オンサイトサービス作業風景

2016-11-29 10:35:43 | PC & Soft
CPUクーラー 取り付け中

 オンサイトサービスの到着予定時刻は午後2時。 その3分前というドンピシャの時間にサービスマンは到着した。

 当方はラップトップPCの作業には充分と思うサイズのテーブルを用意して置いたので、 そこで作業して頂いた。

 作業は以下の様な流れで行われた。


 事前に宅配されていた部品の受け渡し~作業環境の準備~作業前の説明~クレーム現象の確認~詳細確認~部品交換~動作確認~作業終了レポートにサイン。

1. 部品の受け渡し


 午前中に届いていた3個口のダンボール箱を手渡した。
 マザーボード、 CPU放熱フィン、 放熱ファン の3点だった。

2. 作業環境の準備

 テーブルの上に3M製品の 静電除去シート(Top写真・赤色)
 フィールドサービスキット 8501 を展開。
 
  傍らには分解する際に取り外すネジを分類格納する仕切りの付いた
 小箱を並べられた。

3. 作業前の説明

 作業開始前にHD内部データ消失の危険性に対する説明、
 ならびに、それを依頼側は了承した事を証するサイン。

4. クレーム現象の確認

 クレーム事項、 PC内部温度の高温警告を記録したログ情報を
表示させて、 確認。

 電源ON直後に特定ファンクションKeyの連打でその様なメンテナンスに必要な情報にアクセス出来る。

5. 詳細確認

 温度の数値確認、 CPUに負荷を掛けた動作(メモリーチェック)をさせながら、 温度上昇の様子をモニターしていた。

 ここまでの動作確認作業で、 高温警告表示は実際に温度が高くなり過ぎていると言うよりも、 温度検出回路の動作・設定不良であろうと結論された様だ。

6. 部品交換

 まずは、 部品交換のために分解作業。

 電池ユニットの取外し、 キーボードユニット取外し、 前面カバー取外し、HDユニット取外し、  背面カバー取外し。


ハードディスク取り外し

 緩めて外した小さなネジは仕切りの付けられたプラスチックケースに順々に保管されていった。

 キーボードユニットやプラスチック製のカバー等は先端がマイナスドライバー様になった専用の工具でコジリながら外していった。 分解手順はドキュメントが公開されているそうだが、 「壊れそうで自分ではやりたくない作業だな!」そう想いながら見物してました。

マザーボード取り出し。
ファンの除去、 CPUヒートシンク除去。

 これら3点は送付されていた箱の物と交換取り付けた。

分解手順の逆の作業で組み上げた。

7. 動作確認

 電源投入、 Windowsの立ち上がり、 インターネットアクセスなどの基本動作確認。 再度温度上昇状況の確認なども。

8. 作業終了レポート

 これは温度上昇の推移等を確認する合間に持参のiPadを使用して作成。 その書類作成支援アプリでは署名入力出来る様になっていたので、 タッチペンを使用した署名を行った。

 最後に取り外した交換部品のパッキングを行い、 受取に来る宅急便での返送を依頼された。 

 以上でオンサイト作業は全て無事に終了。
 丁度一時間の作業でした。


 作業してくれたエンジニアの方の出身地、北海道とお聞きしたので、 3時のお茶を飲みながら、 北海道で降る雪の結晶の話を聞かせてもらいました。 どうやら北海道に住んでいた人には朱鞠内付近は陸別と同様に寒さ厳しい地域として知られているそうです。「北海道だって毎日雪が降るわけじゃ無いですから・・・」その言葉を胸に 「余裕を持った日程で来年の寒い時期に北海道に出かけよう!」 と誓ったものでした。
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