柿の季節なのだから・・・

　柿が４個入っていたステンレス・バットが新たな柿でイッパイになっているのを見つけて　「また柿を買って来たんですか？」と妻が呟く。　「良いじゃねーか、　柿のシーズンなんだからさ！」　僕は心の中で大きくツブヤキ、　更に　「６個で３９８円なんてえのだから、　おれが買い物したって家計に響くことも無いだろう」　と心の中で小さく呟いてみるのだ。

　もっとも妻のつぶやきも判らないではありません。　今年作った干し柿だって、　未だ最初に手を付けた１連の１０個も喰いきらない内に、

　近所から渋柿を見つけて来て、　皮を剥いて、ベランダに設けた干場に吊るしたのですから、　「呆れ返り」、　「洗濯物を干すのに邪魔だから、　早く片付けて欲しいのに！」　と思っている事でしょうよ。