※現在休業中
前回に引き続き、五所川原郊外の原子地区にある温泉旅館を取り上げます。今回は前回紹介した「夢野温泉」の前から奥へ伸びる砂利道を進んだ突き当りに位置している「津軽富士見ランドホテル」です。
ロビーの帳場にて料金を支払います。館内は民芸調の内装に統一されているのですが、正直なところ、いま一歩センスが足りないような気がするのは私だけでしょうか。
ロビーから階段を下り、奥へ伸びる廊下を進んでゆくとお風呂の暖簾が掛かっていました。その廊下には、温泉を掘り当てたオーナーさんと思しき男性が諸手を上げて喜ぶ姿を撮った写真が飾られていました。
ホテルを名乗るだけあって、脱衣室は少々古臭いながらもかなり綺麗で整然に維持されていますが、上下方向も水平方向も、どっちを見ても内装がホワイト一色なので、その白すぎる色調は、腹も心もドス黒い私にとっては眩しすぎました。
ガラス窓に面したタイル貼りの浴室も、脱衣室同様に白色基調で統一。大きなガラス窓の向こうには津軽の誇りである岩木山が聳えています。岩木山の麓に広がる平野部は鶴田や板柳の街が点在しているので、日が暮れたら夜景が綺麗でしょうね。その窓の下に据えられているL字型の主浴槽は20人以上同時に入れそうなほど大きな容量を有しています。浴室に入った途端に塩素臭が鼻を突いたのは残念…。
洗い場にはシャワー付き混合水栓が計14基と立って使うシャワーが2基設けられており、各水栓から出てくるお湯は源泉です。一応ボディーソープとシャンプーが備え付けられているのですが、訪問時には2セットしかなく、シャワーの数に対して明らかに少ない気がします。宿泊客には別途用意されているのかな?
奥の隅っこにある湯口からお湯が注がれており、大きな湯船の満たしたお湯は、手前側の小浴槽(水風呂)付近の縁から溢れ出ています。溢れ出しこそあるものの、お湯からは塩素臭が放たれていますし、槽内吸引も行われていましたから、新鮮源泉を投入しながら循環と消毒も行なっている湯使いなのだと思われます。
お湯は無色透明でして、湯中では薄い茶色の糸くずみたいな浮遊物がユラユラしています。かけ湯するだけではっきりとわかる、まるで化粧水のようなツルツルスベスベ感が心地良く、湯加減も丁度良い具合に調整されています。循環の可能性が低い洗い場のカランから吐出されるお湯を口に含んだところ、マイルドな塩味が主役を張っており、薄い出汁味や甘味、そして重曹的な弱いほろ苦みが脇役を固めていました。食塩メインのお湯なので湯上りはベトつくかと思いきや、重曹のパワーも発揮されるためか、意外とベタつきは少なく、寧ろ清涼感すら覚えました。
ベランダのように出っ張った屋外スペースには、木の縁で3~4人サイズの四角い露天風呂が設けられており、手すりにはガラスが用いられているため、入浴しながらの眺望はある程度確保されているのですが、木が茂っているためか、湯船に浸かっちゃうと岩木山の姿を望むことができません。
こちらも隅っこの湯口からお湯が注がれており、縁の下を潜ってオーバーフローのお湯が床へ流下しているのですが、投入量と溢れ出る量が釣り合っていないため、おそらく露天風呂でも一部は循環されているのでしょう。露天風呂は40℃前後とぬるめの温度になっており、この湯加減とツルスベ浴感が非常に相性良く、つい長湯してしまいました。
湯船に浸かると見えないものの、その場で立てばちゃんと津軽富士(岩木山)を眺望できましたよ。
津軽狼野長根温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 50.5℃ pH8.1 545L/min(動力揚湯) 溶存物質3.685g/kg 成分総計3.687g/kg
Na+:1241mg(96.95mval%),
Cl-:1202mg(63.64mval%), Br-:3.9mg, SO4--:284mg(11.09mval%), HCO3-:723.7mg(22.25mval%), CO3--:42.6mg(2.66mval%),
H2SiO3:117.5mg, HBO2:15.4mg,
(おそらく源泉を投入しながら、循環も併用しており、同時に塩素系薬剤も投入されているものと思われます)
五所川原駅もしくは青森駅より弘南バスの五所川原~青森線に乗って「狼野長根」バス停下車、徒歩7分(600m)
青森県五所川原市羽野木沢隈無240-163 地図
0173-29-3260
ホームページ
※現在休業中
日帰り入浴7:00~22:00
300円
ロッカー(100円リターン式)・シャンプー類・ドライヤーあり
私の好み:★★
前回に引き続き、五所川原郊外の原子地区にある温泉旅館を取り上げます。今回は前回紹介した「夢野温泉」の前から奥へ伸びる砂利道を進んだ突き当りに位置している「津軽富士見ランドホテル」です。
ロビーの帳場にて料金を支払います。館内は民芸調の内装に統一されているのですが、正直なところ、いま一歩センスが足りないような気がするのは私だけでしょうか。
ロビーから階段を下り、奥へ伸びる廊下を進んでゆくとお風呂の暖簾が掛かっていました。その廊下には、温泉を掘り当てたオーナーさんと思しき男性が諸手を上げて喜ぶ姿を撮った写真が飾られていました。
ホテルを名乗るだけあって、脱衣室は少々古臭いながらもかなり綺麗で整然に維持されていますが、上下方向も水平方向も、どっちを見ても内装がホワイト一色なので、その白すぎる色調は、腹も心もドス黒い私にとっては眩しすぎました。
ガラス窓に面したタイル貼りの浴室も、脱衣室同様に白色基調で統一。大きなガラス窓の向こうには津軽の誇りである岩木山が聳えています。岩木山の麓に広がる平野部は鶴田や板柳の街が点在しているので、日が暮れたら夜景が綺麗でしょうね。その窓の下に据えられているL字型の主浴槽は20人以上同時に入れそうなほど大きな容量を有しています。浴室に入った途端に塩素臭が鼻を突いたのは残念…。
洗い場にはシャワー付き混合水栓が計14基と立って使うシャワーが2基設けられており、各水栓から出てくるお湯は源泉です。一応ボディーソープとシャンプーが備え付けられているのですが、訪問時には2セットしかなく、シャワーの数に対して明らかに少ない気がします。宿泊客には別途用意されているのかな?
奥の隅っこにある湯口からお湯が注がれており、大きな湯船の満たしたお湯は、手前側の小浴槽(水風呂)付近の縁から溢れ出ています。溢れ出しこそあるものの、お湯からは塩素臭が放たれていますし、槽内吸引も行われていましたから、新鮮源泉を投入しながら循環と消毒も行なっている湯使いなのだと思われます。
お湯は無色透明でして、湯中では薄い茶色の糸くずみたいな浮遊物がユラユラしています。かけ湯するだけではっきりとわかる、まるで化粧水のようなツルツルスベスベ感が心地良く、湯加減も丁度良い具合に調整されています。循環の可能性が低い洗い場のカランから吐出されるお湯を口に含んだところ、マイルドな塩味が主役を張っており、薄い出汁味や甘味、そして重曹的な弱いほろ苦みが脇役を固めていました。食塩メインのお湯なので湯上りはベトつくかと思いきや、重曹のパワーも発揮されるためか、意外とベタつきは少なく、寧ろ清涼感すら覚えました。
ベランダのように出っ張った屋外スペースには、木の縁で3~4人サイズの四角い露天風呂が設けられており、手すりにはガラスが用いられているため、入浴しながらの眺望はある程度確保されているのですが、木が茂っているためか、湯船に浸かっちゃうと岩木山の姿を望むことができません。
こちらも隅っこの湯口からお湯が注がれており、縁の下を潜ってオーバーフローのお湯が床へ流下しているのですが、投入量と溢れ出る量が釣り合っていないため、おそらく露天風呂でも一部は循環されているのでしょう。露天風呂は40℃前後とぬるめの温度になっており、この湯加減とツルスベ浴感が非常に相性良く、つい長湯してしまいました。
湯船に浸かると見えないものの、その場で立てばちゃんと津軽富士(岩木山)を眺望できましたよ。
津軽狼野長根温泉
ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩温泉 50.5℃ pH8.1 545L/min(動力揚湯) 溶存物質3.685g/kg 成分総計3.687g/kg
Na+:1241mg(96.95mval%),
Cl-:1202mg(63.64mval%), Br-:3.9mg, SO4--:284mg(11.09mval%), HCO3-:723.7mg(22.25mval%), CO3--:42.6mg(2.66mval%),
H2SiO3:117.5mg, HBO2:15.4mg,
(おそらく源泉を投入しながら、循環も併用しており、同時に塩素系薬剤も投入されているものと思われます)
五所川原駅もしくは青森駅より弘南バスの五所川原~青森線に乗って「狼野長根」バス停下車、徒歩7分(600m)
青森県五所川原市羽野木沢隈無240-163 地図
0173-29-3260
ホームページ
※現在休業中
日帰り入浴7:00~22:00
300円
ロッカー(100円リターン式)・シャンプー類・ドライヤーあり
私の好み:★★
こちらは、2014.09.01 から休業中のようですね。
成分表を撮ってありましたら、配信頂けると幸いです。
後程メールでお送りいたしますので、ご確認ください。