の早朝に目が覚めて、M-on!でKinKi「薔薇と太陽」MVを見ようと思って、留守録のBS朝日「おかずのクッキング」(※今週はケータイ大喜利にも出演していた土井先生)からチャンネルを変えようと、テレビをつけてみたら、いわゆる今年の山笠のハイライトの生中継をやっていた。申し訳ない、由緒ある神事と理解しているものの、自分はあの姿がどうも苦手で、十数年住んでいても祭りを見に行けず中継のテレビも見ないできたのだが、今年は不思議といつものような拒否感がそれほどひどくなく、見ることができた。これはもしかして、この半年くらいの間に見てきた幾つかの番組や映画のおかげで、一種何らかの耐性のようなものがだんだん出来てきているのだろうか?
 一方、netや国際放送でやっているテロやクーデターの報道は、双方または複数の観点から情報が流れているのが見えるのだが、日本の地上波テレビでは一方向のしか流していないか、あるいはほとんど放送されていない感もする。数年前からずっと何かおかしいと思っていた。複数のnetの報道や記事等を斜め読みする間に、比べながら知るところがある。
 
 本日のBGM:
・真田丸 #28「受難」(7/17 20:00~)音楽:服部隆之
・交響曲第7番(未完成)/ シューベルト (「クラシック音楽館」7/17 21:00~)
 辛い秀次事件の結末と、ここで呂宋助左衛門(昔の市川染五郎=今の松本幸四郎さん)が登場。石川五右衛門も善住坊も出ないけど、「西へ向かう夕日」は欠かせない。
 「黄金の日日」の秀吉(緒形拳)もよさげな人からどんどん怖くなっていって「いい死に方しないよ」だったんだよなあ…と思い出される次回予告。この感じで、三谷幸喜氏あたりと同じく「大河ドラマで育ってる子供のその後」みたいなアダルトな視聴者たちにも作用してくるツボというか遊びがあるのは、奥行があってよいですな。その後「未完成」第一楽章とか聴いてるうちに、昭和の小学生の頃の日曜日みたいな気分がなんとなく高まっていく。
 このある種オトナ帝国の逆襲的なentertainmentのそこはかとない昭和感と、限りなく21世紀的な不穏な国際情勢の緊迫感との間に、ふと違和感や気持ち悪さのようなものがよぎる休日である。
(20160717)
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登場人?物2(20160717)

2016-07-17 | profile

○…旅・LIVE・物見遊山・お土産試食などに登場するキャラクター紹介その2(改めて)

 ▽むすび丸グリーン (左)
 うちのむすび丸四姉妹?の中では鉄砲玉的存在。こいつもかなり好奇心旺盛(宮城県以外にも各地に出没することがある)。2008年9月にピンクと同様、仙台からやってきた。

 ▽キイロイトリ(2010年タワーレコードversion)(中)
 うちのキイロイトリ初期のメンバー(2番目)。物静かだが安定感がある(物理的にも)。外回りも時々こなしつつ、最近は司令本部(自宅)にいることも多い、要的な存在。「No Music, No Life」の黄色いTシャツが目印。

 ▽キイロイトリ(ローソン・2011一番くじI賞ギフト・マスコットversion)(右)
 うちのキイロイトリの中では面構えといい度胸といい、お父さん的な存在。外回り営業で出張も多く、国内各地の街角やお店やライブにも野次馬気分で出没。この「別室」での出演回数も多い。


  
 ▽カツオ人間(右)
  うちの「別室」では2013年8月に登場。ご存じ高知県出身。比較的若手だが、外回り営業が増えた。キイロイトリ(ローソン2011)と共に「(そもそも初期設定から)おやじキャラ」らしく、お酒も好き。



 ▽キイロイトリ(くったりぬいぐるみS)
 タワレコの前に2010年夏に登場した最初のトリ。のほほんとした貴族的な性格。現在は優雅に、比較的おうちにいることが多い。


     
 その他、リラックマやコリラックマも時々現れることがある(例:おいもコリラックマ、アイス食べるリラックマ、むすび丸イエローとおいもリラックマ、はらばいリラックマ、など)。また、擬人法的な勢いで、各地や各方面の様々なキャラも折々出没するので、たれぱんだ以外にも仲間が増えてきた。リラックマが出現した影響である日突然鳥かごから外に出てきたキイロイトリのように、突如わらわらと活動を始めた、という感じでお読みいただければ。


 (ある種パペット劇場的にご笑覧ください。)
 

 本日のBGM:友諒 / 窪田ミナ(「隠蔽捜査 オリジナル・サウンドトラック」)
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20160716

2016-07-16 | 矮小布団圧縮袋

〇写真は神戸の三ノ宮駅前のビルに登ってみて、市内を見下ろしている時のキイロイトリである。
 
   
 北東部の方にはテレ東系の「廃墟の休日」Vol.1で安田顕さんと野口照夫さんが行った「摩耶観光ホテル」があるはず(ちなみに同番組のVol.10~では、生瀬勝久さんと吉田照幸さんコンビが東北に行く。番組の同じオープニングナレーションの台本でも、違う出演者の声が読むと、これまた、それぞれ印象が違うのが面白い)。この日は山々が雨雲に覆われていて霞んでよく見えない。どのへんなんだろうか?と思いながら見ていた。
 反対に海の方に向かうと、曇ってはいるが、はるか遠くに神戸ポートタワーが見える。もちろんここは、ドロシー・アンダーソンが(以下略・笑)

本日のBGM:
 Hey!みんな元気かい~ジェットコースター・ロマンス~薔薇と太陽 / KinKi Kids
(TNC 「Music Fair」7/16 18:00~、RKB「音楽の日」Part2 )
 世間は三連休などと言っているようだが、国際情勢が緊迫し、(だからってわけではないが)うちの会社も土曜や月曜は平日同様、勤務日で休めない。
 かつ今日は朝から夕方までの業務後、寄り合いで会合があり、楽しかったが帰りが23時頃になってしまうので、ミュージック・フェアと音楽の日は留守録で、戻ってからまたダッシュで再生中(夏の怪談の怖さと中居兄さんを構っている2人にわろた)。尾崎裕哉さん、ジュリアン・レノンといい、声って似るものですね。(20160716)
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20160715

2016-07-15 | 矮小布団圧縮袋

〇新神戸駅で買った駅弁の「リラックマごゆるりランチ」。さすがひっぱりだこ飯きかんしゃトーマス弁当など豊富なキャラ弁ラインナップで知られる淡路屋さん。(袋の中にもぐりこむキイロイトリむすび丸カツオ人間)

  
 中はウインナーやスコッチエッグやフライドチキンなどお子さまランチ的でミニサイズだ。もちろん、このドクターイエローのお弁当箱めあてに買っている(持って帰って洗って使うww)
 
 本日のBGM:
 I am hungry / エレファントカシマシ(「侠飯~おとこめし~」#1 TVQ 7/15 24:12~ )
 予告CMで流れているのがこの曲らしい、オープニングテーマ
 
 実は原作の文庫『侠飯』(福澤徹三)を出張移動中の駅の書店で見つけて購入し、列車の中で読み始めた。放映にあわせて生瀬勝久さんの帯がついている。文字で書かれたコミックのような感じがして、どんどん進んで15分くらいで読んでしまった。展開と結末は伏せておきます、最後に種明かしがあるので。それにしても自分の部屋も台所もなんとかしたい。(20160715)

(追記)小説で読んだ時の印象よりも火野(三浦誠己さん)が男前だ(笑)
 実写になるとこんなシーンになるのな。こないだまで昼のセント酒で戸次さんをばかにしていたエリート役だった柄本時生(弟)さんが、非力な就活生ってだけでもおかしいのに、恐怖する顔芸が只ならぬ(爆)そして始まる、凄い調理が(笑)
 ※生瀬さんの声で説明されるとまた、説得力あるなw(昨日今日の隠蔽捜査から生瀬特集が続いてるような勢い)

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本日の効果音(68)疾駆(「隠蔽捜査」m-15)/  窪田ミナ(2014)

2016-07-14 | 閑話休題・本日の効果音

〇本日からBS-TBS(13:00~)で、ドラマの再放送開始記念ということで(><)
 「月曜ミステリーシアター 隠蔽捜査 オリジナル・サウンドトラック」(日音、NQKS-2008)(2014.3.)

 たれぱんだたちが見ているのがサントラ盤だが、このドラマが気になって2~3月頃に#1~#5あたりを動画で見てしまい、そこで音楽がまた気になってCDで探したもの。さらにその隣にある原作の文庫本『果断/隠蔽捜査2』(今野敏)(ほぼ#3~#5のエピソード)も、買って一気に読んでしまった次第(写真)。
 
 その前の2013年前半期の「あまちゃん」の「杉本哲太&古田新太」さんダブル主演でライバル・生瀬勝久さんにして、適度なやさぐれ感と刑事コロンボ的な捜査力の強行犯係の戸高巡査部長の安田顕さんとか、審議官の神保悟志さんとか主席監察官の池田成志さんとかSITの斎藤歩さんとか管理官の古舘寛治さんとか、副署長の松澤一之さんとか主人公の奥さんの鈴木砂羽さんとか、その他にも、とにかく息詰まるような「舞台役者」系の「渋くて熱い芝居」に定評ある布陣が「半端なく」集結しているのである。ハンチョウにさらに輪をかけて美麗おっさんドラマだ(マニアには嬉しかろう。マニアックすぎるかもしれん。いわゆる可愛い若いもん(佐野玲於くんぐらいですかね)が少ないw)原作小説もいかにも「男社会」な話だったが。
 ※さすがに2014年1月のリアルタイムオンエア時には「あまちゃんからのダブル主役にHK変態仮面の父と偽物も共演」とかいう大それた宣伝はできなかったんだろうな(笑)。
 ※原作が有名で何度か映像化されているのだが、ちなみにTBSドラマ版主役の“柔軟な堅物”竜崎署長とやんちゃ系伊丹刑事部長というと、なんか「KinKi Kidsのブンブブーン!」ゲスト古田さんの上野居酒屋めぐりの回(CXで2015年10月)の時に古田さんが言っていた、杉本さんと呑んでて「表へ出ろ!」な勢いになった「東西ロックンロール対決」(!?)の話を思い出す(爆)←それ、ちょっと現場で見てみたいぞw

 改めて見てみると、時間帯なら夜10時枠にふさわしそうなドラマなのに放映が夜8時台だったことと、またテレビドラマ的には確かに、可愛げな若手アイドルが出てくる華やかさみたいなのがほぼ皆無なこともあって、非常に地味な印象を与えるところはある。面白いけれどその時間帯の番組にしてはエピソード詰め込み気味の難解な内容で、視聴に結構集中力が必要で気が抜けなさそうだ。さらに、どう見ても土ワイのテレビ欄みたいな長すぎてダサいサブタイトルが、意外に難しい内容とミスマッチな感だったりして(※サントラ盤の「漢字二字の熟語」の曲タイトルの方がかっこいいのに、本編はなぜなんだ)
 竜崎は原作小説からのキャラでもあり、彼の言うことは「本来の意味での」公僕、の在り方なのだろうが、2014年~今の2016年の現実世界では、そういう本質的な意味での「まっとうな公僕」に反する異常な公職者があまりにもおびただしく、平然と嘘をつき、率先してやくざな悪事をし罰せられず、国民の1%以下か以上か知らんがshamelesslyにニュースの中で跳梁跋扈していて、視聴者は日常的にもその幻滅感に辟易している。「国のために働く」という台詞は、(少し前ならそれほど悪い意味でもなかったかもしれんが)今の視聴者の側にはもっともらしく苦々しいマイナスイメージの方を連想させるのではなかろうか。一方、副署長の「家族的な組織観」が意外な成功も生んだりするところがドラマとしては面白いんだけど、考えるとむしろ前時代的であり、斜に構えた戸高の言ってる醒めた状況の方がよほど「現実的」だったりするとか。すべてめでたしとは行かず、全体的に「苦み走った」話なのも、予定調和的な嗜好のゴールデンタイムの視聴者には合いにくいのかもしれない。そのへんがもしかして視聴率的敗因だったのではないか?などとも思われる。
 それはともかく、基本的に非常に硬派というか、構築されたドラマとしては濃い。きっと直前の、2013年7月クールの半沢直樹みたいなのを狙ったのかもしれんが。いかんせんこっちは、それで言うならむしろ大森北署のくそまじめな署長による下町ロケット的なドラマだと思う。こういう再放送の機会があると、あるいは2015年10月クール以降のドラマ視聴者にも、じわじわと再評価されるのではないだろうか。原作小説シリーズも続いており、もしこのメンツで続編ドラマってのがあると贅沢なんだが。
 もっともTBSというところは、最終的に優秀で恒久的なコンテンツが出来ることをめざしていて、その当座の視聴率調査など些末なことには目もくれずに、5年後10年後やその先を考えて制作していそうな濃いドラマを、時々がっと持ってくる。そういうスタッフがいるのだろうか。良いことだと思う。BBCやiTVのドラマを見ているみたいな感興を得られる。

 じりじりした苦難と緊張の続くシーンを包む音楽もふさわしく出来ていて、近藤等則のタイトルBGMとか最初の「隠蔽捜査のテーマ」も有名であるが、ここは「疾駆」で。「所要の措置をとってくれ」と竜崎署長に命じられた大森北署の面々が、だだっと街へ駆け出して行って、あちこちで職務質問とか張り込みとか始める時の音楽である。これ聴きながら夜中に原稿入力したりしてると、時々悲壮感と武者震いな気分が乗ってくる。(20160714) 

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