白老といえばアイヌのポロトコタン(アイヌ民族博物館)が有名ですが、その傍にポロトの名前を冠する日帰り温泉浴場があるので行ってみました。
白老駅を出てから改札を背にして左に回ると人専用の跨線橋がかかっているので、それで駅の反対側へ出ます。駅の裏手にある製材所をかわして広い道(公園通り)に出たら、そこを右折して公園通りを東進。やがて左手に公園が広がってきます。
そしてポロト公園入口の十字路を左に曲がり、公園構内に入て真っ直ぐ進むとその突き当たりに一軒の緑色の屋根が見えてきます。それがポロト温泉。
温泉は風光明媚なポロト湖畔に建っています。訪れた2月某日、湖面は結氷しており、その上を子供たちがスケートしたり、あるいは親子でキャンプしたりと、北国ならではのアウトドアを楽しんでいました。
さて館内に入ってみましょう。一見すると湖畔に建つロッジのような佇まいですが、内部は結構草臥れており、相当古い建物であることが伺えます。建物中央に玄関があり、玄関に向かって右側にはかつて食堂があったようですが、いまでは使われている形跡が見られずデッドスペースになっているようです。
受付で直接現金を支払います。浴室は受付から左手に伸びる廊下を進んだ奥です。
脱衣所は元々何らかの部屋だったところを全て取っ払ってイスだけを置いたような空間でした。妙にガランとしています。一応棚もあるのですが、棚が設置されているのは浴室入口の狭い一角のみなので、常連さんは荷物をカゴに入れ、このガランとしたスペースの床へ直にカゴを置いていました。
男女別の浴室には10人サイズの長方形の浴槽がひとつずつあるのみ。シャワー付き混合栓は6基用意されており、お湯は源泉が出てきます。
浴槽のお湯は、窓側の湯面下の側面から投入されています。加温加水などは一切無い掛け流しで、浴槽の縁から静かにオーバーフローしています。湯口から出てくるお湯はやや熱く、湯船の湯加減もちょっと熱め。それゆえか、湯船に入る人はすぐに出てしまい、結構回転が早めです。
なお浴槽は中央から女湯側へちょっと寄ったところの底が一部だけ若干浅くなっているのですが、どんな意味があるんでしょうか。
濃い紅茶色の典型的なモール泉で、浴槽中の段すら見えないほど濃い色です。カランのお湯を桶に汲むだけでもお湯の色がはっきりわかり、そして沈殿物・浮遊物の混入も確認できます。分析表には誇らしく「腐植質」と記されていますが、まさにこれがその腐植質(フミン質)でしょう。もちろん浴槽内にもたくさん浮遊しています。
モール臭はそんなに強くないものの明瞭に香り、ガスのような匂いも混じっているようです(分析表に天然ガス付随と表記されているので、その臭いだと思います)。モール独特の風味+重曹味+甘さ+微ほろ苦さがミックスされた味。ヌルヌル感を伴うスベスベツルツル浴感でとっても気持ちよい肌触り。美人の湯ですね。熱めのお湯なので結構火照りますが、陽イオンはNaが93.11mval%、陰イオンはHCO3が68.30mval%という重曹型の成分構成なので、重曹のおかげか湯上りはベタつかずにとっても爽快でした。
温泉水を持ち帰る方も多いようで、このようにPETボトル持参の常連さんが多く目立ちました。
施設はあまり冴えませんが、お湯は掛け流しのモール泉で、とっても爽快な浴感が楽しめました。穴場ですね。
アルカリ性単純温泉 47.4℃ pH8.8 湧出量不明(動力揚湯) 溶存物質0.767g/kg 成分総計0.768g/kg(腐植質4.0mg/kg 天然ガス付随)
JR室蘭本線白老駅より徒歩10分弱
北海道白老郡白老町若草町2-2-4 地図
0144-82-2355
11:00~20:00(冬季は19:00まで)
400円
シャンプー類あり、他なし
私の好み:★★★
白老駅を出てから改札を背にして左に回ると人専用の跨線橋がかかっているので、それで駅の反対側へ出ます。駅の裏手にある製材所をかわして広い道(公園通り)に出たら、そこを右折して公園通りを東進。やがて左手に公園が広がってきます。
そしてポロト公園入口の十字路を左に曲がり、公園構内に入て真っ直ぐ進むとその突き当たりに一軒の緑色の屋根が見えてきます。それがポロト温泉。
温泉は風光明媚なポロト湖畔に建っています。訪れた2月某日、湖面は結氷しており、その上を子供たちがスケートしたり、あるいは親子でキャンプしたりと、北国ならではのアウトドアを楽しんでいました。
さて館内に入ってみましょう。一見すると湖畔に建つロッジのような佇まいですが、内部は結構草臥れており、相当古い建物であることが伺えます。建物中央に玄関があり、玄関に向かって右側にはかつて食堂があったようですが、いまでは使われている形跡が見られずデッドスペースになっているようです。
受付で直接現金を支払います。浴室は受付から左手に伸びる廊下を進んだ奥です。
脱衣所は元々何らかの部屋だったところを全て取っ払ってイスだけを置いたような空間でした。妙にガランとしています。一応棚もあるのですが、棚が設置されているのは浴室入口の狭い一角のみなので、常連さんは荷物をカゴに入れ、このガランとしたスペースの床へ直にカゴを置いていました。
男女別の浴室には10人サイズの長方形の浴槽がひとつずつあるのみ。シャワー付き混合栓は6基用意されており、お湯は源泉が出てきます。
浴槽のお湯は、窓側の湯面下の側面から投入されています。加温加水などは一切無い掛け流しで、浴槽の縁から静かにオーバーフローしています。湯口から出てくるお湯はやや熱く、湯船の湯加減もちょっと熱め。それゆえか、湯船に入る人はすぐに出てしまい、結構回転が早めです。
なお浴槽は中央から女湯側へちょっと寄ったところの底が一部だけ若干浅くなっているのですが、どんな意味があるんでしょうか。
濃い紅茶色の典型的なモール泉で、浴槽中の段すら見えないほど濃い色です。カランのお湯を桶に汲むだけでもお湯の色がはっきりわかり、そして沈殿物・浮遊物の混入も確認できます。分析表には誇らしく「腐植質」と記されていますが、まさにこれがその腐植質(フミン質)でしょう。もちろん浴槽内にもたくさん浮遊しています。
モール臭はそんなに強くないものの明瞭に香り、ガスのような匂いも混じっているようです(分析表に天然ガス付随と表記されているので、その臭いだと思います)。モール独特の風味+重曹味+甘さ+微ほろ苦さがミックスされた味。ヌルヌル感を伴うスベスベツルツル浴感でとっても気持ちよい肌触り。美人の湯ですね。熱めのお湯なので結構火照りますが、陽イオンはNaが93.11mval%、陰イオンはHCO3が68.30mval%という重曹型の成分構成なので、重曹のおかげか湯上りはベタつかずにとっても爽快でした。
温泉水を持ち帰る方も多いようで、このようにPETボトル持参の常連さんが多く目立ちました。
施設はあまり冴えませんが、お湯は掛け流しのモール泉で、とっても爽快な浴感が楽しめました。穴場ですね。
アルカリ性単純温泉 47.4℃ pH8.8 湧出量不明(動力揚湯) 溶存物質0.767g/kg 成分総計0.768g/kg(腐植質4.0mg/kg 天然ガス付随)
JR室蘭本線白老駅より徒歩10分弱
北海道白老郡白老町若草町2-2-4 地図
0144-82-2355
11:00~20:00(冬季は19:00まで)
400円
シャンプー類あり、他なし
私の好み:★★★
いつも貴兄の鋭いコメントに感心しています。
記事に掲載してある、温泉成分表(の写真)をお送り願えますか?
黄金温泉に続いてですが、宜しくお願いします。
お世話になっております。さきほどメールを送信させていただきました。宜しくお願い申し上げます。