「ゆわさる別室 」の別室

日々BGMな音楽付き見聞録(現在たれぱんだとキイロイトリ暴走中)~sulphurous monkeys~

20160711

2016-07-11 | 矮小布団圧縮袋

〇(神戸市内の近代建築を見るお散歩のつづきその6)キイロイトリは庭にいるが

  
 外の通りから見た英国館と、入口のところ

   
 昼間は見学のみだが、夕方からこの中がKing of Kingsというバーになるということで。
 (…しまった、ここを見てから移動したから、つい劇場前で一杯ひっかけたくなってしまったのか!?)

 どちらかというと、選挙が終わった後の方が、プロパガンダにはより注意を要する。現職閣僚2名が落選した。
 自分はどちらかといえば親戚も知人も東日本の方に多くいる。考えることは単純なことであって、もし、同じような目に遭ったら、どう考えるか、である。その切実な想像力の欠如こそ忌むべきことだと。だのに、それを誰の何様の都合のためなのか、強いて復興しているふりをする欺瞞を知り尽くしている怒りは、相当深く広がっていると思う。
 今回は西日本の方と東日本で結果が分かれた、と言われていたりする。東日本の震災後の圧倒的に深刻な状況(11日は祥月命日だ)や危機意識に対して、西日本の人は意識が低いのか、離れていて他人事だから忘れているか、情報が統制されていて知らないか、なかったことにしているかなのだろうか。…そういう考え方も、いたずらに世論を分断しようとするような危ないものがあるので、全員ではなく、西日本にも意識の高い人はいると思うようにはしているが。少なくとも鹿児島県知事選は現職が落選した。
 ただ、こちらに十数年住んでいて、随分西日本にも知人が増えたとはいえ、この祭り好きというか拝金式官僚的軽薄さのような空気を時々感じることがある。それについては自分は、いつになってもどうしても慣れることができない。「福岡市の地元で話題になっているような田舎くさいヤンキーなことを、恥ずかしいから国政でやるな」と、いつも思う。また、今回の選挙で、家の中の電気やガスの装置が故障した時と同じくらいにぱたっと、本当に地上波テレビのニュースが駄目になったことがよくわかった。東日本は原発事故後の環境の、西日本はプロパガンダの、それぞれ壮大な実験場になっているのかもしれない、という言い方も見る。むしろ、どちらにいてもこれから気をつけるべきで、いろいろなものを読んで考えたいと改めて思った週末だった。

 本日のBGM:
・真田丸 #27「不信」(NHK BS premium 7/10 18:00~)音楽:服部隆之
 話題の秀次様である(ミュージカル演劇系の人だったのか)。有名なのに今まであまりイメージを持っていなかった豊臣秀次であるが、今回はわりとインパクトがある。
 この間、日本映画専門チャンネルで「若い人たち」(1954)をやっていた(金子信雄さんがかっこいい青年銀行員役でびっくり)のを見たのだが、きりちゃん(長澤まさみさん)を見ていると、乙羽信子さんの若い頃を思い出したりする。
警視庁南平班~七人の刑事~9 (月曜名作劇場、TBS 7/11 21:00~)
 堀内正美さんはやっぱりそうなのか(爆)←期待通り。この手の役どころには定評があるが、事実は小説より奇なりで、もっとクズな人々が現実社会で白々しくまかり通っている現在の日本社会となってしまっている感があるから…
 谷田歩さんや村上新悟さんも出ていて、なかなか濃い重厚なメンツのシリーズなのがTBSらしい。話も凝っている。どことなく時代劇的でもある(原田龍二さんとか伊吹吾郎さんとか)。富井さん(前田健さん)が亡くなったため交替で浜谷健司さんが入る。
 続いて永六輔さんの訃報のニュースを見る。まさに戦後を代表する人として。どんなもんやまで起きていられるかどうか。
(20160711)
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