~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

今年弾いた曲は・・・・

2007年12月31日 21時06分55秒 | 私のピアノ歴
今年弾いた曲

<コンペ> 

出場せず


<2月 ソロコンサート>

ベートーベン:「歓び我を見捨てぬ」の主題による6つの変奏曲
ベートーベン:ピアノソナタ第14番「月光」
べートーベン=リスト:交響曲第5番「運命」より 第1楽章
シューマン:「子どもの情景」より (異国にて、珍しいお話、鬼ごっこ、満たされた生活、大変なこと、トロイメライ、木馬の騎士、眠る子ども、詩人のお話)
ムソルグスキー:「展覧会の絵」より (プロムナード、小人、ビードロ、卵の殻をつけたひよこの踊り、バーバ・ヤガーの小屋、キエフの大門)


<2月 仲間とのコンサート>

シューマン:「子どもの情景」より


<3月 楽器店フロアコンサート>

ムソルグスキー:キエフの大門
バッハ:コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声がきこえ」(連弾)


<5月 熱狂の日 路上(?)コンサート>

ムソルグスキー:キエフの大門



<7月 サークル七夕コンサート>

ソロ  バッハ:「音楽のささげもの」より<3声のリチェルカーレ>
デュオ バッハ:G線上のアリア
    加古 隆:パリは燃えているか
    M.J.Hill&P.S.Hill:ハッピーバースデー変奏曲


<10月 娘の発表会>

デュオ ??編曲:富士山


<10月 某プラザ開館記念コンサート>

3人6手  ビゼー:カルメン序曲
      森岡美和子編曲:猫ふんじゃった


<11月 ステップ>

チェンバロ バッハ:「音楽のささげもの」より<3声のリチェルカーレ>
ピアノ   ショパン:エチュード 10-4


<12月 サークルクリスマスコンサート>

ソロ   バッハ:コラール前奏曲「主よ人の望みの喜びよ」
     バッハ:コラール前奏曲「目覚めよと呼ぶ声がきこえ」

ピアノ&キーボード:「踊る捜査線」メドレー


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<レッスンを受けた曲> 

K先生: ソロコンサートの曲すべて
M先生: モーツァルト「ソナタ K310全楽章」、ショパン「エチュード10-4」、バッハ「3声のリチェルカーレ」
H先生: ブラームス「主題と変奏(弦楽六重奏曲第2楽章)」
O先生: バッハ「フランス組曲 第5番」(チェンバロ・・2曲くらいずつ)
松本和将氏: ムソルグスキー「展覧会の絵」より 



<セミナー、レッスン聴講>

 2月 春畑セロリ先生
 6月 エフゲニィ・ザラフィアンツ氏
10月 長谷川淳先生
11月 イェルク・デムス氏
12月 岳本恭治先生


自分で練習していたのは、ショパンエチュードから4曲ほど、バッハ平均律22&23番、ラヴェル「道化師の朝の歌」、フランクバイオリンソナタ全楽章、などでしょうか。
こうしてみると、ぶつぶつ言いながら結構バッハ弾いてたりしますねえ。
ソロコンサートは別として、コンペに出なかったせいか、「これ」と言ってレパートリー増えてないように思います。

変わったことといえば、技術的には右の4の指が少しだけ自由になったことでしょうか?
あとは、リストやワグナーを抵抗なく聴くようになり、自分でも弾きたい曲が出てきたこと、
チェンバロをさわって急にバロックに興味がわき、1月以降バッハとフランスものの2本立てでチェンバロのレッスンを受ける予定であること、
の2点が大きいかな、と。


来年はとりあえずは、4月にフランクの伴奏があります。
今年地味練をしつつ、やりたいことの範囲がなんとなく広がったので、来年は少しでも掘りさげていければいいな、と思っています。

一年間、ピアノのみでなく、そのほかのことでもみなさまにはいろいろお世話になりました。厚くお礼申し上げます。
どうかよいお年をお迎えくださいませ。


・・・・おっと、おせち作りまだ途中でした・・・
急ぎ戻りますっ!





まじめな主婦やって腰痛

2007年12月30日 23時04分47秒 | 雑感
もっと早めに済ませるはずだったのに、結局エアコンの掃除が残ってしまいました。
今日以降寒波の襲来とかで、もし今日できなければこの冬は掃除ができないかも・・・・

日中は小雪がちらついたりはしていたものの、寒くて窓を開けられないほどではない。
思い切ってやりました、4台分。

いつもは季節の変わり目(エアコンのいらない時期)にフィルターの掃除くらいはするのですが、今年はなぜかことごとくその機を逃し、おそらく昨年以来の掃除だったのではないか・・・。
もうエライことなってました。ベランダで掃除機使ってやったのですけど、細かいホコリでほぼ目詰まり状態(泣)。
ムダに電気料金が上がっていたのは確実です(号泣)。
今日やったのは、2種類のフィルターだけなんですが、たぶん中の洗浄もやらなければならない状態でしょう。

部屋が片付いたとはまったく思えませんが、冷蔵庫、洗濯機、風呂釜、加湿器、エアコンと面倒なものの掃除に萌えて、いや燃えて、結構すっきりしました。
どうも、「中身」を掃除したいみたいですねえ・・・身体も血管の中とか余分な脂肪とか掃除できるといいのかもしれませんけど。

無事に正月かざりもすませましたので、明日はおせちの下ごしらえ(別にたいした量でもないし、既製品も取り混ぜてなので簡単です)がゆっくりできると思います。


・・・・まじめに主婦やってますよ、ほんと。
まじめに家事やるとピアノ弾く時間なんてないんですねえ、しかも腰痛(殴)。
娘のピアノみるので精一杯ですが、それすらもあやしい。

それにしても、だんだん冷え込んできました。明日は積雪でしょうか・・・・


来年の気になる公演

2007年12月29日 23時30分32秒 | 交響曲・管弦楽曲等
行けるかどうかわからないのですが、今のところ気になっている公演を並べてみます。(特に1月は行けないかも・・・・)
よろしければご一緒に!


光井安子チェンバロリサイタル

J.S.バッハ平均律クラヴィア曲集全2巻連続演奏会

広島公演・・・はつかいち文化ホールさくらぴあ
2008年1月8日(火)18:30開演 第1集  
2008年4月2日(水)18:30開演 第2集
全席自由3,000円(二公演連続券5,000円)
東京公演・・・東京オペラシティリサイタルホール
2008年1月16日(水)19:00開演 第1集 
2008年4月11日(金)19:00開演 第2集
全席自由4,000円(二公演連続券7,000円)

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シュトゥットガルト放送交響楽団&ロジャー・ノリントン

2007年2月1日(金) 開場18:30 / 開演19:00
会 場 広島国際会議場 フェニックスホール

プログラム
サリヴァン:歌劇「近衛騎兵隊」 序曲
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64  (Vn ジャニーヌ・ヤンセン)
ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」



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創立60周年記念 大植英次指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団

会場 シンフォニア岩国コンサートホール
時間 開場 14:30
開演 15:00

 
【プログラム】
 ■ラヴェル/道化師の朝の歌
 ■ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー ピアノ:小曽根 真
 ■ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14





今日のあれこれ

2007年12月28日 14時30分54秒 | 雑感
朝起きると両肩が痛くて仕方がない・・。
これは掃除というより、昨日の夕方、両腕に何キロもの買い物荷物を下げて坂を上がって帰ったきたからだと思われます。つい安いと大型ペットボトルを何本も買ってしまい、あとで死ぬほど後悔するのが常。
本番が近かったりすると、少しは気をつけるのですけど、今は筋肉痛より風邪の方が敵なので、つい無理をしてしまいます。

今日は暮れの28日なので、朝から銀行その他を回って、残り2校の受験料だのなんだの払い込みをしなければなりませんでした。
最初に郵便局に行って払い込みをし、8千円のお釣りを受け取ったのですが、これが見事なまでに新札ばかり。なんか新札もらうと使いにくくて次に支払いが控えている時はあまり有り難くありません。
次にドラッグストアで雑貨を買って、2千円出そうとすると、どうもヘン。さっきのおつりは8千円で、五千円札プラス千円札3枚のはずなのに、五千円札の他はお札が2枚しかない。・・・・なんとお札にはなつかしの弐千円札が混じっていたのです、しかも新札。
びっくりしましたねえ、今頃弐千円札の新札もらうとは!ますますお札使えなくなり、仕方なく五千円札で払いました(泣)。

銀行ばかりぐるぐるしたあとに、ちょっと古本屋をのぞきました。
リパッティ&カラヤンのピアノ協奏曲のCDが安く出てました。シューマンとモーツァルトの21番。
私が欲しかったのは、リパッティ&アンセルメ(スイスロマンド)のシューマンだったのですけど、これは廃盤みたいでなかなか手に入りません。
迷いましたけど、そう高いものでもないので買いました。シューマンはちょっと速い感じでしたけど、「やっぱりリパッティだ、これだ!」と思いましたし、カラヤン率いるフィルハーニアもここぞというところでオケを鳴らしてくれていて、これはこれで楽しめました。
また実はモーツァルト(オケはルツェルン音楽祭管弦楽団)がすごく気に入りました。自作のカデンツァや、さらさらと弾いているようにみえて実は細かい細かいアーティーキュレーション、・・・私は21番はモーツァルトのなかではそこまで好きな協奏曲ではなかったのですけど、聴き終えたときは「これが一番好きかも」と思っていた自分にびっくりしました。
古い録音なので決して良い状態ではないのですが、60年近く前の演奏がこうして心を打つのは録音あってこそのこと。ライブしか認めないという考え方もあるにはあるわけですけど、そのライブのおこぼれ(モーツァルトはライブです)をこうして60年後にいただけるのはありがたいことだと思いました。


帰宅しましたら、山陰の友人から新巻鮭が届いてまして、これがくると「ああ今年も終わりだなあ」と思いながら包丁をふるうのがここ2~3年の習いなのですが、今年は冷蔵庫をきれいにしていたおかげで、昨日の買い物も、鮭も、今日の生協の宅配もすっきり入って気分が一層よかったです。
でも整理できたのは冷蔵庫だけで、書類やPCの中身やDVDレコーダーの中身はまだまだムダだらけ。

今年もあと3日。なんとかムダをそぎ落として、さわやかに新年を迎えたいと思います。





掃除とカタカナは苦手

2007年12月27日 14時56分27秒 | 家族・友人等
お掃除続行中。

慣れないことをするとどっと疲れが出まして、睡眠時間はふだんの2倍。しかもあちこちの痛みで目が覚めるという情けなさ。
だいたい私は、「こする」という動作が苦手のようでして、以前風呂掃除をして肩を痛めそれ以来治らず。また同じような動きの「大根おろし」に至っては、もれなく指先まですり下ろすという不器用さ。
これって、絶対ピアノの動作にも関係ありますよね、たとえばオクターブや10度のトレモロなど。余計な力が入ってあちこち痛めるという最悪なパターンです(泣)。

片付けやガラス拭きはそれなりに見た目がはっきり変わるので、やりがいがありますけど、今やってるのは、洗濯機や冷蔵庫、レンジや換気扇、そしてエアコンという、家族にはあまり気づいてもらえないような地味な場所。なのに、相当な手間がかかってやってて疲れます、ほんと修行状態。・・・なんだかシューマンの曲やってる時の感じと似てなくもないような・・・(殴)
いえいえ、何事も、人に気付いてもらおう、ほめられようなどという邪心を抱いて取り組んではいけませんっ!
結果的に人に喜んでもらえればそれにこしたことはありませんが、私のやってることは、家事にしろ、育児にしろ、ピアノにしろ、目に見える対価はないものです。やってることそのものが喜びでないと続きません。


・・・とエラそうなことを書いたところで、電器屋さんからの配達がありました。
主人が、クリスマスにコンポ買ってくれたらしく、その到着。
私、CDプレイヤーは、息子を産む時に買って病院に持ち込んだいわゆるラジカセ(95年製)を愛用してまして、これは台所で水やら油の飛沫を浴びつつ、現役で頑張ってます。
これで全然かまわないのですけど、FMを録音する時にカセットを用意せねばならず、しかもうっかりオートリバースにしていて何周も上からかぶせてしまって泣いたりするので、さすがにカセットに録音はやめたいなあ・・とぶちぶち言いましたら、どうやら買ってくれたようなのでした。

で、配達っていったって、そこにポンと置いて帰るだけだろうと思ってましたら、
「えっと、どこに・・」とかいうもんで、ああそういえば昨夜主人がなんか片付けてたなあ・・と思い、そこに置いてもらうことに。

続いて
「あの・・・・テレビの端子がいっぱいになってて差しこめないですけど、どうしましょうか?」と。
私   「・・テレビになんでつなぐんですか?」
おじさん「あ、それは、サラウンドスピーカーとか光ケーブルとか別に買われてますし、単独でこれだけ聴かれるならかまわないのですが、テレビとも接続されるかも、と思いまして」
私   「・・・・(テレビから何を出すんだろ?)・・・あ、そうなんですか。とにかく聴けるようにしといてください」
おじさん「・・はあ・・・えっと買われたのはご主人?」
私   「そうです」
おじさん「奥さんは、なにがくるかは知っとってない?」
私   「コンポがくるのは知ってますけど、どんなものかはきいてないです」

おじさん、あきらめましたね。とりあえず、スピーカーを配線して「ご主人はあと出来そうですか?」ときいてお帰りになりました。


私ですね、数日前にダンナがなにやら言うので
「五目皿うどんがどうした?」
と聞き返しましたら、ダンナその場で一瞬フリーズしてまして、
「5.1 サラウンドだよう~」と泣いてました。



・・使い方は・・息子に覚えさせよう(逃)。
最近世間では、娘や息子が、PCや携帯でびっくりするようなことをしでかして、「何にも知りませんでした・・携帯でそんなことができるなんて・・」みたいな親、いっぱいいますけど、私も大きなことは言えませんねえ。
かといって、使わせないわけにはいかないですし、今の親はただ禁止したり、こんこんと道理を説くだけではダメで、自分もこれらのものに精通とまではいかなくても、どんだけ悪いこと(?)ができるかくらいは知らないといけないんでしょうね。

・・・まずは電源をいれてみましょう・・・




何を冷やしていたのか?

2007年12月25日 22時17分03秒 | 雑感
夕飯を作ろうと冷蔵庫の野菜室を開けましたら、適度に空いてました。
お掃除チャンス!・・と野菜を外に出してみましたら、箱の底にはいい感じに土が。
いくら土付き野菜がいいとはいえ、冷蔵庫で栽培するわけではないですからねえ・・・せっせと拭き拭き・・・

冷蔵庫の掃除にハマると夕飯が遅くなるので、あとは見ない見ない・・・と思いましたけど、冷蔵室のドアポケットの大量のおしょうゆ小袋(おすしとかについているやつ)が気になって、ざざっとすくいましたところ、おさかな型のタレビンも合わせてもの凄い量。
・・・・うう、どうする・・・・
ただドサッと捨てるのは楽なんですけど、いわゆる<分別作業>が面倒くさい。
でも、そう言っていてはいつまでも片付かない。
・・・・短時間で、最善を尽くしました。(←としか言いようがありません)

「今度こそもう何も見ないぞ、夕飯の支度だ」と思ったのですが、その上の区画の得体の知れないモノモノが気になって仕方ない。
これまたザザッとさらってみましたら・・・
パン粉、ごま、ふりかけ、コーヒーなどなど。記憶にある限り使った覚えがないものばかり。
で、全部を捨てるべく袋から出してみようと、いちおう賞味期限なぞを見てみたらですね・・・
6~7年前はおろか、1998年などというものもあり、それって2回の引越しの前じゃん、東京時代じゃん、息子3歳の時じゃん、と泣けました。
ビンテージプレミアム(??)はコーヒー豆だったのですけど、う~ん何するつもりだったのか・・お手玉の中にでも入れるつもりだったのか(笑)

ここまで作業をやって精神的に疲れきってしまい、やめました。
上記のものと、使い切ってない調味料のびんを捨てただけで、すでに冷蔵庫はガラガラ。私、これまで一生懸命ゴミを冷やしていたのか・・・トホホ・・
ちらっと冷凍庫を見れば、半分以上は保冷剤で埋まってますし、そのほかにも年代モノの青汁や七草雑炊の素があるのはわかってます。あとチューチュー吸うアイスとかも(泣)。

不思議なのは、なぜ一度気づくとこれもこれもと捨てられるのに、毎日何回何回も開けていてなぜ気付かん、なぜやらん!!ということなんですよね。

これって、本番前になってあそこもここもと気になりだし収拾がつかなくなる何かと似ているような気が・・・・・・・orz






メリークリスマス!

2007年12月25日 16時21分09秒 | 家族・友人等
メリークリスマス!!

昨日は一日中、NHKのハイビジョンでフィンランドはじめ世界中のクリスマスの映像を堪能し、夜は我が家にも無事にサンタさんがおいでくださったようで、それなりにみな元気で良いクリスマスを過ごしています。

掃除は地味に進めていますが、娘が手伝ってくれるのが、なんとも微妙な手間になってまして(笑)、思うようにはいきません。

娘はヒマさえあれば、某パンツ芸人の真似に余念がありませんが(泣)、一方でオリジナルな芸もやってくれてます。


<その1> (テレビのジングルベルに合わせて)

♪ ちんちくりん、ちんちくりん、鈴がなる~ ♪


<その2> (ベランダ掃除中にさお竹屋が通過)

た~けや~、どんだけぇ~









空気をつくる

2007年12月24日 12時15分12秒 | 雑感
昨日、街中の楽器店へ行きましたところ、何かイベントを始めようとしていました。
自動ドアのすぐ脇のステージにシンセやデジピやキーボードを置いてたので、新製品のデモンストレーションだろうな、と思っていたのですが、そこにいたのは顔なじみの店員さん二人。
で、演奏者は?・・と思って見回しましたが、誰もいません。
どうも、彼女たち二人でクリスマスソングをやるようでした。
小さな会場とはいえ、店頭ですし、人前でいつも弾いているような人たちではないのでそれなりに緊張しているだろうなあ・・・と思って、見守ってました。

顔なじみの私と娘がまん前にいるというのは、奏者二人にとって緊張昂進なのか緩和なのかわかりませんでしたけど、手拍子したり、頼まれたすずを振ったりしてそれなりに応援いたしました。
つられて手拍子したりしてくれるお客さんも結構いて、たぶん弾いてるほうは寒い思いせずにすんだかな・・とちょっとだけ思っていたのですが、
終わってから「ありがとうございました!!緊張も和らいだし、すごいうれしかったです」と声をかけてくれました。

こちらへ引っ越してきてちょっとびっくりしたことがあるのですが、それはなにかのイベントでもお客さんがシャイなのかシーンとしてることが結構あるということ。
クラシックはシーンとしてなければいけませんが、たとえばギャグソングのイベントでも、お腹を抱えて笑えるようなダンスのイベントでもお行儀がいい。
たぶんほんとはノリノリだったり、心のなかで大爆笑しているのだと思うのですけどね。
私はこういうところで周りを気にしない人間なので、気がつくと一人大爆笑だったりで、逆に自分が自分にひいてしまったりするのですが・・・。


もともとは、私もシャイ(?)なのでこういう場面で手拍子打ったりはなかなかできない人間だったのですが、あることがあってから、少し気をつけるようになりました。
学生時代の日舞の師匠が、どうも現役の芸者さんだったみたいで、カラオケにみんなで行った時、みんながそれぞれのことをしたり静かに聴いたりしていたら、大変怒られました。
「こういうときは、礼儀としてもノってあげるべきでしょう!だいたい音楽きいてて身体が動かないということ自体、私には考えられませんっ!」

それが世間の常識なのか、客商売の礼儀なのか学生の身にはわかりませんでしたが、なにかのパフォーマンスの現場に居合わせた時は、できるだけパフォーマーの気持ちに沿ったお客になろうと思うようになりました。



これはあるところで読んだ話です。
海外の某所でマーラーのシンフォニー(何番か忘れました)の演奏がありまして、第一楽章が終わったところでゲホゲホとすごい咳。
まあ、楽章間なので別にいけないことではないのですけど、その時指揮をしていたラトルは客席の方を向いてこのようなことを言ったそうです。
「この曲は、静寂に始まり静寂にうちに終わります。それは演奏者だけでなく聴衆のみなさんと一緒に作っていく時間でもあります。つきましては、咳をしたくなったらこのようにお願いしたいです(・・といって、ポケットからハンカチを出して口に当てるしぐさをした)」


いわゆる「空気を読む」の上級編ですけど、私も良き聴衆良き観客とは何か、その時その時で考えていきたいと思います。


すばらしい声と強弱記号

2007年12月23日 10時39分45秒 | その他音楽
今朝、みごとに寝坊してしまいまして、ハッと起きたら塾の試験開始まで1時間を切ってました。
慌てておにぎりとお茶を作って持たせ、タクシーに息子をつっこんで一息。
お弁当はあとで持っていってやらねばなりません(泣)。

お弁当はもう少ししてから作るとして・・・と洗濯に向かったら、水槽のなかで生きてるんだか死んでるんだかわからない金魚に目がいきまして、いったんは「気のせい」と思いましたけど、やっぱり気になってほんとにひさしぶりに掃除をしてやりました。
でも、いきなりすべての環境を変えるとストレスで即死してしまうので、水は変えずにフィルターと砂利をそっと入れ替え。

その間に、テレビの「題名のない音楽会」がつけっぱなしだったのですが、スミ・ジョーさんの歌はさすがに<ながら>では聴けずに、すっとんでいきました。
ひさしぶりに声楽でヤラれました。音の音のあいだの表現がすごく濃やかで複雑。<青き美しきドナウ>と<わたしのお父さん>を聴いたのですけど、
「スミ・ジョーさんの楽譜もpとかfとかクレッシェンドとかいう無粋な記号がついているんだよねえ・・・」と馬鹿なことを考えてしまうくらい、自分がかじっている音楽とはまったく別次元のものでした。
もちろんどんな高い音も空気中からもらったかのように(?)発声されますし、一日中でも歌い続けられるんじゃないか、っていうくらいに声量にも不安がない。
器楽でも名手をみると「同じ人間か?」って思いますけど、声楽は身体が楽器なだけにさらに驚愕の度合いが大きいです。


次回はランランの超絶技巧だそうで、これまた楽しみです。



「・・・pとかfとかクレッシェンドとか」で思い出したのですが、娘にそろそろ教えとこうと思ってつい言ってしまうのが「pは小さく、fは大きく」。
当然のことながら楽典には「pは弱く、fは強く」とあります。<強弱記号>なのでしかるべきです。
ですが、「pは弱く」というと、娘はだいたいヘロへロと鳴るか鳴らないかくらいの音で弾いてしまいます。
ある程度ピアノをされた方ならわかることですけど、pは単に「弱く」弾いていては鳴らない。指の力そのものはfに匹敵するくらい必要かもしれません。
さきほどスミ・ジョーさんの歌を聴いていてあらためて思ったのですけど、pにもほんとにいろいろあって、大野和士さんのおっしゃるところの「目を見開いて緊張しているようなpp」もあるし、反対に弛緩したもの、空間そのものが狭くなったようなもの、空間に散らばって薄まったようなもの、遠くからのもの、近くでささやくようなものなどなど限りない。
そういうことを考えると、pひとつにしても単に「弱く」というのはもちろん、「小さく」と指示するのも考えてしまうところです。

今のところ娘は「クレッシェンドマニア」なので、クレシェンドをより効果的に演出(爆)するために、その手前ではpの指示がなくても身体ごと丸まるように小さくなってます。で、娘に「クレッシェンドって何?」とききましたところ、
「・・・どんどん・・・どんどん・・・・・・」(爆)。

とりあえず楽典用語では「だんだん強く」なんですけどね。


うたんじょうび

2007年12月22日 22時57分22秒 | 雑感
昨日だったかな、娘が言いました。

「あのね、こんどのお休みは、てんの、うたんじょうびなんだって」

・・・・はて、天の歌がどうした?

けげんな顔をしている私に娘がさしだした幼稚園のシール帳。
そこにはたしかに、12月23日のところに「てんのうたんじょうび」とありました。

・・・・ああ、そうか・・・・・
「あのね、カコちゃん、日本にはね、てんのうっていう、そうだなあ・・王様みたいな人がいてね、23日はその人の誕生日なんだよ」
「その人、かんむりかぶってる?」
「いや、かぶってないと思う」
「じゃ、鼻毛(・・鼻髭だと思う)はやしてる?」
「いや、はやしてないと思う。もうすぐテレビとか新聞で写真が見られると思うよ」



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クリスマスを前に、娘はサンタさんのことで頭がいっぱいです。
「この前、みんなで、なんでトナカイは空を飛べるんだろう?って話をしてたの」
「そうだよねえ。羽もはえてないのになんで飛べるんだろう?」
「あのね、トナカイさんはね、トナカイ学校に行ってるんだってよ」
「・・へえ、そうなの?そこで空の飛び方を習うん?」
「そうそう、先生がそういってた」



この前は、幼稚園のクリスマス会に早くもサンタさんがおいでくださったようなのですけど、娘、なんだか納得いかない様子・・・・
「あのね、やせてて全然太ってないサンタさんだったんだよ!ヘンだよねえ?」