~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

記憶を上書きしたものかどうか?

2008年04月30日 22時26分50秒 | 見る・読む
私の記憶の中の東京が、もはや時代遅れとなっていることを百も承知の上で言うのだが・・・・


「東京芸術センター」というところがあるらしいことを今日知った。
しばらく前から情報誌等で目にはしていたのだが、「東京芸術劇場」だとばかり思っていて、スルーしていたのだ。
今日、どうもそれは違うらしい、違うところのようだ・・と気づいて調べてみたら所在地がわかった。
・・・北千住・・・そして、これは「あだち産業センター」と隣接して建てられているらしかった。


私は実は「北千住」でバイトをしたことがあって、それはもう14年ほども前のことだ。
バレンタインデーの頃、あるスーパーの軒下でチョコレートを売っていた。
ついでにネクタイやあやしげな造花も売っていた。
ついでなのかどうかわからないが、トイレの手洗いタンクのところにつけるおもちゃ(蛇口につけるピヨピヨとか、タンクの上に敷き詰めるビー玉とか)も売っていた。
1週間やったのだが、記録的な大雪に見舞われ、凍死しそうだった(・・それはオーバーだが、あまりの寒さにストーブに張り付いていた)。
そのときのスーパーは北千住の大通りに面していたのだが、「レジには気をつけろ。外国人の窃盗団がうろうろしているから」と言われ、窃盗団かどうかわからないけれど、たしかによくわからないガイジンさんが多かった。
昼は、スーパーのむかいのラーメン屋に入ったりしたけれど、そこでは「あそこの奥さんが逃げた」とかなんとか、めったにきけないような話題満載だった(爆)。

・・で、その北千住である。
私の記憶がもはや時代遅れであることは百も承知で言う。
どうも、「東京芸術センター」ができたということがピンとこない。
しかも、そこには大ホールのほかにふたつのピアノラウンジがあって、シュタイングレーバーとザウターというなかなかマニアックなピアノが置いてあることもピンとこない。
さらに、その隣地が「東京芸術大学(予定地)」であることにいたっては、もうこれはぜひ行ってこの目で確かめねば、という気がする。
唯一、少しだけイメージと合っているのは「あだち産業センター」という字ヅラなのであって、これだけは少しほっとする(殴)。


行ってみたい気はするのだが、私は14年前の北千住の駅付近が結構気にいっていたので、あれはあれでそっとしておきたくもある。
そういえば、昔、池袋の駅前が開発できれいになり、西口の猥雑な雰囲気がガラッと変わってしまった時は心底がっかりしたものだった(爆)。


実際行くと、そういうところは危険なので近寄らないほうがいいと思うのだが、駅前の「死角」というか「ぬえ」のような場所は、そっとしといてやりたい、いやそのままにしておいてほしい(殴)と思ったりなんかするのは・・・

・・・ああ、私だけですね・・(笑)。



ミニ発表会

2008年04月29日 18時25分52秒 | 家族・友人等
うちから車だと数分、徒歩だと20分以上かかるNセンターで、娘のピアノ教室の春のミニコンサートがありました。

10時くらいに起きてきた娘、今日はお腹の調子も悪くないようで、これなら行けそうだ、デキはともかく、行けるだけでいいや、よかったよかったと出かけたのですが・・・・。

本日、1時からの回は小学生以下の11名、3時からの回が中学生以上の12名。
私や息子が習いに行っているころはこういう小規模の発表会はなかったのですが、実はずいぶん前はやっており、それを復活させたとのこと。
最初に10名(1人欠席)が弾き、そのあと、ゲームや模擬音検をやるとのことでした。

開始を待っているとき、娘「ああ、どきどきするよ~」と。
子どもはしないもんかと思ってましたよ。

弾く順番は本日くじびき。
娘は最後から2番目に引いたので、ほとんどの順番が決まった状態でした。
娘が引いたのは・・9番。
この時点で、すでに相当不機嫌。
そろそろ始めましょう、と先生がプログラムを読み上げられる頃には、ベソをかいている。
「・・・9番はイヤだ。イヤなのに・・・」
・・・・・ワガママの見本のような状態ですが、それにしてもいったい何が不満なのか?
私も「9番でいいじゃない。3の倍数だし・・(笑)」ととりなしたのですが、もうとまらない。
「・・・9番はイヤだ・・・」
さすがに先生「カコちゃん何番がよかったん?」
すると、
「1番がよかったのに。残ってるのが少ししかなかったから1番になれると思ってたのに」

・・・えとですね、うちの娘の次にくじをひいたお姉ちゃん(5年か6年)が、実は1番を引いてしまい、「ああああ・・」という状態だったんですよ。
ほかの順番ならともかく「ぜひ1番に弾きたい」という熱意(?)を受けとめてくださった先生が、その「あああああ・・」のお姉ちゃんにいって、1番をゆずってもらいました。
・・・「ドキドキ」してたのに、1番に弾きたいのか?
・・・「ドキドキ」していたからこそ、1番に弾きたいのか?
謎です。


演奏は、まああんなもんでしょ、という感じで、半分はランランのように客席を見たまま弾いてました。
これもなかなか謎の行動。・・・弾き終わると「間違わずに上手に弾きたかったのに」とご機嫌ナナメ。


演奏が10人終わると、クイズがありました。
これは、ずらっと机の上に並べられた音符カードを、左右に並んだ子どもがひとりずつ、それぞれの端からよんでいき、行き会ったところでジャンケンをする、というものなのですが、この音符カード見た時点で、娘ブーイング。
「あたし、高い音はまだ読めない」
・・そうはいっても今さらゲーム内容も変えられないし、ほかのお姉ちゃんたちが教えるから大丈夫ということだったのですが、何回やっても納得がいかなかったのか3周目にはストライキ。
「あたし、やっぱり高い音は読めないよ~~~」
大泣きです。そのころにはすでにゲームは終わってプレゼントが渡されていたのですが、泣き声は限りなくクレッシェンド、しかも長ーく途切れなく限りなくffff∞に向かうという・・。
いかんともしがたく、勝手知ったるNセンター、別の防音室に拉致監禁ですよ、もう。・・・こういう時の娘のエネルギーはヘンな話、フツウの域超えてます。


そのあとしばらーくしてやっと泣き終わり、やっと部屋に戻ったら、模擬音検の真っ最中。半分を聴けなかったおかげで、景品を逃し、母は残念・・・。



このNセンターのL教室は、娘が2歳の時、月1回のリトミックに通っていたのですけど、どういうわけか娘は、通うこと自体は喜んでいたのに、ドアから中へはどうしても入ろうとしなかったところです。
あまりの抵抗ぶりに、半年でやめてしまったのですが、その理由はいまだもって謎なのです。
今日の催しがこの部屋であるということを知った時に、ちょっとイヤな予感がしていたのですが、やっぱり・・なことになりました(泣)。

私らの目に見えないものでも住んでいるのでしょうか?


本人は、終わる頃は至極ごきげんで、先生の家族の方々とうれしそうに話してました。
この変わり身、また謎。

そうそう、帰ってきてからピアノにさわってましたけど、
「あたしは4個しか包めない」と言うわけです。
なんのことやら・・と見てみましたら、6度を押さえてました。
なるほど間には白鍵が4個あります。
・・・そうか、そうするとオクターブ届くということは
「6個包んでいる」わけですねえ。

こういうおもしろいことは言っていれるのですが、ここぞの時いろいろやってくれるので、油断はできません・・・ああ・・・。






なんでそうなるの

2008年04月28日 22時23分40秒 | 家族・友人等
子どもネタの連投で恐縮です。


今度は息子の話。
息子は毎日毎日、徒歩数分の中学へ通ってます。
遠くから乗り物を乗り継いで通っている友達には、ほんとに申し訳ないようなのどかさ。
しかも、いろいろやらかしてくれてる・・・


先週の月曜だったか、帰ってきてソファにカバンを下ろしたとたん言うわけです。
「あ、これオレのじゃない・・・」
真っ黒なカバンなので、見えるところには名前は書いてないし、特に印もない。仕方ないと中のノートを1冊ひっぱりだしてみたところ、隣のクラスの子の物。
・・・・なんで隣のクラス?・・・
息子いわく、体育館でみんなカバンを置いて先生の話をきいて、そのまま下校したから、と。
まあね、1学年200名近くが集まってしかもまったく同じカバン。しかも新品。区別がつかないのはわからなくはないけれど、・・・間違うなよっ!

で、どーしよーというわけです。連絡網ないっけ?とか。
・・・・そんなものまだもらってません。近いんだから今すぐ学校に戻りなさいっ!

考えてみれば、それと同時に私が学校に電話すればもっとよかったんですけどね。

で、しばらくして戻ってきました。今度は自分のカバン持って。
間違われた子はインフォメーションのところへ行ってたそうです。・・・途方にくれてたでしょうなあ・・お気の毒です。まあ、うちが近くに住んでたのが不幸中の幸いでしょうか(殴)。



今日もですね・・・・やらかしました。

ピンポンが鳴って玄関を開けると、片足が裸足。
もともと今日は、制靴と間違って黒の運動靴を履いていってしまっていたのですが、それにしても足元が妙なわけです。
で、いうことが
「池に落ちた(・・・実際は池ではなく、川だったらしいですが)」
ただ幸いだったのは、この学校は登下校しか制服は着てませんので、白のトレパン&便所スリッパの姿で落ちたもよう。
そうはいっても、下半身ずぶぬれ、しかも臭い(・・やはり、イノシシの排泄物が流れる川なのか・・・)。
友達には「おねしょか?」といわれ、もう情けない、と。

・・・・誰が情けない、ってそりゃもうお母さんでしょ!
べランダのシンクで本人が流してましたけど、そのあとはもう「洗剤&漂白剤&仕上げ剤」を入れた、なんか悪いガスでも発生しそうな洗濯機でブンブン洗いましたよ(泣)。


たのむよ、もう・・・



娘いまだ病中につき・・でも相変わらず

2008年04月28日 21時43分53秒 | 家族・友人等
金曜日、帰宅してからの娘はしょっちゅうトイレ時々洗面器、翌土曜は午前中は元気、午後から38度台の熱、日曜は同じく午前は好調、午後はほとんどの時間トイレに滞在・・というわけで、本日月曜もとても幼稚園に出せる状態ではなかった。

明日は、娘の通うピアノ教室のミニコンサートがあって、それ自体はそうかしこまったものでもないし、いまさら練習しようもないのだが、それ以前に楽器店の地区センターまで行けるかどうかが微妙だ。
本人はかなり行く気でいる。
実は秋の発表会は幼稚園の運動会と重なってしまい、これはもう出さないつもりでいたのだが、娘はちょっと前いきなり「幼稚園の運動会を休んで発表会に出たい」と言い出した。
私が、「いくらなんでもそれはマズイよ。どうしても出たいのなら、運動会が3時ごろ終わるから夜6時くらいの出番にしてもらう?」というと「そうするそうする」と。・・・・・実はそんなハードスケジュールがごめんなのは親の私のほうなのだが(殴)。


それはともかく、娘は明日のも出たい、という。
なら弾かないと・・と弾かせてみたのだが、ここ3~4日ろくな食事を摂れていないこともあるし、練習不足もあるし、かなりアヤシイ。相当弾きなおす。
ただ少し気力は戻ってきたようで「ミの音は3の倍数だから変な音にする」と。
・・・・これなんのことか、みなさんはお分かりだろうか?
最近流行っているアレ。「3の倍数でアホになって、5の倍数で・・」とかいうお笑いのパクリなのだ。
で、なんで「ミが3の倍数」かというと、この曲がハ長調の定位置で弾く曲なので、ミは右の3の指で弾くわけ。もっとも指番号には6とか9とかないのだから、「倍数」もなにもあったもんではないのだが(笑)。
私は、こういうのはおおいに歓迎するヘンな親なので、余計に練習が進まない(泣)。


明日は、ほんとに短い曲を3曲弾くのだが、そのなかの「ブリキのへいたい」も練習した。
これは、先日「おかあさんが強すぎるから、シャープなんかつけない!」とわけのわからない反抗を表現した(?!)曲だ。
これはニ長調の曲で「ファ♯ ラファ♯  レ レ 」を「タン タタ タンタン」というリズムで弾く。当然指使いは右手「3 53 11」となるのだが、どうも弾きにくそうで、これまで最初のファ♯にアクセントをつけて練習させたり、ラファ♯が均等になるように気をつけさせてきたのだけれど、それでもどうもシャッキッとならない。
ところが今日は、これがなかなかシマッたリズムで弾けていた。練習もしてないのに・・・・
「なんかすごく良かったと思うんだけど、どうしたの?」ときいてみたら
「・・えっとね、<ロボットの>兵隊みたいに弾いてみた」
・・・・・なるほど・・・
「そうなんだ、なるほどねえ。で、カコは<ブリキ>って知ってた?」
「知らない」
・・・・・やっぱりそうだよね(汗)。最初に教えてやるべきだった・・
「なんていうのかな、カンカンみたいなので作ってあるおもちゃってわかる?鉄みたいな。・・わかんないよねえ・・そうだなあ<鉄人28号>のフィギュア(お人形)みたいなのっていったらわかる?」
「ああ・・あんなのね」
・・・・・<鉄人28号>が5歳児に通じるところがすでにおかしいし、間違っていると思われ・・・・まあいいや、通じたのなら。


ほかの曲も「どらえもん(の曲)みたいに弾いてみる」といって、「タタタタ」を「タッカ、タッカ」のリズムに変えてしまったりで、いったい明日はどのバージョンで弾く気なのか。


・・・・・頼むからとりあえず楽譜どおり弾いてくれ・・・(泣)



モーニングコーヒー

2008年04月26日 07時39分25秒 | 雑感
昨夜、夕飯を食べたあとバタンと寝てしまったせいで、今朝は私らしからぬ早起きをしてしまいました。
すでに、2時間ほど音楽関係のHPやブログをさまよった(・・いえ、お勉強した)あとです。

家族はおそらくまだまだ起きてこないでしょうから、この機会にと日頃やりたくてまだやってなかったことをいたしました。

・・・・コーヒーを飲みました・・・

コーヒーそのものはしょっちゅう飲んでいるのですが、今日は特製のカップを用意。

食べ物に感心の薄い私ですけど、コーヒーはちょっとだけこだわる。
好みの豆をちゃんとひいて、ネルドリップでかなりゆっくり入れます。

いつもはだいたいインドネシアの豆が多いのですけど、今日は初めて買ったルワンダのアバトゥンジという豆。
ルワンダがどんな状況の国なのか、もっというと地理上の正確な位置すらもわからないのに、自分の嗜好のために安かったから(セールで、200グラム買うとなんと100グラムおまけがついてきました)といって、喜んで買ってくるなんてちょっと後ろめたい気持ちではあります。

うっかりして、ちょっと多めにお湯を注いでしまいましたが、相当濃いめのコーヒーを飲む私でも、これでちょうどいいあんばい。

さて、「特製のカップ」なのですが・・・

実はだいぶ前に私、友人の陶芸家に依頼してベートーベンとブラームスをモチーフとしたコーヒー碗皿をそれぞれ一客作ってもらいました。
写真にあるのはベートーベンです。
墨流しにオレンジが見え隠れしている、ちょっと胸騒ぎのするような柄で(笑)、
ソーサーにはBeethoven、カップにはPrestoと書かれています。

友人は「普段使いにしてね」と言ってくれていたのですが、これまでは棚に飾って眺めておりました。
今朝、ついに時はきました・・・(爆)

で、BGMはなんだったかといいますと、
ベートーベン:弦楽四重奏第15番イ短調 作品132

Prestoの楽章はありませんし、あまり聴いたことないのですが(殴)、どういうわけかコーヒー飲むときは、弦楽器の音を聴きたい気がします、不思議。

そういえば、先日テレビでジャズがかかっていたのですが、娘が踊りながら
「これって、コーヒーの香りのするお店の曲だね」と(笑)。
そんな店入ったことあるのか?いや連れてったことあったかなあ?
と思って友人に話しましたら、
「お酒の香りのする、って言われなくてよかったじゃない」

・・・・・・・ごもっとも・・・

それはともかく、コーヒーに似つかわしい曲は人それぞれなようで。




想定外の日

2008年04月25日 14時56分24秒 | 家族・友人等
今日は、「ひさしぶりにゆっくりとうちのことなどをしました」と日記に書けるはずだったのですが・・・


本日、息子は遠足。
中学校の裏山(結構歩くようだ)を登って行き着いた先で遊び、あとはうちからだと路面電車で数駅先の駅付近で解散、という小学校顔負けの(?)遠足らしい。
お菓子の金額制限もなく、遊び道具も自由に持っていってよし、服装も自由、しかも集合時間は9時というわけで、相当なリラックス状態。
いくらなんでも、8時過ぎたら起きてこいよ!というわけで、やっぱり起こされ(これに関しては入学式以来、まったく進歩がない)、ぎりぎりまでのんびり朝食をとってました。


さて、次は娘・・と思ったら、もう時間がない。
8時56分の園バスなのに8時20分ごろにまったりしてるというのはどういうことだ・・
と思っていたら、トイレに行って・・・なんだか間に合わなかったみたい・・・
また行って・・・・・また、なんだかヘンみたい・・・

う~ん、どうしました?

どうもゆるいようなんですね。で、「お腹痛い?」ときくと「ぜんぜん」。
2回行ってなんとかおさまり、でも朝ご飯は食べないほうがいいねえ、今日は幼稚園休もうか(お母さん何にも用事ないし・・・親の都合かよっ・・)?、と言ってみたのですが、
「今日は<スーパーあおむしくんとスーパーちょうちょさん>の日だから(なんのことやらさっぱりわからない)、行きたい。外遊びはやめとく」とどうしても行く気でいる。
イチゴだけでも食べて行きなさい、とイチゴ1個だけの朝食。

バス停についたらもうバスが来ていて、幸いなことに今日のバス当番は娘の担任。
事情を話して、なんとか乗せたのですが、同じバス停のお母さんが「吐き風邪の子がうちのクラスにはいるよ」と言われ、う~んとりあえず吐き気はないみたいだし、と答えておきました。


うちに帰って、少し用事をすませてやっと椅子にすわったとたん・・・きました、きました幼稚園からの電話。
「バスのなかで少しなんですけども戻しまして(これがどうもイチゴだったらしい・・・汗)、今は落ち着いてるし、熱も36度なんで、幼稚園としてはお迎えにきていただくほどのことではないのですが、昨夜からの様子を伺いたいのと、お弁当の時間からあとをどうしましょうか、というご相談をしたくて」
という内容でした。
ま、とりあえずは様子みて、ダメならすぐに伺います、ということで電話を切りました。

そしたら20分もしないうちにきましたよ。

「えっと、トイレに何回か駆け込むような状態で、本人意識無くですね・・」
「・・はい?」
「えっと、無意識に下してるみたいです」


・・先生、このシチュエーションで字の並びのわずかな違いとはいえ、「無意識」を「意識無く」と言い換えるのは勘弁願いますよ~(泣)。


というわけで、お呼び出しです。
でも、上も下も難あり状態の娘をどうやってお持ち帰りすれば?
私は車運転しませんから、路線バスかタクシーということになりますけど、タクシーだとなにか失態があったとき面倒な気がします。バスだから何やってもいいってわけではないですが。
とりあえず対策をいくつか用意して出かけました。

行きは、マンションの真後ろのバス停に出たらすぐにバスが来まして、幼稚園まで乗客は私ひとり。しかも道路は渋滞してたので、わざわざタクシー呼ばなくてよかったと思いました。

帰りは、娘多少つらそうでしたけど、なんとか無事に帰りつきました。
うちに帰っても、どうもストッパーはかからないみたいで、テレビ~トイレ間をピストン移動してます。


昨夜までは相当ハジケていた娘なのですが、起きたとたんの異変でした。
まあそんなもんでしょうけど。


ところで、遠足に行った息子のほうは大丈夫なんでしょうか?
山だとトイレないですしねえ・・・。





保育参観&ランチ

2008年04月24日 14時40分59秒 | 家族・友人等
今日午前は、今年度初の保育参観。

昨夜、ものすごい雨だったので、まさか「冒険ランド(・・ようするに山です)」での保育活動はないものと思ってましたら、ありましたよ。足元べちょべちょなのに(笑)。
写真は「冒険ランド」のほんの一部ですが、結構落差のある「落ちたらヤバイで」みたいな崖でして、ここをロッククライミングよろしく子どもが登ったり降りたりするわけです。もちろん先生はついてますが、見てる親はかなりスリリング。
うちの娘もやってましたが、一度はしたたかにお尻を打ってました。
もちろん子どもはみな泥まみれ・・・今日の洗濯のことは考えたくないです(泣)。

参観のあとは園長先生のお話と、役員決め(これは基本的に2年継続なので、今年は1名入れ替わりがあったのみですぐ終わりました)。

帰り、車に同乗した5名で、ランチに行くことに・・・・


なぜかこういうときって、たいがい「最近具合が悪くて・・・」という話が誰からともなく出て、「私も」「私も」みたいな話になるのですが、今日もそんな感じでした。
昨年息子が小学校6年のときの親は、みなまあまあの年齢なので、どちらかというと「がん検診」系に話がいってしまうのですが、今日は「胃が痛い」が2名。そして「ずっとなんとなく具合が悪い」がメインでした。

これってどちらかというと、結構若い世代の具合の悪さのような気がします。
私自身も30代前半は、「頭の写真」「肺の写真」「胃の内部の写真」「足の骨の写真」と、普通はとらないようなマニアックな写真を撮られつづけ、なにかというと病院に行っていたような気も・・・。
これはなにも私だけのことではなく、友人たちも「原因不明の熱で入院した」とか「とにかく疲れてなにもできない」とか次から次へといろいろな症状を訴えてました。
更年期ではないのでしょうが、いずれも出産して何年か後であることを考えると、ホルモンとは無縁のことではなさそうです。ちょうど女性の厄年にあたるころのことです。

今日のメンバーは1人は20代でしたけれど、出産してから(双子さんです)とにかく不調とのこと。
幼稚園に出して、少し緊張がゆるんだところでドッときたということでしょうか。


ヘンな話なんですけど、こういう話をきいていて、なんだかうらやましいというか、まだこういう不調を経験するお年頃なんだなあ・・と思いました。
体内への感覚が繊細というか、敏感というか。たぶん本格的にどかんと発病してしまう前の異変に反応するんでしょうね。

私もおそらく30代前半のころまではそういうところもあったのでしょうけど、今はどうも感覚がそうとうアバウトになってしまって、「元気」「不元気(=不機嫌)」「動けないくらい病気」くらいにしか分類できないです。
具合が悪いと思っても、どこなんだかよくわからない。以前は「胃が痛い」「腸の調子が悪い」くらいは判別できたのですが、今は「腹の不調」でひとくくりにされ、なにがなんだかわからない。
こんな調子で医者いっても症状が説明できませんし、「気のせい」と言われかねません(・・・言われないか・・)。

で、たぶんこの程度のことは病気としては認知されないだろうと思ってしまうので(実際そうなんだろうけど)、なかったことにしてここ10年くらい過ごしてます。検診も一回も行ったことがありません。

おそらく健康だからそんなこと言ってるんだとは思うのですが、感覚的ににぶくなってきているのはヒシヒシと感じます。
今日話していたら、感覚的ににぶいのは自分の身体についてだけではないのかも・・とも思いました。

だいたいこういう時って「○○という店がおいしい」という話になるのですが、これまた食に興味の薄い私は、「そうなんだ」と思うのみで、別にその「○○」に行ってみようとはまったく思わないです。
「あそこのランチは高かったけどおいしかったよね」と言われても、実際「高かった」ことしか覚えてなくて、味は完全に忘れてます(殴)。
こういう人間には、高級な食事をさせるだけムダというもの。たぶん食べてるとき、ほかのこと考えてるんでしょうね。
よく「せっかく作った食事なのに家族が味わってくれない」と怒る奥さんがおられますけど、私の場合、作り終わったら、自分も何の料理だったか記憶にないくらい頭は次へいってる。
なので、「昨夜の夕食は」といわれてもまったく答えられないです。もしこの質問に答えられないのが「認知症」の一歩だとしたら、大昔から私は該当者だし、音楽をやる人に食通が多いことを考えると、私、音楽以前のセンスに問題ありとしかいいようがありません(泣)。


それはともかく、私はひとり暮らしではないので、いちおう毎日毎日食事は作ってます。高級な料理には興味ないのですが、まずい野菜とか化学調味料にはなぜか反応してしまうので、ひたすら「素材のよさ」(?)に頼ったシンプルな料理ばかり。

・・・やっぱり砂糖の味は「サトウキビ」をかじった(吸った)ときのアレだと思うし、塩は基本海水だと思うのですが、これって、原始的グルメですか?





チェンバロレッスン(スカルラッティ)

2008年04月23日 21時56分00秒 | レッスン&セミナー
昨日の今日で、チェンバロのレッスンがありました。

フランクのソナタやら、ベートーベンのトリオやら、イゾルデに時間をかけていたせいか、チェンバロはむちゃくちゃ久しぶりの気がしました。
前回は3月10日でしたので、たしかに1ヶ月半くらいのブランクはありますが、もっと長く触ってなかったような気もします・・・・。

スカルラッティのソナタK9を弾いたのですけど、自分でも「なんだかなあ・・」ってさえません。
弾き終わったら先生が「鍵盤を打っちゃダメですよ。弾き方忘れてますねえ」
・・・・・ああ、そうでした。昨日大変気持ちよくベートーベン弾いてまして(爆)、どうにもモードが切り替わってないです・・・

それから、指の練習ということで、「オーバーレバート(音をだぶらせながら弾くやり方)」とか「トリル」とか、「鍵盤上での指替え(ちょっとピアノとは違うところがあります)」とかをやったのですが、なかなか大変。

私がこれまで弾いてきたフランス組曲第5番よりも、このスカルラッティK9は気のせいかトリルがこまかく多いように思うのですが、ピアノではぎりぎりのタイミングでなんとかなっていたトリルが、まさにダンゴ状態。
先生には「打鍵が強いのよ」といわれるのですけど、3232だの4343だのどこからでもいらっしゃいみたいなトリル入れられるほうが私にとっては摩訶不思議です。
「CBCBCB」のトリル(つまりドが右手3の指で、シ♭が2の指)なんか、ドの鍵盤の狭いところに指を置かねばならず、実はこれがハマってしまって動けなくなるという信じられない事態になりました。
チェンバロは鍵盤幅が狭いのですけど、動けないっていったい・・・


先生のチェンバロ壊さないようにしなければ(爆)。




ピアノトリオレッスン

2008年04月22日 22時23分37秒 | 室内楽
ベートーベンのピアノトリオ「幽霊」第1楽章のレッスンを受けてまいりました。

先生は地元の交響楽団のバイオリン奏者T氏。
私は、初めてお会いしたのですが、レッスン前にまずいただいたお茶の時(笑)、オーケストラや指揮者の興味深いお話(裏話ってやつです)をうかがい、まずは笑って腹筋のウォーミングアップ。

私は最近、ピアノの先生でない方にレッスンを受ける機会が多く、これがまた大変楽しみなのです。
専門でない方が聴いてくださることで、いつも見過ごしているようなことが見えてきたりするから。

今日もですね、
「そこのppのアルペジオは限りなく小さくしていって(若干遅めに。でも拍だけはわかるように弾いて)、最後のpppはこれはもう聴こえても聴こえなくてもいいです」

ピアノ弾きならこれってなかなか人には言えないというか、「今すぐここでやれとはいわないけど」とか「技術的に難しいけどできるだけやってほしいのだけれど」とかの枕詞のほしいところです(笑)。
私程度のレベルの弾き手には、先生も今ここでやれとはなかなか要求されないように思います。
というのは、やはりこれは「一音一音がクリアに弾けないとできないこと」という前提があるためで、「いい加減に小さい音で適当に弾くくらいなら、大きくてもはっきり弾いたほうがマシ」みたいなピアノ族暗黙の了解(?)みたいなものがあるからだと思います。
でも曲の流れとしては、これはもう「大きくクリアに」なんてのはバツです。
かつピアノの先生なら「練習すればできるから」とかなぐさめてくれるでしょうけど、楽器の違う方だと「ああ、ムリですね。じゃあいいです」で終わりになってしまいそうだし、それはやはりこちらもイヤなので、「ええ、もうなんでも言ってください。やってみようじゃないですかっ!」って気合なんですよ。これ、たぶんピアノのレッスンの時以上の集中度です(爆)。


あとこれはピアノのソロをやってるとちょっとクセっぽくなっているというか、これまたピアノ族の習性の一部みたいなものなんですが、だいたい左手を小さい弾くクセがあります。
もちろんソロの場合は大部分それでバランス取れているのですけれど、連弾(セカンドパート)だったり、あとたくさんの楽器と一緒のときは、実は右手は「あったほうがないよりはいいかも」くらいの重要度の箇所も結構あり、左手こそが上のいくつものパートすべてを支えていたりするので、普通に弾いているのでは全然音量的にも足りなかったりするわけです。
今日も、ありましたねえ・・・。「左が聴こえません」
これは音量だけの問題ではなく、低音をきちっと響かせるためのタッチの問題でもあるのだと思うのです。私よくチェンバロでも指摘されるのですが、どうしても左手はツメが甘い。


あとはなんでしょうか・・
「そこは、左の和音をもっと大きく弾いて右のメロディーをそこに浮かせてください」
・・こういうことは初めていわれました。和音といっても普通の基本形のまんまのジャンとならすやつです。
そのとき私がやってみて「ああそれです・・・今のはきれいだった。いいです、それ」といわれた弾き方がどんなだったかというと、イメージとしては左の和音で右の単音をくるむというか包み込むという感じでしょうか。
ほんと難しいこといわれます。


ちょっと笑ってしまったのは、うねうねするスケールのところで
「うまいんです・・・うまいんですが・・・・もっと弾きにくそうに弾いてもらえませんか」

いや笑ってる場合ではないんです。実は私、これけっこう言われるのです。
簡単にいうとこれはまだ「弾き込み不足」の状態です。くねくねした音列をとりあえずさらってなんとか覚えてうれしがっているだけでツルツル弾くので、大変軽薄に聴こえます。
行きつ戻りつするの音列の「逡巡ぶり」を弾きながら感じ取れるくらいに練習すると、「弾きにくそうな感じ」(爆)が出てきます。



私は、弦楽器の奏法には無知なので、ほかの楽器へのアドバイスはよくわかりませんでしたけど、ベートーベンの時代の楽器をイメージし、強弱のコントラストやメロディーの歌い方をそろえて行く過程を通して、3つの楽器がいい具合に束ねられていく感じがしました。



練習終わって・・

このバイオリン奏者T氏、ピアノを始められたそうで、毎日1時間弾かれているのだそうです。
「ピアノって弾いても弾いてもうまくならないんですよね。何練習したら、いいんですか?ハノンとかチェルニーとかやらなきゃだめですか?」
・・そんなこと私にきかれてもですね。私はハノンもチェルニーもやらない困った人間で(人にはやったほうがいいよと薦めますが・・・殴)、好きな曲の難しい箇所を何ヶ月も鬼のようにさらって、それで毎日のトレーニングに代えているのだし・・
それに、私はアマチュア再会組なので・・と申しあげると、
「え?ほんとに。どれくらいやったら指動くようになりますか?一日5~6時間くらい弾いてます?」
・・・・・・・5時間も弾かないですよ。まったく弾けない日もけっこうあるし、最大弾いても4時間だと思います。


私からすると、バイオリンを弾けるかたは同じ人間と思えないくらい驚きの対象です。
だいたいスリッパひとつあごの下にはさむのに苦労するのに、なんであんなでかいものはさめるのだろうか?
しかも、弓を持つ右手なんかひじずっと浮かせっぱなしじゃないですか?四十肩にはきつすぎる・・
それに、耳元でずっと音聴いててなんで平気なのでしょうか?
ト音記号の音域ばかり弾いてて、低い音弾きたくなったりしないのか?
ひとつの楽器で、まったく同じ音が別々の弦で出るなんて面倒じゃないのか?

とか、しょうもない疑問だらけです。
だいたい、音程を自分で決めなければならないということ自体がつらすぎます。
楽器違えばなんとやら、ですね。








裏山礼賛

2008年04月21日 10時35分49秒 | 家族・友人等
おかげさまで、息子は毎日お気楽に学校に通っている。

朝は早い時は7時50分、遅いときは8時15分くらいに出れば十分だし、帰りはさっさと帰宅すれば3時15分には家に着いている。
ただ、お掃除当番があったり、図書館に行ったり、購買行動にいそしんでいると、1時間くらいは遅くなる。

授業もまだ4月だからなのだろうとは思うが、生物の先生はせっかく人体模型までもってきたのに、延々おしりの話をして終わっただとか、代数の先生は「どうすればジャンケンに勝てるか」という話を1時間して帰っただとか、そういえば大学の講義って下手すると1年間こんなんだったりしたなあ~と思うような話を毎日きく。

遊びは遊びで、地形をいかしたものというか、息子は裏山散策に余念がないし、学校には「小川族」なるものがいて、数人で小川にダムを建設中だそうだ。
ただ、この裏山には「イノシシ」がいるらしく、裏山に深く入りすぎると「ブヒッ」という声がきこえるような気がするそうだし(笑)、先生からは「小川で遊ぶのはいいが、必ず手を洗えよ。イノシシの排泄物が混じりこんでるはずだから」と注意を受けるらしい。

・・・・男子校ってこんなもんなんですかね?・・・・


私の通っていた中学にも裏山があり、体育の時は、山道を含んだコースを何周かさせられるのが常だった。
たまにはヘビが出てきていやだったし、雨上がりはツルツルすべって転んだ。
プールは事実かどうかわからないが湧き水を使ってるという話で、山のかげにあるそれはものすごく冷たく、しかもそこは「墓地をつぶして作った」という噂もあり、「遊泳中に脚がつったら霊にひっぱられてると思え」とも言われていた。

校舎はいつできたのかわからないほどの古さで、雨漏りはもちろんあったし、普通に歩いても廊下はぎしぎしいっていた。
大きな銀杏の樹もあって、シーズンになると体育の先生が洗濯機に実をいれてぐるぐるかき回し(電動と手動両方でもって)、あの臭い皮をとっていた。
・・・・・もちろん授業中にだ・・・(爆)

私のいるころは別に校内暴力もなければイジメが問題になるということもない、あとから考えると古き良き時代だった。
授業中に姿の見えない男の子がいて、「おい、○○はどこ行ったか?」と先生がきくと「ああ、山です」「そうか」・・・・で以上終わり(爆)。


なんかものすごい田舎の話みたいなのだが、一応九州の県庁所在地のそんなにハズレのほうではないところ。でもその中学校だけがいきなりタイムスリップしたような異空間であったことは否定できない。
私は小学校も、高校も、大学も山のない平らなところだったので、中学の時のこの裏山体験は今思い出しても懐かしくて仕方がない。
今の時代、裏山などというと「防犯」「安全」が問題になり、慎重な学校なら立ち入り禁止にするのではないだろうか?
ましてや息子の通っている学校は、どこまでが学校の敷地でどこからがよそなのかわからないほど、境界があいまいなところだ。
どうかこのまま、死角だらけ、蔭だらけ、のワクワクするような雰囲気を維持していただきたいと思う。

息子にも6年間、イノシシと遭遇しない程度におおいに山で遊んでほしいものだ。